ウルトラマンダイナ、平成の円盤生物のような存在感、グランスフィア!
はい皆さん、筆者です。
できれば書きたくなかった項目ですが、今回はウルトラマンダイナ最終回にて、強烈な精神的ダメージを与えてくれた怪獣、グランスフィアに関して語っていこうと思います。
ではスタート!
グランスフィア、データ
ウルトラマンダイナ第50話『最終章II 太陽系消滅』、最終回『最終章III 明日へ…』に登場。
「暗黒惑星グランスフィア」
身長、1万2756km。
体重、不明。
出身地、冥王星付近。
宇宙球体スフィアの本体で、遠い昔、ある惑星が自分の上に住む全ての生命体と一体化した存在です。
武器、雷撃、ブラックホール、バリア、怪獣の幻影など。
グランスフィア、目的
グランスフィア目的は宇宙全ての存在と同化することで、自分勝手な理論の下に、地球と太陽系を自分に同化するべく、太陽系へ接近しました。
特徴として、闇の中から現れる時や、自分の姿を各国に投影する時は、女の笑い声のような音をあげます。
これまでのスフィアはコスモネットを使って人類にコンタクトを取ってきましたが、グランスフィアは直接喋ることができる高い知能の持ち主です。
グランスフィア、能力
本体の周りの重力を自由に操作能力することができます。
周囲にブラックホールと思われる高重力場を作り、それに包まれることで防御します。
あらゆる攻撃は、グランスフィア本体に届く前に高重力場に飲み込まれ、届かないという高い防御力を持ちます。
特捜チーム、スーパーGUTSの移動要塞、クラーコフのネオマキシマエンジン全開でも振り切れず、ウルトラマンダイナもミラクルタイプのスピードが無ければ逃げられません。
更に、本体も接近する相手には電撃光線で迎え撃ち、その上幻覚を操る事も可能です。
これまでダイナやスーパーGUTSに倒された怪獣の虚像をばら撒くこともできます。
その上、重力操作に加え、ソルジェント光線やネオマキシマ砲を防ぐ強力なバリアを展開できます。
グランスフィアの動向
太陽系の外側から、惑星を吸引しながら地球へと接近し、人類に自分と同化するように迫ります。
さらに怪獣、ネオガイガレードにリョウ隊員を人質に捕らせ、ネオマキシマ砲に対する盾にさせます。
スーパーGUTSが砲撃をためらいますが、ダイナはグランスフィアからの雷撃をかわし、突撃します。
「この卑怯者をぶちのめすまで死にやしねえ!!」
ダイナがパンチでバリアを突破し、ネオガイガレードを殴り飛ばしリョウ隊員を救出します。
発射されたネオマキシマ砲によってネオガイガレードは消滅しますが、グランスフィアの方はネオマキシマ砲のビームを飲み込み、重力場でクラーコフを捕らえます。
そこにダイナがソルジェント光線で追撃、バリアによって防ぎますが重力場が弱まり、クラーコフは脱出に成功しました。
グランスフィアの弱点
この一戦で、「攻撃を防ぐためにバリアを一点に集中した瞬間、脇ががら空きになる」という弱点を看破されました。
アスカ隊員は自分がダイナであることを明かし、グランスフィアとの決戦へ。
グランスフィアは聞きます。
「お前は何だ。なぜ私の邪魔をする。消えろ」
「闇に溶け、地球は正しい進化をする。お前には何ができる。闇に溶けろ、私に従え」
怪獣の虚像が放たれますが、ダイナは怒りのフラッシュサイクラーでこれを一掃。
クラーコフからネオマキシマ砲が発射され、グランスフィアはバリアを展開します。
これでグランスフィアの防御が一点に集中しました。
そこに放たれるダイナのソルジェント光線。
光線はグランスフィアの表面に直撃し、大爆発を起こしました。
ダイナの最期
グランスフィアが爆発。
その影響で発生した、高重力場の宙域に、光すら脱出不可能なほどの重力崩壊が生じます。
ダイナは時空の歪みに飲み込まれていきました。
これでダイナの物語は終わります。
ダイナ、すなわちアスカ隊員が生死不明のままで終わるという結末は、ウルトラマンレオにおけるウルトラセブンに似ています。
セブンも円盤生物シルバーブルーメのMAC基地襲撃によって、生死不明の行方不明になった経緯があります。
明るく楽しいダイナがこのラストを迎えたことは衝撃的で、度肝を抜かれた視聴者は多いそうです。
その後のアスカ
実はアスカ隊員はこの後に別の時空へと飛ばされて、旅を続けていました。
劇場版『ウルトラ銀河伝説』において無事な姿を視聴者に見せるまでには、11年の歳月がかかりました。
また、スーパーGUTSの面々にアスカが無事を伝えられたのは、2012年の『ウルトラマンサーガ』でようやくです。
ウルトラマンダイナ、グランスフィアまとめ
その後のウルトラマンデッカーでもスフィアが大暴れしましたが、こちらは希望に溢れたラストで好対照ですね。
それでは(@^^)/~~~
コメント