ウルトラマンコスモス、正論言われた!エリガル、カオスエリガル!
はい皆さん、筆者です。
美味しんぼってマンガありましたよね。
グルメマンガで、主人公がどんなに美味しいもん用意しても、父親がよりスゴイ料理を出して、いつもやり込められるというのがお決まりで。
でその父親はいつも厳しい正論を叩きつけるんですが、ウルトラマンでもそれが拝めるとは思いませんでした。
今回は、ウルトラマンコスモスが敵である光のウイルス、カオスヘッダーに正論をぶつけられるエピソードの怪獣、エリガルとカオスエリガルに関して振り返っていこうと思います。
ではスタート!
エリガル、データ
「毒ガス怪獣エリガル」。
今ダーウィンが来たで「ツチブタ」と言う動物を紹介してるけど
パッと見ウルトラマンコスモスに登場した「エリガル」に似てたから
エリガルのデザインモチーフはツチブタなんなんだと、思った日曜朝 pic.twitter.com/VvrOZaTIFx— MONO-MANE (@Sin_monomaneT) May 29, 2021
身長、54メートル。
体重、5万8000トン。
出身地、山陸地方。
ウルトラマンコスモス第28話「強さと力」に登場した、以前に怪獣保護チーム、EYESが保護に失敗した怪獣です。
武器は毒ガスです。
エリガルの概要
コスモス都合よくいつもこれですが、例によっておとなしい怪獣で、ツチブタに似た外見です。
コスモスの怪獣いつもこれですが、攻撃性は低い怪獣です。
ただし、危険が及ぶと両肩の噴射腺から毒ガスを発射する性質を持っています。
何故か焦っているムサシ
三陸地方K3エリアで、以前EYESが保護に失敗した怪獣、エリガルが出現しました。
ただこれ、過去の個体がEYESの攻撃で死亡したかどうかハッキリ描かれていないので、「全く同じ個体」なのか「同じ種族の別個体」なのかは不明です。
今回のエリガルは、もがいて苦痛を示して出現しました。
何故か怪獣を保護するのに、もっと強い力を、もっと強い力をと焦っているムサシ。
武力鎮圧するしかなかった過去があるため、EYESは捕獲作戦に乗り出します。
EYESは粘着弾を使い、肩の噴射腺を塞いでガスを抑え込む作戦を開始。
武器が失われたところに麻酔弾を撃ち込みましたが、肝心の麻酔が効かず、逆に凶暴化させてしまいます。
何が起こった
エリガルの喉元には光のウイルス、カオスヘッダーの存在がありました。
エリガルはカオスヘッダーに感染していましたが、強い免疫力で侵食を抑え込んでいたのです。
地上に出現したのはその防御に苦痛を覚えたからで、麻酔で凶暴化したのは、麻酔が逆にカオスヘッダーへの抵抗を弱くしてしまったせいでした。
EYESのミスでカオスヘッダーの侵食は悪化、エリガルは口からもガスを吐くようになりました。
しかも、そのガスも神経毒から金属を腐らせる腐食毒にパワーアップ。
ムサシは粘着弾でガスを封じようとしますが、被弾してウルトラマンコスモスに変身。
罪を犯したウルトラマン
コスモスは、異物分離光線、ルナエキストラクトでカオスヘッダーをエリガルから切り離そうとしますが、エリガルはそれを跳ね返し、コスモスを圧倒します。
カオスヘッダーは、これまでの戦いでコスモスを分析していました。
それによって進化したカオスヘッダーには、分離光線など敵ではなかったのです。
怪獣保護のために、もっと強い力をと焦るムサシ。
コスモスはコロナモードに変身し、エリガルを強引にパワーで叩き伏せると、より強力な分離光線、コロナエキストラクトを最大出力で叩き込み、カオスヘッダーを分離させました。
コロナモード…!本編さながらのパワフルで力強いバトルでした…!めちゃくちゃかっこよかった!!
#ウルトラマンコスモス
#ウルスタ pic.twitter.com/VN1Ohy7i1B— コスもん (@0115_hikaru) April 11, 2024
分離されたカオスヘッダーは、凶悪怪獣カオスエリガルの姿に結集しますが、コスモスはそれを容易く粉砕。
昨日のガッチャードを見てコスモスのカオスエリガルの回を思い出した。 pic.twitter.com/Jh1T8MGnVp
— プータロス@特撮大好き (@42IeCh0rMB42410) May 20, 2024
ですが、カオスヘッダーから切り離され、助かったはずのエリガルは、免疫系の消耗による体力の低下とコスモスに叩きのめされたせいで、そのダメージによって死亡してしまいました。
力は、優しさを消してしまうのでしょうか。
まあ自分の行いを「優しさ」と言ってはばからない奴にロクなのはいませんが。
以降、コロナモードはコロナエキストラクトを使わなくなりました。
エリガルⅡ
ウルトラマンコスモス第63話「カオス激襲」に登場したエリガルです。
コスモスが前に殺してしまったエリガルの同族です。
山中に眠っていたが、カオスヘッダーが集結している「P87ポイント」への、EYESと統合防衛軍による総攻撃を察知したカオスヘッダーが、エリガルを出現させました。
カオスヘッダーに侵食され、カオスエリガルⅡとなったエリガルは、EYESへの人質として暴れます。
しかし、エクリプスモードに変身したコスモスの細胞組織変化ビームで毒ガスを出さない体に変化させられます。
ウルトラマンコスモス
エクリプスモード#ウルトラフィギュア改造同好会 #ウルトラアーツ #ウルトラマンコスモス pic.twitter.com/fUno7rCvrL— 吼吼溅 (@hohoken_z) July 3, 2023
そして、コズミューム光線でカオスヘッダーを分離されて元の姿に戻りました。
カオスヘッダー一世一代の正論
しかし、エリガルから分離されたカオスヘッダーはコスモスにこう問います。
「我々は我々のために、怪獣の体を変えた。お前は人間のために、怪獣の体を変えた。それのどこが違う?どこが悪い?」
コスモスは、何を言い返すこともできませんでした。
この何も言い返せないコスモスの姿は、怪獣を人類の管理下に置き、奇跡というお題目で都合が良い光線ばかり出て、怪獣の生体を変えてでも人間の愛玩動物に貶めて、どこまでも人間に都合よく展開していくウルトラマンコスモスというシリーズへの、スタッフの反発そのものではなかったでしょうか。
エリガルあれこれ
カオスエリガルは、ウルトラマンガイアのオリジナルビデオに登場した根源破滅海神ガクゾムの改造です。
その後のエリガル
「ウルトラマンサーガ」では遊星ジュランでエリガルが繁殖している姿が見られます。
ちなみにソフビ人形で表現したそうです。
ウルトラマンコスモス、エリガル、カオスエリガルまとめ
ということで、今回はエリガルを振り返りました。
人間の都合に振り回される悲劇の怪獣というのは多いのですが、主人公の個人的な都合で運命を振り回されるというのは貴重ですね。
悪い意味で。
それでは(@^^)/~~~
コメント