初代ウルトラマン!急に出てくんな、ケロニア!

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初代ウルトラマン、いきなりクローゼットから出てくるな、ケロニア!

はい皆さん、筆者です。

今回は初代「ウルトラマン」に登場したホラー調の怪獣、ケロニアに関して振り返っていこうと思います。

ではスタート!

ケロニア、データ

「吸血植物ケロニア」。


身長50メートル。

体重1万トン。

出身地、南米。

武器、念力、体内電流、目からの光線。

南米、アマゾンで発見された「歩く吸血植物」ケロニアが20年間で急成長、人間の血がいちばん美味いことを発見し、人間征服に乗り出しました。

来たのは誰だ

科学特捜隊日本支部に、ゴトウ隊員という人物が来訪しました。

ゴトウ隊員は科学特捜隊ボリビア支部の特派員で、科学特捜隊隊員だった父親と共にボリビアに渡りましたが、父親が殉職したためボリビア支部で働いていたということでした。

ムラマツキャップによると、ゴトウ隊員は今後、日本支部の隊員になるということです。

今後の予定や泊まる場所などを呑気に話し、タバコに火を着けようとするムラマツキャップ。

しかし、ライターもマッチもすぐに火が消えてしまいます。

とりあえず宿泊室に案内されるゴトウ隊員ですが、そこで、フジ隊員にこの建物の材質を聞きます。

ただの鉄筋コンクリート、と答えるフジ隊員ですが、ゴトウ隊員は、その鉄筋に特殊な合金が含まれている、と口にします。

部屋に着いたゴトウ隊員は、すぐさまフジ隊員を追い払うと、カーテンを閉め、自分に謎の注射をして、謎の機械で謎のシグナルを聞く不可解な行動を連発します。

巨大植物

イデ隊員が基地のコントロールチェンバーを見てきましたが、基地の空調に異常は無く、結局、なぜ火が着かないかは不明のままです。

フジ隊員が、ゴトウ隊員に基地の材質を聞かれたことを話すと、ムラマツキャップは一気に警戒。

科学特捜隊基地には、外部からの敵の攻撃を防ぐため、あらゆる熱線、光線を阻止する特殊な合金が加えてあることを隊員たちに語ります。

これは合金の成分が敵に漏れた場合、基地の防御がゼロになってしまうため、トップシークレットです。

そのトップシークレットを軽々しく口にするゴトウ隊員は臭い、と考えるムラマツキャップ。

ボリビア支部に連絡してゴトウ隊員の身元を当たろうとしますが、そのボリビア支部との連絡が取れません。

更に、高良市という場所には全長2メートルの未知の植物が発芽したという報告が入り、調査に向かうことに。

確かに、街の至る所に緑色のキノコのような植物が確認できます。

植物学者の二宮博士に意見を聞きに行ったハヤタ隊員たち。

二宮博士は、自分の唯一の恩師が20年前にアマゾンで発見した、ケロニアという植物との関連性を語ります。

ケロニアは、自ら移動することができ、強力な力で動物をマヒさせ、その血を吸って栄養源にしている、ということでした。

その発見者の名は、ゴトウジロウでした。

フジ隊員は、怪しいゴトウ隊員の謎を探ろうと宿泊室に入ります。

コードが無い、電源不要の謎の機械を発見するフジ隊員ですが、その時、クローゼットが開き、中から植物的な怪人が出現します。


植物人間が目から放つ怪光線を浴び、気絶するフジ隊員。

正体の暴露

ケロニアと関係があることがもう丸分かりのゴトウ隊員ですが、飄々とハヤタ隊員らの質問をかわします。

しかし、ゴトウ隊員が触れた例の機械に電源が入り、いよいよ誤魔化せなくなってきました。

それでも「接触不良」と言い張るゴトウ隊員。

そのゴトウ隊員を部屋から追いやり、ハヤタ隊員は彼のスーツケースを開けます。

そこには、小型の怪植物がうごめいていました。

その破片を頂戴し、二宮博士に届けるハヤタ隊員。

やはりモノはケロニアで、20年前に比べて遥かに進化していました。

ケロニアは、人間の血が最もうまいことを発見し、人間征服の野望を持ったのです。

高良市にケロニアを繁殖させたのもゴトウ隊員でした。

謎の機械から指令を受け、二宮博士の抹殺に赴くゴトウ隊員。

研究室に入り、植物人間の正体を見せますが、ハヤタ隊員に阻止されて巨大化します。

巨大ケロニアは、目からの光線で近所を破壊して回ります。

更に南米から、大量のケロニアが乗った円盤、エアシップコンビナートが日本へ接近していました。

ウルトラマンvsケロニア

防衛軍の戦車砲の攻撃も巨大ケロニアには通用せず、光線で爆破される一方。


科学特捜隊は、戦闘機ビートルに乗り込み、エアシップの撃墜に出動します。

ハヤタ隊員はウルトラマンに変身しますが、巨大ケロニアにはスペシウム光線すら通用しません。


エアシップは数が多く、ジェットビートルの搭載火力では限界がある状況。

ウルトラマンは、ケロニアにドロップキックを見舞うと、拳から渦状の光線を放つ新技、ウルトラアタック光線を発射します。


この攻撃で全身が高熱に包まれたケロニアに、トドメの念力を放つウルトラマン。

爆発四散するケロニア。

ただちにウルトラマンは空へ飛び、スペシウム光線でエアシップを全滅させました。

血を吸って身を肥やす

フジ隊員は回復。

電源の無い機械は、彼らの通信機で、ケロニアは自分の体内に作った電気でこれを動かしていました。

高良市のケロニアも焼却処分がされ、細かく砕くとたいへんよく燃えることから、近隣住民が燃料として喜んで持って帰ったということです。

ケロニアは非常に燃えやすいという弱点があるため、生前は精神感応で火を消していました。

だからムラマツキャップのタバコの火が着かなかったのです。

しかし、植物がなぜこんな高度な文明を持ったかは全く謎。

二宮博士は、「いくら高度に発展しようと、血を吸って身を肥やすのはもはや文明とは言えない」と、資本主義の残酷さを皮肉ったように語りました。

ウルトラファイトでのケロニア

新撮エピソードによく登場しますが「ケロニヤ」と誤字されています。

ウルトラアタック光線

この話でしか見られないのがウルトラマンのウルトラアタック光線です。

これは、スペシウム光線すら通じないケロニアを倒したウルトラマン最強の必殺技、とする書籍もあれば、ケロニアの熱に弱いという弱点を狙うのに適した超高熱光線、とする書籍もあり、どちらなのかは不明です。

スペシウム光線も50万度あるハズなのですが。


その後、映画、大怪獣バトルウルトラ銀河伝説で、ウルトラマンがスペシウム光線も通じないアントラーを倒すのに使っているので、どうやらスペシウムより強い、という解釈が強いようです。

ウルトラマン、ケロニアまとめ

ホラー調の展開、この話でしか見られない最強必殺技と、高年齢層向けの娯楽編という印象がありますね。

それでは(@^^)/~~~

 

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