ウルトラセブンの怪獣、宇宙人について。
はい皆さん、筆者です。
筆者はコロナでしばらくダウンしていたのでこの記事も本調子で書いてるわけじゃないんですが、「宇宙戦争」という小説をご存知でしょうか。
これはもう戦前のSF小説で、火星人が攻めてくるんだけど、地球にしか無い細菌の影響で全滅して地球が助かるってオチなんですね。
感染症が流行ってる今の地球を侵略したい宇宙人とか、いるのかな?
ということで、今回はウルトラセブンに登場した怪獣、宇宙人を紹介していきます。
ではスタート!
カプセル怪獣
主人公、モロボシダンが、ウルトラセブンに変身できない場合にカプセルから出現させる、正義の怪獣です。
なお、ポケモンの元ネタです。
ロボット型のウインダム、野牛に似たミクラス、細身の恐竜タイプのアギラがいます。
セブンが登場するまでのツナギという役回りのため、ロクなやられ方をしません。
当初は、アントラー、ペギラ、レッドキングなど、ウルトラQ、ウルトラマンの人気怪獣が入っている予定でした。
クール星人
人間蒸発事件を起こしていた宇宙人で、第一話の敵です。
地球人は彼らから見れば昆虫のようなものらしいのですが、戦闘力は皆無で、宇宙船に侵入してきたセブンに、ただの一撃で切り裂かれます。
エレキング
ピット星人が木曽谷の東湖で育てていた、地球侵略用の怪獣です。
よく見ると目も鼻も口も無い、秀逸なデザインです。
武器は口にあたる部分から吐き出す電撃弾、尻尾からの電気ショック。
カプセル怪獣ミクラスを叩きのめし、ウルトラ警備隊の戦闘機、ウルトラホークも簡単に撃墜しますが、ピット星人の指令電波を受ける角をセブンのエメリウム光線で折られ、アイスラッガーで切り裂かれました。
ペガッサ星人
母星を失い、宇宙を漂流する宇宙都市ペガッサシティーのエージェントです。
ペガッサシティーの軌道が狂い、このままでは地球に衝突するので、地球の位置を少しずらしてもらうのが目的でした。
その一方で、もし地球人が、惑星の軌道をずらすこともできない未熟な種族だったら、地球を爆破してペガッサシティーの安全を守る使命も受けていました。
ウルトラ警備隊のダンとアンヌ隊員と仲良くなりますが、地球防衛軍がペガッサシティーを爆破したことを聞き、復讐のために地球を爆破しようとします。
セブンのアイスラッガーで銃を切断され、夜の中へ逃げていきました。
永遠に帰る場所も無く、今も一人、暗闇の中を逃げ回っているのでしょうか。
メトロン星人
地球人を狂暴化させる結晶体をタバコに仕込み、北川町で暴力事件や殺人事件を頻発させていました。
その目的は、地球人同士の信頼関係を損なわせ、自滅を待つという気の長いものです。
巨大化しますが、戦闘力は皆無のようで、セブンから全速力で逃げようとしたところを背中にアイスラッガーを食らい、更にエメリウム光線で爆破されました。
話としてはごくありふれたものなのですが、夕日に照らされた四畳半のアパートで、ダンとちゃぶ台を挟んで語り合っている描写が有名です。
イカルス星人
邪魔なセブンを四次元世界に閉じ込めたスキに破壊活動を行った宇宙人です。
また、宇宙船も四次元空間から発着します。
ダンが四次元コントロールマシンを発見、破壊したことでこちらの世界に出現。
巨大化したら、やたら落ち着きの無いアクションで妙な印象を残しました。
武器は、全身からシャワー状に光の針を放つアロー光線で、山一つを瞬時にハゲ山にしてしまう威力があります。
アイスラッガーを腹部に受け、更に念力で投げ飛ばされて倒されます。
ナース
種族が老衰しているため、地球人の若い命を生命カメラで保存していたワイルド星人が操る、メカ竜です。
円盤形態からドラゴン形態に変型します。
セブンに絡みつきますが、引きちぎられてバラバラになりました。
アイロス星人
宇宙ステーションV3の戦闘機隊を壊滅させて地球に飛来、ウルトラ警備隊のフルハシ隊員とアマギ隊員を人質に、燃料を脅し取ろうとした宇宙人です。
かなりの強敵で、口から放つ光弾の他、エメリウム光線を跳ね返す強固な翼を持っています。
更に、全身を回転させることで、アイスラッガーも跳ね返しました。
最後は、光弾を吐く一瞬のスキにセブン最強の光線、ワイドショットを撃ち込まれ倒されます。
また、アイロス星人の円盤もウルトラ警備隊のキリヤマ隊長、V3のクラタ隊長の連携攻撃で破壊されました。
この空中戦は一見の価値ありです。
恐ろしく冗長なので。
キングジョー
地球の観測ロケットを、侵略と断じたペダン星人が送り込んできた、本邦初、特撮巨大合体ロボットです。
目からの光線も強力ですが、その圧倒的に強固な外装と大出力が最大の武器で、セブンのエメリウム光線もアイスラッガーも通用しません。
一度はペダン星人との和平交渉がうまく行ったかに思われましたが、今度はペダン星人の方が地球を侵略したくなり、キングジョーを神戸港で暴れさせます。
最終的に、キングジョーの外装と同じ素材の弾頭を使った、ウルトラ警備隊のライトンR30爆弾が命中、何とか活動を停止します。
逃げようとしたペダン星人の円盤も、ワイドショットに撃ち落されました。
シャドー星人、ガブラ
地球防衛軍の超兵器開発工場「マルサン倉庫」の爆破を企む宇宙人で、その企みを察知した占い師、安井を執拗に追いかけ回します。
最終的に。空中から火の玉を降らせるという方法でマルサン倉庫を爆破し、更に安井にでたらめな予言をさせ、ウルトラ警備隊の注意を逸らした隙に地球防衛軍基地を爆破しようとします。
ウルトラ警備隊が基地に侵入してきたので、円盤で逃げようとし、そこをセブンにどつかれたので降参するフリをして怪獣ガブラを出す、という、小悪党的な側面がかなり強い宇宙人です。
ガブラはアイスラッガーに首を断たれても、円盤からの操作で首だけで襲い掛かってきますが、セブンが安井の言葉を聞き、ハンドビームで円盤を爆破。
首も溶けました。
ポール星人、ガンダー
地球に二度の氷河期をもたらした宇宙人です。
今回は口から冷凍光線を吐く怪獣ガンダーを送り込み、手始めに地球防衛軍基地を氷漬けにしました。
零下140度の極寒で、次々と隊員が倒れていく中、基地の放棄が決定されますが、フルハシ隊員が奮起。
ドリル一本で原子炉を復旧させるという神業をやってみせ、基地の機能を回復させます。
そしてウルトラ警備隊の攻撃と、セブンのアイスラッガーでガンダーは撃破。
ポール星人は、地球人の忍耐力に負けた旨を言って去っていきました。
しかし、セブンの出身地であるM78星雲には冬が無いため、セブンはこの戦いで、今後の戦いにも影響するほどの大ダメージを受けました。
ギエロン星獣
地球防衛軍の兵器実験によって破壊された惑星ギエロンの生物が、変異して復讐のために地球に飛来しました。
放射能を吐いて東京へ進撃しますが、セブンにアイスラッガーで喉を斬られて倒されます。
恐竜戦車
キャタピラの上に恐竜が乗っているシュールな怪獣です。
地球防衛軍の新兵器、スパイナーの実験を妨害しようとするキル星人の誇る、動く要塞であり、スパイナーの実験場に出現。
何としても実験を妨害しようとします。
武器は戦車砲と目からのレーザー、戦車故の大出力で、セブンの腕も轢きました。
最後はスパイナーがキャタピラの真下に入り込んだところを、セブンのウルトラショットで起爆され、吹き飛びました。
プロテ星人
地球防衛軍の戦略資料を集める宇宙人です。
宇宙人の科学者として、一之宮という天才を仲間につけ利用しますが、その目的が科学の平和利用ではなく、あくまで地球侵略だったことを知った一之宮の怒りをかいます。
セブンとの戦いでは、すぐにテレポートする、光線が突き抜ける、アイスラッガーで首を斬られても死なない、幻影術を使ってくるなど、捉えどころのないバトルを展開。
しかしそれはプロテ星人の抜け殻であり、液体状になった本体は、一之宮の作った電送機で逃げようとします。
しかし、その電送機に一之宮が飛び込みます。
消滅する二人。
電送機は、二人以上では再生不能でした。
人間嫌いの一之宮は、最後に命を捨てて人類を守ったのです。
マゼラン星人マヤ
地球を侵略ではなく、破壊しようと企むマゼラン星が送り込んだ工作員の少女です。
恒星間弾道弾という超ド級の兵器を発射して地球を爆破しようとし、マヤは計画の邪魔になるダンを無力化するため、変身に使うウルトラアイを盗むのが目的でした。
しかし、マゼラン星は、マヤに迎えを出すことも無く、ミサイルを発射。
見捨てられたと悟ったマヤは、ダンにウルトラアイを返して変身させます。
セブンの活躍で、ミサイルはマゼラン星へUターンしていきましたが、ダンが地球に戻った時には、既にマヤは自ら命を絶った後でした。
クレージーゴン
はい名前直訳しちゃダメよん。
バンダ星人が鉄資源を狙って出現させたロボットです。
そのために、渋滞している高速道路ばかりを奇襲、車を食べてしまいます。
ニセの交通情報と車にしかけた爆弾で、バンダ星人の宇宙船は爆破されますが、ロボットはそのまま暴走を開始。
エメリウム光線もアイスラッガーも通用しませんが、セブンの、自身をミクロ化してウルトラ警備隊のエレクトロHガンに侵入し、発射されると同時に巨大化して体当たりする捨て身の技、ステップショット戦法に何とか倒されました。
ガッツ星人、アロン
いかなる戦いにも負けたことの無い無敵のガッツ星人だ(本人談)。
まず、セブンを倒すことが最優先と考え、怪獣アロンを何度も送り込んでセブンの能力を分析。
その上で、幻影や分身を駆使してセブンのエネルギーを無駄遣いさせ、限界が来たところを攻撃して倒し、十字架に閉じ込めました。
これは、セブンの姿のまま倒れれば、地球人は精神的な支柱を失くすに違いないという作戦です。
しかし、ウルトラ警備隊の活躍でセブンのエネルギーが復活。
最後は、アイスラッガーと光線の合わせ技、ウルトラノック戦法で宇宙船ごと粉砕されました。
ノンマルト、ガイロス
海底に居住区を持つ、謎の種族です。
人類の海底進出に警鐘を鳴らす少年、真市が語るところによれば、地球はもともとノンマルトのもので、後からやってきた人類のためにノンマルトは海に逃げるしか無かったということです。
しかし、ノンマルトはタコ型の怪獣ガイロスと、拿捕した原潜で地上攻撃を開始。
ダンは仕方なく変身し、アイスラッガーでガイロスをバラバラに切り裂いて倒します。
そしてウルトラ警備隊は、ノンマルトの海底基地を発見。
これを攻撃して壊滅させます。
そしてキリヤマ隊長は「海底も我々のものだ!」と狂気に満ちた笑顔を見せます。
ロボット長官
人間の代わりにロボットが支配する、第四惑星のトップです。
見た目は人間ですが、その中身は機械です。
第四惑星は、元は人間が支配していたのですが、ロボットを生み出してから怠け者になり、ロボットに取って代わられたというバックボーンがあります。
人間はロボットにとって必要なエネルギー源なのですが、第四惑星の人間は絶滅が近いので、地球を占領しようとします。
第四惑星に連れてこられていたダンはセブンに変身、ロボットたちの街を破壊し、侵略ロケット部隊もワイドショットで壊滅させます。
他人事、フィクションだと言えますか?
ゴース星人、パンドン
最終回に登場。
度重なる侵略者との激戦でセブンが疲弊しきったところを地球侵略に来た宇宙人がゴース星人です。
ゴース星人が操る怪獣がパンドンで、体力が限界のセブンを圧倒しますが、アイスラッガーに敗れます。
しかし、ゴース星人はアマギ隊員を人質に取り、地底ミサイルで各国主要都市を破壊していきます。
ウルトラ警備隊が、ミサイル基地を特定。
攻撃準備に入りますが、このままではアマギ隊員が犠牲になります。
ダンは、アンヌ隊員に自分の正体を明かして、アマギ隊員を助けるため最後の変身を敢行。
セブンがアマギ隊員を救出した直後に、ウルトラ警備隊の攻撃が命中し、ミサイル基地は壊滅します。
しかし、強化改造されたパンドンが、最後に一矢報いんと出現。
もはや戦力など、これっぽっちも残っていないセブンですが、気合いだけでパンドンと戦います。
この情景を見ていたアンヌ隊員は、仲間たちにダンがセブンであることを伝えます。
ウルトラ警備隊の猛攻撃で、次第に押されていくパンドン。
セブンはアイスラッガーを放ちますが、パンドンにキャッチされてしまいます。
しかし、なおもウルトラホークの援護射撃が続き、セブンは体勢を立て直します。
そして、パンドンがアイスラッガーを投げました。
セブンは、渾身のウルトラ念力でそれを更に投げ返します。
この一撃で、パンドンは首を断たれ、今度こそ倒されました。
そして、セブンは宇宙へ帰っていきます。
死んでしまったようにも見える幕切れでしたが、四年後、「帰ってきたウルトラマン」で元気な姿を見せます。
ウルトラセブン、怪獣まとめ
セブンの怪獣デザイナーさんは途中で交代しているんですが、そういうことまで書いてると収拾付かないので今回は割愛。
それでは(@^^)/~~~
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