ウルトラマンとウルトラマンジャックの違いは?

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ウルトラマンとウルトラマンジャック、どこがどう違うのか。

はい皆さん。

またしても「ウルトラマンジャック」の名を使わなければいけません。

今回は、初代ウルトラマンと、「帰ってきたウルトラマン」ことウルトラマンジャックの違いを説明していこうと思います。

彼は「帰ってきたウルトラマン」であり「新マン」であり「郷さん」なのですが、ジャックの名前が付いて長いので、今回はジャックの名で語っていこうと思います。

ではスタート!

初代とジャック、同じ顔じゃん!

まず、初代ウルトラマンとジャックの顔は、ほぼ同じです。

何せ、ジャックのマスク形取りには、初代ウルトラマンのマスクの金型が使われたそうなので。

これは当初、初代ウルトラマンがそのまま帰ってくるという設定で考えられていた名残です。

よく見れば口の大きさ、目の角度、バランスなどが別物なんですが、ぱっと見で最初に印象に残る顔が初代ウルトラマンとほぼ同じなのが、帰マンのキャラクターの弱さです。

今ではもう昔のことですが、こんな筆者にも友達がいたことがありまして、彼を家に呼んでウルトラマンのゲームを起動したところ、「ジャックって初代のパワーアップ形態?」と誤解されました。

違うんだって。

では、外見的な違いを。

初代ウルトラマンと帰マン、外見の違い

まず、首。

初代ウルトラマンは首が赤いのですが、新マンは銀で、涼しげなイメージです。

またパンツも、初代はハーフサイズですが、新マンは短パンです。

何より、新マンは体の赤ラインが二重線という違いがあります。

当初の新マンは、さらに初代そっくりで、初代ウルトラマンの体の赤ラインがそのまま二重線になっただけ、というスーツが作られました。

これでは商品展開に不利と判断され、デザインが書き直されて初代とはだいぶ違うラインのスーツが作られます。

そして、第一話の戦闘シーンはもう一度、撮影されることになりました。

ただ、このラインを変えたのは誰なのか、未だに判然としていません。

初代ウルトラマンと帰マン、主人公の違い

初代ウルトラマンと一体化するハヤタ隊員は、元々、科学特捜隊の中でもエリートであり、一種、冷淡なところが感じられるほど人間臭さの無い洗練されたキャラクターでした。

対して、帰マンと一体化する郷秀樹は、下町の自動車整備工場で働いていたレーサー志望の青年。

恋人もおり、父親を亡くすなど苦労もしていて、ウルトラマンの力を手に入れて慢心するなど、人間臭いキャラでした。

ここで初代ウルトラマンのSF性と、帰マンの人間ドラマ重視という明確な違いが生まれるわけです。

キャラクターの違い

初代ウルトラマンのレギュラー陣は、ほぼ科学特捜隊に絞られていて、怪獣対策のプロフェッショナルのドラマが展開されました。

対して、帰マンの怪獣攻撃隊MATは、主人公の職場という位置づけがされ、そこに主人公、郷のプライベートの居場所、自動車整備工場を営む坂田家が絡んできます。

ここで重層的なドラマが展開されるという、複雑な構造になっています。

また、科学特捜隊は疑似家族的な和やかなムードですが、帰マンのMATは、隊員たちのプロ意識の強さや考えの不和から、対立することも目立ち、そうした硬いドラマが帰マンの持ち味と言えるでしょう。

地球防衛軍の能力の違い

初代ウルトラマンの科学特捜隊は、まだ科学に夢があった時代なので、宇宙用ロケットエンジンや怪獣を一撃で粉砕するビームランチャーなど、SF的な武器で戦っていました。

対して帰マンのMATは、現用航空機の延長線上といった感じのリアルなメカが配備され、また追い詰められたら手持ちの銃器で白兵戦を仕掛けるなど、自分の命を武器にした、悲壮感のある戦法をとっていました。

ウルトラマンの強さの違い

初代ウルトラマンは、徹底的に強く、強靭なフィジカルと必殺のスペシウム光線、各種の超能力を活かした、ほぼ無敵のイメージがあるヒーローでした。

対して、帰マンは弱い。

必殺のスペシウム光線が破られたのも一度や二度ではなく、何度も負けて一戦一戦を必死に戦い切るという、ひたむきな、発展途上の若いヒーローでした。

ただこれが児童層にはウケが悪かったらしく、「ウルトラマンが弱すぎる」という声を受けて誕生したのが、様々な武器に変型するウルトラブレスレットでした。

これで少なくとも、戦力面では初代ウルトラマンと差別化ができたのです。

そのために、スペシウム光線が通じない描写が更に増えるのですが。

怪獣の違い

初代ウルトラマンは、第一話の怪獣が宇宙怪獣ベムラーで、様々なフィールドから出現する多種多様な怪獣、宇宙人と戦いました。

一方、帰ってきたウルトラマンが宇宙怪獣と戦ったのは、第18話が初めてです。

宇宙人に至っては、30話台でようやく登場。

確かに、ストーリーが硬すぎる気がしますね。

変身の違い

初代ウルトラマンは、ベーターカプセルを点火することで変身していました。

帰マンの変身に必要なのは、意志です。

人間の力を最後まで出し切って、初めてウルトラマンの力が宿るという究極の変身です。

だから帰マンには、変身アイテムがありません。

別れの違い

初代ウルトラマンは、ゾフィーが命を持ってきたことで、その一つをハヤタに与えて分離して、光の国へ帰っていきました。

しかし、帰マンはそうではない。

郷と一体化したまま帰ってしまうのです。

どうもこれは、ウルトラマンと郷の意識が完全に同一のものになっていたからでは、と解釈されることが多いです。

ウルトラマンと帰ってきたウルトラマンの違い、まとめ

そのキャラクターの主張の大人しさから、影が薄い扱いをされることが多い帰ってきたウルトラマンですが、面白い番組にしよう、それでいて一本筋が通った番組にしようという意気込みから、ウルトラマン自身の主張よりも、ドラマの面白さを取ったのだ、と思います。

それでは(@^^)/~~~

結局ジャック呼びに抵抗してしまったなあ。

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