ウルトラマンタロウに登場した宇宙人、グロストに関して!
はい皆さん、筆者です。
ウルトラマンタロウは時にサブタイトルが暴走します。
それは例えば「タロウの首がすっ飛んだ!」であったり「怪獣を塩漬けにしろ!」だったり、今回ご紹介する「卑怯者!花嫁は泣いた!」だったりするのですが。
ではこのエピソードに登場した、「猫舌星人グロスト」をピックアップしていきましょう。
スタート!
猫舌星人地球に侵入
その前の話「必殺!タロウ怒りの一撃」にて、カタン星人が最強必殺技ウルトラダイナマイトで倒されましたが、その時には既に地球へ潜入していた宇宙人がグロストです。
首のみの姿で地下に潜んで侵略を開始。
グロストの能力
建築作業員を、目からの催眠術で操ります。
武器は手から放つ冷凍光線で、これは周囲を冷却する上、建物を凍結させ粉砕する威力を誇ります。
弱点は熱で、レーザーなどの高熱を浴びると身体が溶けます。
グロストの催眠術で操られた人間も、グロストと同じく熱いものが苦手になり、焼き芋の石で十分応戦できます。
猫舌「星人」なのですが、冷凍「怪獣」とも呼ばれ、ルックスも怪獣そのものなので、カテゴリーに苦しむところです。
なぜマンションにこだわる
カタン星人が撃破されたのと同時期に、マンションの建設現場に侵入。
作業員を操り、侵略を進めていました。
しかし、姉と共に焼き芋屋をやっている清彦少年が侵入瞬間を目撃。
清彦は、作業員たちの様子がおかしい事に気付きます。
清彦の姉、陽子は、建設現場で働く岩坪との結婚が間近でした。
その縁で、清彦も焼き芋を差し入れするなど、作業員たちと親しかったためです。
意外に強い氷の使者
グロストは、清彦の通報で駆け付けた主人公、東光太郎を、作業員たちを操って攻撃させます。
しかし、光太郎が落としたZATガンを清彦が拾って発砲。
グロストは、顔面を撃たれ、その衝撃で作業員たちの催眠が解けます。
グロストはマンションを破壊して巨大化。
光太郎もウルトラマンタロウに変身し、激突します。
グロストは意外に強く、冷凍光線を撒き散らして周囲を冷凍ゾーンにし、直接浴びせてタロウを氷漬けにします。
更に、冷凍光線の冷却作用で町の建物を破壊。
地球防衛軍ZATの戦闘機によるレーザー砲の攻撃で角を溶かされますが、その戦闘機すら冷凍光線で撃墜。
強さを見せますが、タロウはキングブレスレットを太陽にかざし、太陽熱を増幅させて自分に降り注がせることで、復活。
マウントを取っての連続パンチ、スワローキック3連打という大迫力の戦闘シーンが展開され、最期はタロウのハンドビームが直撃、グロストは粉砕されました。
ここ、シューティングビームにも見えるのですが、DVDやBlu-rayの高画質で見ると、ビームが赤色で断続的に発射されていることが分かるので、前にオカリヤンを倒すのに用いられたのと同じハンドビームだと筆者が勝手に断定しました。
その後のグロスト
怪獣酒場に登場。
熱に弱いのに、何故か地球の夏場に複数体で遊びに来ました。
卑怯者っていうか
サブタイトルが「卑怯者!花嫁は泣いた」なのですが、別にお姉ちゃんは劇中で泣いてません。
また猫舌ということなのですが、この話でグロストが物を食べる描写もありません。
作業員が焼き芋が食べられなくなったことから、清彦が異常を察知する流れがあるので、まあその点は猫舌という属性が活きているのかも知れませんが。
猫舌星?
猫舌星人グロスト、なので、宇宙のどこかには「ネコジタ星」という惑星があるのだと思われます。
前週も「目つぶし星人カタン」なので、宇宙のどこかには「目つぶし星」という星があることに。
カタン星人に関しては、劇中で「カタン星人」と呼ばれているのでまだ分かるのですが、グロストは宇宙からやってきた氷の侵略者という以外の素性がほぼ不明です。
その他、余談。
操られる岩坪を演じたのは、同時期に円谷プロの「ファイヤーマン」の地球科学特捜隊SAFの隊員を演じた平泉成さんで、この方はその後「ウルトラマンガイア」で千葉参謀を演じています。
ウルトラマンタロウ、猫舌星人グロストまとめ
グロストの冷凍光線は、零下210℃の超低温だそうです。
うん、零下は183℃までしか下がらないという原則がありましてね。
それでは(@^^)/~~~
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