ウルトラマンティガ、うたかたの夢、バクゴン!
はい皆さん、筆者です。
ここんとこ妙にストレスが溜まる夢ばかり見ています。
寝る体勢が悪いのか、睡眠薬が効きすぎているのか。
今回は「夢」から生まれた怪獣、バクゴンを振り返っていこうと思います。
ではスタート!
ウルトラマンティガ、バクゴン
体重ゼロ。
出身地、イクタカツマの夢。
登場したエピソード、ウルトラマンティガ第40話「夢」。
監督、実相寺昭雄。
ではどういうエピソードだったのか、紹介していきます。
イクタカツマ
ごく平凡な設計技師、イクタカツマの失恋から、この事件は始まりました。
オペラオタクのイクタは、恋人のトモコをコンサートに誘いますが、すげなく断られただけでなく、仕事が忙しいという理由で一方的に別れを告げられます。
やけ酒を煽っての帰り道ではマンホールに落下して散々でした。
CDでオペラを聴き、眠りに落ちます。
そして夢の世界に旅立った時、周囲に謎の宇宙線、モルフェウスDが降り注ぎます。
この宇宙線は、人間の意識を現実化させる作用があります。
厳密には、眠っている人間の脳波に反応し、夢が現実化されるというものです。
街には、白黒の怪獣が出現しました。
街を闊歩する怪獣。
特殊捜査チームGUTSが出動しますが、怪獣はどこか現実感を欠いた様子で進み、そして夜明けと共に消滅しました。
夢とのシンクロ
イクタは、自分が怪獣の中にいて、元恋人、トモコに襲いかかる悪夢を見ていました。
その夢もあり、昨日の失恋を引きずったまま出勤したので進捗が悪く、上司から風邪と思われて帰されます。
作成中の家の設計図には、びっしりと「トモコ」の字。
すっかり傷心している様子です。
医者から勧められ、オカマ風の心理カウンセラー、ドクトルチヒロの診断を受けるイクタ。
怪獣の夢を見たことを話し、その怪獣の絵を描いて見せたところ、失恋した、と一発で見破られます。
治療法を渇望するイクタに、チヒロはお香とCDのセット十万円を売りつけました。
ウルトラマンティガの空振り
その夜、ウルトラマンティガのお面を被り、チヒロの安眠CDを聴くイクタ。
しかしそれも、チヒロがひたすら羊の数を数えるというだけのボッタクリ商品です。
誰も彼も自分を騙す。
苛立つイクタは、十万円するそのCDを投げ捨て、オペラを聴いて眠ることに。
夢の中で怪獣となったイクタは、トモコのマンションへ進撃します。
それに呼応して、現実世界にも怪獣が出現。
少し色が着いた怪獣には、微量なエネルギー反応がありますが、GUTSの攻撃はすり抜けてしまいます。
更に、怪獣の吐いた火炎で戦闘機、ガッツウイングが撃墜。
ダイゴ隊員はウルトラマンティガに変身しますが、その攻撃もすり抜けて無力です。
ティガもGUTSも何もできないまま、朝が来て怪獣は消滅しました。
怒りのイクタ
GUTSは宇宙線、モルフェウスDによって誰かの夢からバクゴンが生まれたと理解し、脳波探知機によって発信源を探します。
連日の夢でうつらうつらしていたイクタですが、新聞に、昨夜出現した怪獣の写真が載っていました。
その姿は、自分が毎晩、夢で見ている怪獣そのものでした。
怪獣騒ぎが自分のせいだと分かったイクタは、トモコのマンションに行きます。
もう一度のお付き合いを頼むイクタですが、そこにはもう別人が住んでおり、トモコはフィアンセと杉並の方に引っ越した、と告げられます。
トモコが自分から離れたのは、仕事が忙しいせいではなく、新しい男ができたためだった、と理解してイクタは激怒。
ルームランナーで徹底的に体を疲れさせ、爆睡して夢を見、怪獣となってトモコに復讐の牙を剝きます。
打倒法
完全にカラーとなって、より強化された怪獣が出現。
スペイン帰りの胡散臭い青年、カルロスと共に逃げ惑うトモコ。
二人が入ったマンションには、ドクトルチヒロも入居していました。
質量の無い怪獣ですが、通過したところには爆発が起きるので放っておけません。
GUTSのレーザー攻撃が一切通用せず、ウルトラマンティガの力でも無力、という状況。
ダイゴ隊員は、敵前逃亡を思わせる形で、装甲車両デラムの中で眠ると、夢の世界でウルトラマンティガに変身し、バクゴンと同じ存在になって戦います。
今度は攻撃が当たります。
一方、GUTSのムナカタ副隊長らは、怪獣を操っている脳波の発信源を特定。
ティガは、ハンドスラッシュとタイマーフラッシュスペシャルの光線連続攻撃で、ようやくバクゴンを倒しました。
イクタのアパートでは、ムナカタ副隊長がノックの連打でドアを破壊します。
引きずり出されて絶望したイクタ。
「夢ぐらい見させて下さいよ、せめて夢ぐらい」
そう言って連行されました。
可愛がってあげる
バクゴンが倒され、事件は解決。
ティガは飛び去り、現実世界に戻ってきたダイゴ隊員の通信機が鳴っています。
出てみると、相手はイルマ・メグミ隊長で、敵前逃亡したことに関して「たっぷり可愛がってあげる」との恐ろしいお言葉。
現実が嫌になり、ついついダイゴも夢に逃げるのでした。
バクゴンいろいろ
獅子舞のような面構えに、両手が動物のパペットのような形状。
胴体や背中は、ドクトルチヒロのマンションの外装がモチーフです。
実相寺昭雄
このエピソードと、同じくティガのエピソード「花」は、初代ウルトラマン、ウルトラセブンで辣腕を振るった鬼才、実相寺昭雄氏の監督作品です。
どちらも現実と夢の境が曖昧になる幻想的な映像が特徴です。
ウルトラマンティガ、バクゴンまとめ
ゲーム作品でティガの技にタイマーフラッシュスペシャルがあると、大体このエピソードでのポーズが採用されます。
あんまり使ってないですからね。
ウルトラマンレオのシューティングビームもやたらサタンモア戦のアクションが使われる。
それでは(@^^)/~~~


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