ウルトラマンティガ、なぜこいつが最優秀賞怪獣?虹色怪獣タラバン!
はい皆さん、筆者です。
今回は、何故かデザインコンテスト最優秀賞になってしまったウルトラマンティガの怪獣、タラバンについて語っていこうと思います。
ではスタート!
タラバン、データ
「虹色怪獣タラバン」。
身長40メートル。
体重4万トン。
出身地、宇宙。
ウルトラマンティガ「いざ鎌倉!」に登場した、周囲の景色に溶け込んで姿を隠す宇宙怪獣です。
オレは見た
相模湾近くで写真店を営む酒浸りのオヤジ、星野ウマジロウが、今回の主人公です。
ガッツ石松さんが演じるこの人物は、ずっと江ノ電の写真を撮り続けていましたが、ある日、海の向こうに巨大な目玉を発見。
ちょうど相模湾でも隕石が観測されたため、特殊捜査チームGUTSに通報しますが、GUTSの機材でも怪獣を探知することができません。
星野のカメラもちょうどフィルムが交換中だったので撮影できませんでした。
物的証拠が全く無いため、星野の妄言と判断され、GUTSは撤退します。
星野には、長年カメラで江ノ電を撮ってきたプライドがあり、怪獣を見たことを確信していました。
妻を早くに亡くし、酒浸りで、父子家庭の星野。
その息子、星野マサトは父親に複雑な感情を抱いていました。
二つの事件
その頃、宇宙ステーション・デルタは巨大な宇宙生物の声を観測していました。
GUTSのムナカタ副隊長、シンジョウ隊員たちは、この宇宙生物と江ノ島の事件とは無関係と考えていました。
しかしダイゴ隊員、レナ隊員は、星野の長年の経験やカンが、先端技術の観測機より上回ることもあると考え、再び江ノ島へ向かいます。
星野家の受難
GUTSを呼んで騒ぎを起こしたことで星野ウマジロウもからかわれ、嘘つきの子供ということで、星野マサトはいじめられていました。
ウマジロウは何度と無く怪獣を目撃していましたが、その都度アクシデントに見舞われ、撮影することができません。
イジメから助けてくれたダイゴ隊員、レナ隊員と和解した星野マサトは、二人と父親を会わせます。
GUTSに不信感ばかりのウマジロウでしたが、ダイゴ隊員、レナ隊員の、人間の直感を信じる言葉に救われ、心を開くことになります。
しかし、マサトは軽い反発から家を飛び出してしまいます。
神社に来たマサトは、父親が酒をやめることを神様にお祈りしていました。
そのまま境内で寝てしまいますが、翌朝、巨大な目玉がマサトといっしょに寝ていました。
タラバン出現
マサトを迎えに行ったウマジロウは江ノ電の警笛を聞き、怪獣が出現する時には必ず江ノ電の警笛が聞こえていることに気づきます。
神社に到着してみると、マサトが巨大な目玉に追いかけられていました。
ダイゴ隊員が二人を救出しますが、ついに虹色の貝殻を背負った怪獣、タラバンが姿を現しました。
溶解液を吐いて街で暴れるタラバン。
タラバンは保護色で周囲の景色に紛れて姿を隠す能力を持っていたので、ウマジロウのカメラにも捉えられなかったのです。
ウルトラマンティガvsタラバン
GUTSは戦闘機、ガッツウイング二号で出撃し、ダイゴ隊員もウルトラマンティガに変身します。
その頃、GUTS本部では、ステーション・デルタが観測した宇宙生物を分析。
その声は、ある音に似ていました。
江ノ電の警笛です。
地球にいるタラバンは、江ノ電の警笛を、お母さんの声と勘違いしていたのです。
そこでティガは、宇宙でも音が響く特殊な光線を江ノ電に浴びせると、その車両でタラバンを宇宙に誘導します。
ティガを追って宇宙に来たタラバン。
そこに、身長200メートル、体重20万トンの親タラバンが出現します。
母親と無事に再会できたタラバン。
親子怪獣は宇宙へ去っていき、事件は解決しました。
そしてレナ隊員は、平和になった街でダイゴ隊員に聞きます。
「でもどうしてダイゴはいつも、ティガに会えないんだろうね?」
「運が悪いんじゃん?」
サラッと流すダイゴ隊員でした。
タラバンあれこれ
このタラバンは、視聴者公募の怪獣デザインコンテスト最優秀賞の「虹色でんでんわに」がベースです。
しかし、この虹色でんでんわに、ドラえもんに出てくる宇宙生物「でんでんわに」ほぼそのままなので、何でこれが最優秀賞なのかと当時のオタクの皆さんが怒ったとか。
また、江ノ電が重要なキーワードになるエピソードですが、これも当時の社長だった円谷一夫氏が江ノ電ファンだったため、だそうです。
ウルトラマンティガ、タラバンまとめ
全52話中の第46話という終盤の話にしては、やたらと牧歌的ですが、デザインコンテストというイベントありきの話なので仕方ないですね。
それでは(@^^)/~~~
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