ウルトラマンに登場するゾフィーって？
今回は、ウルトラマンシリーズに登場するキャラクター、ゾフィーについて語っていきます。
ではスタート。
初代ウルトラマンでのゾフィー
最終回に初登場した宇宙警備隊員で、ウルトラマンの同胞です。
声優は、作品のナレーションも担当されていた浦野光さん。
ウルトラマンの赤ラインが一部、二重になっていること、胸に並んだマークが特徴です。
ウルトラマンを倒したゼットンが科学特捜隊に倒された後に登場。
重傷を負ったウルトラマンをM７８星雲、光の国へ帰すために到来しました。
ハヤタ隊員と命を共有している状態なので地球を離れるわけにはいかないウルトラマンに、「命を二つ持ってきた」という凄いことを言って二人を分離させ、ウルトラマンと共に地球を離れます。
当初はこのゾフィーが放つスペシウム光線でゼットンを倒す予定だったのですが、撮影中に科学特捜隊が倒す方向に変わりました。
最後にムラマツキャップが語る「地球の平和は科学特捜隊の手で守り抜く」という決意を強調する意味で、効果的な改変だったと言えるでしょう。
なお、ここでのゾフィーはトサカが黒という外見的な相違もありましたが、目立たなかったためか継承されませんでした。
その後、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマンには登場せず、「ウルトラ兄弟」というスターシステムにおけるリーダー格として「長男」「宇宙警備隊隊長」という属性を持たされて「ウルトラマンA」から再登場することになります。
なるんですが。
ウルトラ兄弟時代のゾフィー
エース第一話で、天上の神々という雰囲気で弟たちと共に登場。
その後、エース五話で単独でエースの救出に登場し、超獣アリブンタとギロン人を連携プレーで倒しています。
ここでは輝いていました。
ですが、エースやウルトラマンタロウでは、ウルトラ兄弟が全滅というインパクトで話を引っ張ることが何回かあり、一緒に「その他大勢」扱いで、全く良いところ無く倒されることが多かった不遇な存在になってしまいました。
タロウでは怪鳥バードン、合体怪獣タイラントと単独で二回戦っているんですが、その二回とも負けたし。
一応、ゾフィーの必殺技「M87光線」は、ウルトラ兄弟最強の威力を誇るという設定があるのですが、昭和テレビシリーズでは一度も披露されることが無く、本人も技も不遇でした。
そのため、「ゾフィーって実は弱いんじゃ？」という疑惑が、ネット黎明期から十年以上、オタクたちの格好のネタになっていたところがあります。
ウルトラマンZOFFY
1984年の再編集映画では、主役兼、歴代ウルトラマンの活躍を振り返るMCとして登場。
しかし、初代ウルトラマンのゼットン戦の会話が改変されていて「ゼットンは倒した」というセリフを放ってしまったため、ここでも「印象操作」みたいにネット民からネタにされる始末。
一応、ここで初めてM87光線を出しています。
その後、タロウが主人公の「ウルトラマン物語」にも登場していますが、相手のグランドキングが、ウルトラ兄弟総出でも正攻法では勝てない強敵だったので、やはり単独での勝ち星にはならず。
その後、それまでのシリーズの積み重ねをリセットする作品が続いたので、だいぶ長いこと大人しくしていたのですが。
ウルトラマンメビウスでのゾフィー
ウルトラ兄弟の設定が復活した2006年の「ウルトラマンメビウス」で登場。
声優は田中秀幸さん。
劇場版で、メビウス含めたウルトラ兄弟のピンチに、タロウと共に颯爽と登場。
M8７光線で巨大超獣の触手を切断するなどの活躍をしています。
その後、テレビシリーズにも登場。
謎の侵略宇宙人の円盤群を壊滅させる、最終回でメビウスを援護するなど存在感を見せます。
ベリアルとの因縁
悪のウルトラマン、ベリアルが登場するようになってからは妙に彼との絡みが多くなりました。
ゾフィーの胸のボツボツは、スターマークといって光の国の勲章みたいなもんなのですが、それをまだ貰っていなかった若い時期にベリアルに倒された過去が明かされます。
そして「ウルトラ銀河伝説」でも負けています。
しかしゾフィーはめげない！
近年のゾフィー
児童雑誌の付録DVDで、バット星人が送り込んだ怪獣兵器バードンに苦戦するウルトラマンゼロを助けに登場。
ウルトラマンを弱体化させるフィールドが通じないという謎の強さを見せ、ゼロの武器、ツインソードとM８７光線の合わせ技で、因縁の怪獣、バードンを砕きました。
その後はウルトラマンオーブにおいて、強い代わりに暴走の危険がある形態、オーブ・サンダーブレスターに変身するためのカードとして、ベリアルとのセットで登場。
シリーズ終了後は、亡霊怪獣に苦戦するオーブとゼロの前に駆けつけ、初登場から50年で遂に怪獣を単独で粉砕！
それもM８７光線で！
それもバードンを！
近年の「ウルトラギャラクシーファイト」では、隊長として、戦闘力より、名指揮官として活躍することが目立っています。
また、このシリーズで、ゾフィーもスペシウム光線を放てることが判明。
タロウの時期に、ウルトラ兄弟合体光線で当たり前のようにスペシウムらしい光線を発射していたのですが、スペシウムそのものだったんですね。
シンウルトラマンでは
ゾフィーは登場しませんでしたが、光の「星」からの使者「ゾーフィ」というキャラが登場、宇宙の摂理の下に地球を滅ぼすべく、天体制圧兵器ゼットンを連れてくる、分からずやの上司という役でした。
ゾフィーまとめ
メジャーなキャラクターの割に目立った活躍が無いのですが、とりあえずかっこいいゾフィーを見たければ「ウルトラマンA」五話、劇場版「ウルトラマンメビウス」、「ウルトラファイトオーブ」を見ておけばOK！
それでは(@^^)/~~~
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