初代ウルトラマン!悲哀のホラー、ドドンゴ!

記事内に広告が含まれています。

初代ウルトラマン、悲劇のホラー怪獣、ドドンゴ!

はい皆さん、筆者です。

ウルトラマンは時にものすごいホラー展開をしてくれますが、今回はその源流、初代ウルトラマン「ミイラの叫び」に登場した、怪獣ドドンゴとミイラ人間に関して振り返っていこうと思います。

ではスタート!

ドドンゴ、データ

「ミイラ怪獣ドドンゴ」。


身長30メートル。

体重2万5千トン。

出身地、鬼の台丘陵。

初代「ウルトラマン」第12話「ミイラの叫び」に登場。

ミイラ人間の最期の咆哮で洞窟から目覚めた怪獣です。

武器は目からの破壊光線です。

ミイラ人間、データ

身長2メートル。

体重110キログラム。

出身地、鬼の台丘陵。


鬼の台丘陵から発掘された7000年前のミイラが、現代に復活し、洞窟に戻るために邪魔な現代人を殺害していました。

武器は目からの破壊光線で、これはドドンゴと同じです。

ミイラ発掘される

科学特捜隊の協力者、岩本博士は、鬼の台丘陵から発掘した7000年前のミイラを、科学センターに持ち込みました。

発掘現場となる洞窟には、非常に大きな動物の絵が描かれています。

これはミイラが生前に描いたものと思われますが、全体像が把握できないほど巨大でした。

科学センターにて、最新の機材で分析されるミイラ。

科学特捜隊で最も豪胆なアラシ隊員でも、ミイラの形相に怯みます。

科学センターの警備員たちも、ミイラの不気味な面構えを怖がっていました。

起き上がったミイラ

その夜、ミイラは息を吹き返しました。

ミイラは仮死状態で、7000年間、死にながら生きていた、冬眠状態だったのです。

自らのサイコキネシスで機材を操作し、自分自身に電気ショックを与えることで完全に復活。

腕力と目から放つ光線で、警備員二人を殺害し、下水道に逃げ込みました。

科学特捜隊は出動。

自分が撒いた種の割に妙に他人事の岩本博士と協力し、調査を開始します。

警官隊に追われながら下水道を下り、自分が眠っていた鬼の台丘陵に向かうミイラ。

岩本博士は、科学特捜隊に、ミイラをできるだけ生け捕りにするよう頼みます。

捕まえれば7000年の生命の謎も解けるということです。

スパイダーショット炸裂

警官隊に追われ、ミイラは浄水場に出現。

そこで警官隊が一斉にミイラの捕獲に動きますが、怪力のミイラには、現代人の力など全く通じません。

ピストルで撃たれてすら動じないミイラに、犠牲者は増える一方で、手の打ちようがありません。

仕方なく、科学特捜隊のムラマツキャップは、アラシ隊員に攻撃を命令。


必殺のスパイダーショットを撃たれ、ミイラはその場に倒れて息絶えました。

ミイラの死骸を見て、発掘さえしなければまだまだ眠っていられたのに、と呟くムラマツキャップ。

ミイラは、鬼の台丘陵に戻ろうとしていたのです。

しかし、ミイラの最期の叫びが届き、鬼の台丘陵からは、今度は麒麟のような怪獣が出現しました。

これがミイラと共存していた怪獣、ドドンゴです。

バリアマシン

科学特捜隊は、戦闘機ジェットビートルで現場に急行。

ドドンゴは、ミイラのものと同じ光線を発射し、化学工場を爆発させます。

あの光線を放つ目を潰さなければ、勝機はありません。

アラシ隊員は、イデ隊員が開発したバリアマシンを装着。

バリアで光線を防御しながら、スパイダーショットでドドンゴの片目を潰します。

しかし、もう片方の目から放たれた光線が、近所の岩を爆破。

その間接的な衝撃で、アラシ隊員は気絶します。

次いでイデ隊員がスパイダーを拝借して発砲、両目を潰すことに成功しますが、戦力や視界を失ったドドンゴはますます凶暴化します。

ハヤタ隊員は、ウルトラマンに変身。

ウルトラマンvsドドンゴ

四足歩行のドドンゴの背中に飛び移り、ロデオ調の戦いを繰り広げるウルトラマン。

振り落とされ、スペシウム光線を発射しようとしますが、一瞬、憐憫からの迷いが浮かびます。

しかし、それを振り切ってスペシウム光線を発射。


ドドンゴは、苦しみもがいて息絶えました。

7000年の生命の神秘を解き明かせなかったことを残念がる岩本博士に、フジ隊員は、発掘なんてしないで一万年でも二万年でも眠らせてあげれば良かった、と言います。

そして仲間たちの元に走ってくるハヤタ隊員を見て、イデ隊員は首を傾げます。

「あいつ、本当にウルトラマンじゃないのかなあ」

ドドンゴあれこれ

初の、二人がスーツに入る造形の怪獣ということで、「ドーンとやろうぜ」から名前がドドンゴになったとか。

この二人羽織怪獣は話題になったらしく、当時の新聞でも取り上げられています。いやテレビ欄じゃなくて。

ドドンゴの声は東宝の「モスラ」の流用です。

ドドンゴ自体の再登場はありませんが、ビールのラベルが麒麟からドドンゴに変わっている、などの商品展開で存在感を出しています。

初代ウルトラマン、ドドンゴまとめ

両目を潰されたドドンゴに、イデ隊員が「思い知ったか座頭市め!」と勝ち誇るシーンがあるのですが、こういう発言が現代では差別的だと問題になるんだろうなと思います。

それでは(@^^)/~~~

コメント

タイトルとURLをコピーしました