ウルトラマンティガ!怪獣が出てきたシーリザー!

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ウルトラマンティガ!ジャーナリストが見た、怪獣が出てきた日、シーリザー!

はい皆さん、筆者です。

ニューネッシーってご存知ですか?

ニュージーランド沖で日本の漁船が釣り上げた謎の生物の水死体で、そのフォルムが首長竜にしか見えなかったもので、すわ恐竜の生き残りか!と大いに話題になったものです。


後の鑑定で、腐ったウバザメの死体なのがほぼ確定してしまったのですが。

ウバザメの大きな顎が腐って落ちたので、首長竜のような形状になってしまったようです。

今回は、そのニューネッシーからインスパイアされたであろう怪獣、ウルトラマンティガのシーリザーを振り返っていこうと思います。

ではスタート!

テレビを点けている適当なジャズバー

牛乳を飲む特殊捜査チームGUTSのムナカタ副隊長と、そのムナカタと一緒にジャズバーで酒を飲んでいた記者の小野田は、テレビのニュースから、海岸に謎の生物の死体が漂着したことを知ります。

ムナカタが飲んでいるのが酒じゃなさそうなのが、少し気になった小野田。

ムナカタと小野田は、互いに互いの素性を知らないフリをしていましたが、ムナカタは即座にバーを離れ、現地入りします。

怪獣の死体は腐乱しており、強烈な悪臭を放っていました。

これに合わせ、ここ最近の怪獣災害に関する街頭インタビューがテレビで放送されていますが、見事に誰も彼も無責任で他人事です。

GUTS司令室を訪れた地球平和連合TPCのサワイ総監は、イルマ隊長に、直ちに怪獣の死体を焼却する命令を下します。

とてつもない悪臭で、地元住民が耐えられないようです。

悪臭で63人が病院に運び込まれ、意識不明患者まで出ている始末。

GUTSは、怪獣の死体を運ぶために、戦闘機ガッツウイング2号にワイヤーを接続し、吊り上げる作戦を開始します。

作戦に緊張するレナ隊員に、ダイゴ隊員は「吊り上げるのは得意。ぬいぐるみとかウィーン」とジョークをかまし、緊張をほぐします。

そして現地にガッツウイングが入り、怪獣の死体にアンカーが突き刺さりました。


しかし、体が裂けて失敗。

死体は落下します。

そして、怪獣は復活しました。

ゾンビ怪獣シーリザー

生命反応の無いまま進行するゾンビのごとき怪獣、シーリザー。

狙いはどうやらガスタンク。

コンビナートへ向かうシーリザーに、ガッツウイングがミサイルを撃ち込みます。

しかし、そのミサイルも寒天質の怪獣の体表に突き刺さり、吸収されてしまいます。

ゲップのように毒ガスを吐く怪獣。

とりあえず進行コースは変えられました。

その現場では、小野田がGUTSの作戦推移を見守っていました。

テレビでは相変わらず他人事の人々、無責任な有識者のGUTSを批判する辛辣なコメント。

怪獣が暴れている今、そんなことを言っている場合ではない。

苛立つ小野田。

怪獣攻撃作戦

浄水場へ向かう怪獣に対し、ムナカタは次の作戦を立てます。

腐った体表を超音波で乾燥させ、ミサイルで爆破する作戦です。

浄水場でアルミジャマーが巻かれ、そこに超音波が発振されます。

電子レンジと同じ効果で高熱に晒される怪獣。

その表皮から、飲み込んだミサイルがせり出し、落下しました。

大爆発に飲まれるシーリザー。

その炎の中から現れたシーリザーは、腕の炎を慌てて消します。

基地のヤズミ隊員から、ムナカタへ新情報がもたらされます。

怪獣の体組織は、吹き飛ばしても再生するというものです。

それではミサイルの意味がありません。

ここで気づくムナカタ。

今、怪獣は火を避けた。

GUTSはムナカタの指揮で、次の作戦に移行します。

コンビナートの管理会社と交渉し、液化天然ガスのタンクを空輸します。

焼き尽くす

サワイ総監からは無茶と言われた作戦ですが、怪獣に生命反応はありません。

焼き払わなければ、その活動を止めることができないのです。

そこでガッツウイング2号がガスタンクを持ち上げ、シーリザーにぶつける作戦です。

シーリザーの真上に静止した2号。

その時、シーリザーの首が長く伸び、タンクを懸架するワイヤーに食らいつきました。

ダイゴ隊員はウルトラマンティガに変身、光線技のハンドスラッシュでワイヤーを切断します。

爆破されちゃマズイ

シーリザーは、腹でガスタンクを吸収してティガと激突。

ティガは強力な破壊光線を持っていますが、今回は爆破されてはまずいので、焦るムナカタ。

シーリザーはティガすら腹で飲み込もうとします。


腕から衝撃波を放つ技、ウルトラライトパワーでシーリザーを跳ね飛ばすティガ。

吹き飛ばしても再生する。

焼き払わなければ止められない。

ティガはゼペリオン光線を発射しました。


死を覚悟するムナカタ。

ゼペリオン光線すら吸収するシーリザーですが、ガスタンクを飲み込んだ直後なので、既にその体はエネルギーの飽和状態でした。

大爆発し、その破片、細胞も微粒子となって分解してゆきます。

「何でも咥え込むからだ」

怪獣の最期に、ムナカタはぽつりと呟きました。

飛び去るティガ。

小野田は写真撮影を忘れていました。

そしてジャズバー

ジャズバーでミルクを飲むムナカタに、小野田は酒を差し出します。

会いたかった恋人ととうとう対面できなくてやけ酒、と冗談めかす小野田。

ムナカタは、自分も飲みたい気分だったが、誰かさんに一本取られた、と心情を僅かに吐露します。

そして二人は酒を交わし、ムナカタは帰路につきます。

小野田は原稿の続きに取り掛かりました。

「怪獣災害が頻発するこの日本の苦境の中で、我々が一つ幸運と言えるのは、優れた戦略家を擁するGUTSが我々を守っていることである。一市民として、感謝を捧げたいと思う」。

そんな小野田のエール。

朝靄の街を帰るムナカタの足がガクッとなりました。

ムナカタは、酒が飲めないタイプだったのです。

シーリザーあれこれ

その後、シーリザーの着ぐるみはシルバゴンに改造されました。

汚いからか、後のシリーズには登場していません。

脚本家の小中千昭さんにいわく、自分自身が酒の飲めないジャズ好きなので、ムナカタも?という発想だったそうです。

ウルトラマンティガ、シーリザーまとめ

吸収するタイプの怪獣ならベムスターというスターがいるので、あまりこういうマイナーな怪獣は顧みられないのでしょうが、濃密な人間ドラマは忘れてほしくないですね。

それでは(@^^)/~~~

 

 

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