帰ってきたウルトラマンの代表怪獣。
帰ってきたウルトラマン、というタイトルが出た時に小躍りしました。
今回は「ジャック」呼びしなくても良いんですね！？
では「帰ってきたウルトラマン」の怪獣を解説していきます。
スタート！
タッコング
第一話に登場。
「世界各地が異常気象に覆われている。日本列島でも、毎日のように起こる小地震が不気味な地殻の変動を告げ、そしてついに、怪獣たちが一斉に目を覚ました！」
このナレーションで、帰ってきたウルトラマンの怪獣出現の理由付けは完了しました。
極限までシンプルです。
そして出現した怪獣が、タコに似たタッコングで、海藻怪獣ザザーンを倒し、主人公、郷秀樹の命を奪いますが、地球に来たばかりで実体が無いウルトラマンのスペシウム光線を浴びて海へ逃げました。
その後、第二話に再登場。
ウルトラマンの力を得て慢心し、変身できなくなった郷を一蹴してコンビナートを襲撃しますが、自分の過ちを悟った郷が人間としてできる最大の努力をしたことでウルトラマンの力が再び宿り、変身。
口からのオイルでウルトラマンを攻撃しますが、腕をもぎ取られ、スペシウム光線で粉砕されます。
アーストロン
第一話に登場。
朝霧火山に出現した凶暴な怪獣、という以外の個性が無い、果てしなくプレーンな怪獣です。
ウルトラマンと一体化して復活した郷の初陣の相手となり、スペシウム光線を浴びて火口に転落、爆死しました。
サドラ、デットン
霧吹山で登山者を襲う怪獣、という最低限の属性しか付けられていない二匹です。
サドラはまだハサミがありますが、デットンは武器も怪力くらいのものです。
デットンはスペシウム光線、サドラは八つ裂き光輪に敗れました。
キングザウルス三世
ウランを食べる怪獣で、口からの放射能光線、角とそこから放つ衝撃波、そして体の周囲を覆うバリアが武器です。
怪獣攻撃隊MATの砲撃はおろか、ウルトラマンの光線でもバリアは突破できません。
四話にして負けたウルトラマン。
郷は傷ついた体に鞭打って、怪獣のバリアを飛び越える訓練を始めます。
その甲斐あって、再戦では新技「流星キック」で、バリアの発生源となる角をへし折り、スペシウム光線で撃破します。
グドン、ツインテール
東京の建設現場から出土した卵らしい物体が、MATの岸田隊員のいい加減な処理によって孵化した怪獣がツインテールです。
そして、怪獣グドンはツインテールを常食としていた怪獣です。
二大怪獣の猛威に、岸田隊員の叔父、岸田地球防衛庁長官は、大量破壊兵器スパイナーの投入を決意します。
本土決戦という奴です。
しかし、MATは岸田も含めてその作戦に反発。
代替案として、怪獣の顔に十メートルまで接近して目に麻酔弾を撃ち込むという、自分の命を武器にした作戦を決行します。
この攻撃でツインテールは視力を失ってグドンに倒されますが、そのグドンもウルトラマンのスペシウム光線に粉砕されます。
モグネズン
地底怪獣でしたが、旧日本軍が開発した毒ガス兵器、イエローガスを食い、それを武器にしました。
このイエローガスの開発者こそが、岸田隊員の父親です。
岸田隊員は、血筋の恥を隠すためモグネズンに単騎で挑みますが倒せず、結局、岸田家の恥はMATに知られることになります。
そしてMATが放った、可燃ガスがイエローガスと混合、そこをウルトラマンがスペシウム光線で引火させたことで、イエローガスの毒性が失われます。
最後はウルトラスピンキックによってモグネズンは倒され、岸田隊員はようやく仲間たちと打ち解けます。
シーゴラス、シーモンス
つがいの怪獣で、シーゴラスは竜巻、シーモンスは津波を起こします。
卵の殻の原料として宝石の輸送船を襲撃、日本を津波で襲います。
しかし、ウルトラマンの秘技、ウルトラバーリアによって津波は押し返され、MATのレーザーガンによって竜巻を起こす角も折られ、二匹とも逃げていきました。
ベムスター
カニ星雲から来た宇宙怪獣です。
腹にある口で、化学的なエネルギーを全て飲み込みます。
MAT宇宙ステーションを飲み込み、MATの加藤隊長の親友を殉職させて地球へ飛来、あっという間にMAT隊員三人を病院送りにし、ウルトラマンのスペシウム光線すら吸収します。
ピンチになったウルトラマンの許に、ウルトラセブンが登場。
ウルトラブレスレットを渡します。
これを得たウルトラマンは、ブレスレットを変形させて放つ新技、ウルトラスパークでベムスターを切り裂きました。
ゴキネズラ
ゴミ処理場、夢の島に巣食っていた、プラスチックを食べる怪獣です。
人事異動により加藤隊長が去ったMATは、処置にてんてこ舞い。
郷が負傷したためにウルトラマンも本来の力を出せず、苦戦を強いられますが、そこに伊吹新隊長が到着。
伊吹隊長が放ったミサイルを口にくわえた瞬間をスペシウム光線で撃たれ、頭部が吹き飛んで倒されました。
バリケーン
台風を起こす怪獣です。
東京のど真ん中で台風を起こしてMATを苦戦させ、スペシウム光線も通用しませんが、ウルトラマンに宇宙まで巻き上げられ、そこで粉砕されました。
ゼラン星人、プルーマ
３０話台になってようやく登場した宇宙人です。
言葉が喋れない子供、という社会的弱者に化けて伊吹隊長の信頼を得た上で、郷をテレパシーで挑発。
そして怪獣プルーマを出し、ウルトラマンと戦わせます。
ウルトラブレスレットで倒されるプルーマですが、ゼラン星人の目的は、ブレスレットを操ってウルトラマンを倒させることでした。
ブレスレットの攻撃でピンチになるウルトラマンを見た伊吹隊長は、社会的弱者は全て天使、と思っていた自分のエゴを反省し、子供の姿をしたゼラン星人を射殺します。
これでウルトラマンのピンチは切り抜けられました。
ムルチ、メイツ星人
いつも河原を掘っている奇行から、町の人々から宇宙人と差別され虐められる佐久間リョウ少年。
しかし、リョウ少年は地球人ですが、河原の小屋に本物の宇宙人を匿っていました。
地球の風土調査にやってきたメイツ星人は、怪獣ムルチに襲われるリョウ少年を助けるため、ムルチを地底に封印します。
しかし、同時に地底に隠した宇宙船の在処が分からなくなり、更に地球の公害で、メイツ星人の体は蝕まれる一方。
郷は宇宙船探しを手伝いますが、町の人々は暴徒となって小屋に押し寄せ、メイツ星人は殺害されてしまいます。
このことで封印が解かれ、ムルチが出現。
人間に失望した郷は、暴徒が逃げ込んだ小屋がムルチの熱線で焼かれても変身しませんが、伊吹隊長の言葉で仕方なく変身。
雨風の中、スペシウム光線でムルチを倒します。
しかし、一人ぼっちになったリョウ少年は、地球にサヨナラを言うため、今日も河原を掘っています。
プリズ魔
光が極限まで圧縮された怪獣で、灯台や人間を光に変換して吸収してしまいます。
正攻法では打つ手が無かったため、ウルトラマンは自分をミクロ化してプリズ魔の体内に突入。
そこでスペシウム光線を長時間発射し、過負荷で吹き飛ばします。
ブラックキング、ナックル星人
地球侵略にあたってウルトラマンを倒す必要があると考えたナックル星人は、ウルトラマンのデータを取る一方、郷と相思相愛の、物語のヒロイン、坂田アキを抹殺してしまいます。
これで心に動揺が生まれ、冷静な戦いができなくなったウルトラマンに、スペシウム光線も流星キックもブレスレットも通じない強力怪獣、ブラックキングが迫ります。
復讐に心を囚われているウルトラマンはブラックキング、ナックル星人の攻撃を適切に対処することができず、敗れ、ナックル星へ連行され処刑を待つ身となります。
そこに、ウルトラセブン、そして初代ウルトラマンが登場。
二人の「ウルトラの星作戦」で復活したウルトラマンは地球へ戻り、怒りのパワーで新技、スライスハンド、ウルトラ投げを繰り出し、ブラックキングとナックル星人を葬りました。
ヤメタランス、ササヒラ―
地球侵略を企む宇宙人がササヒラ―で、そのササヒラ―に連れてこられた怪獣がヤメタランスです。
ヤメタランスは人間のやる気を奪ってしまう「なまけ放射能」を発生させてしまうので、サラリーマンも主婦も公務員も泥棒も、仕事やーめた、となります。
MATやウルトラマンにも通用しましたが、ウルトラマンはなけなしのやる気でブレスレットを放ち、ヤメタランスを縮小、宇宙に放り投げてなまけ放射能をゼロにしました。
やっとやる気が出てきたMATと共に、ウルトラマンはスペシウム光線でササヒラ―を倒します。
ゼットン二代目、バット星人
地球と光の国、双方の同時攻撃を敢行しようとするのがバット星人で、かつて初代ウルトラマンを倒したゼットンを、プレッシャーを与える意味もあって連れてきました。
更にMAT基地を水没させますが、MATは車両と手持ちの銃火器だけで応戦。
そして郷はウルトラマンに変身し、バット星人をブレスレットが変形した槍、ウルトラクロスで撃破。
更に「ウルトラハリケーン」という投げ技で、ゼットンを空中で身動きが取れない状態にし、スペシウム光線で粉砕しました。
しかし、まだ光の国での戦いが待っています。
郷は懇意の少年、次郎に「ウルトラ五つの誓い」を教え、地球を去ります。
その近いとは。
一つ。腹ペコのまま学校に行かぬこと。
一つ。天気の良い日にふとんを干すこと。
一つ。道を歩く時は車に気を付けること。
一つ。他人の力を頼りにしないこと。
一つ。土の上を裸足で走り回って遊ぶこと。
帰ってきたウルトラマン、怪獣まとめ
筆者は帰ってきたウルトラマンがとても好きです。
これでも冷静に書いてる方なんですが、熱くなってしまいます。
それでは(@^^)/~~~
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