ウルトラマンガイア、アグルと戦った怪獣の代表格を。
さて皆さん、筆者です。
まあ新マン、エースの怪獣の記事を作成しまして、思い入れたっぷりに書いていたら長ったらしくて暑苦しい記事になってしまったので、平成三部作リアタイ世代として、できるだけ「ガイア」の怪獣を冷静に紹介できればなと思います。
ではスタート。
根源的破滅招来体とは
地球に怪獣を送り込む、宇宙の悪です。
何者なのか、地球をなぜ滅ぼしたいのか、そういうバックボーンは一切語られません。
とにかく、何者かが地球を滅ぼすために怪獣を送り込んでいるという状況でスタートします。
この正体に関しては、最終回でも、その後の小説やオリジナルビデオなどでも全く語られません。
怪獣を送り込んでいる何者かを破滅招来体と呼ぶこともあれば、怪獣そのものを破滅招来体と呼ぶケースもあり、意図的に視聴者を混乱させるのも狙いだったと思われます。
これがウルトラマンガイア、ウルトラマンアグルと戦います。
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宇宙怪獣、地球怪獣
・COV(コッヴ)
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コズミック オルガニズム ヴァンガード。
最初に地球に送り込まれた地球外生体兵器です。
都心を荒らし回りましたが、真の目的は破壊ではなく、眠っている地球怪獣を目覚めさせることです。
武器は腕のカマと、額から放つ光弾。
地球が生み出したウルトラマンであるガイアの初陣の相手となり、フォトンエッジで粉砕されました。
・ギール
COVの出現場所の地底から出現した地球怪獣です。
強靭な顎でビルを食べ、特捜チームXIGの攻撃が貫通できない強力な外装を持ちます。
更に腹を開いてマグマ弾を放ち、周囲を焼け野原にします。
XIGの空軍チーム、ライトニングの梶尾リーダーがマグマ弾発射口を撃ち抜き、ガイアのフォトンエッジが粉砕しました。
・アパテー
生きている金属です。
宇宙空間で、テレビ放送の電波からガイアの姿をコピーして東京へ向かい、その道中となる中東の砂漠でXIGと激突。
武器は甲冑風に変身しての格闘戦と、腕が変形して構成される槍など。
XIGはおろか、ガイアのクァンタムストリームすら通じないタフネスを持ちますが、そこに現れたもう一人のウルトラマン、藤宮博也が変身するウルトラマンアグルのフォトンクラッシャーに倒されました。
・メザード
量子飛躍によって、全ての空間に同時に存在することができる波のような生命体です。
当初は湾岸を分子分解して砂に変え、その特性からXIGの攻撃でもすり抜けてしまう強敵でしたが、ミクロ的な空間にいるのをマクロ空間に引っ張り出す、パイロットウェーブによってこちらの世界に出現、ガイアのフォトンエッジに倒されました。
しかし、その際に人間の心を覗き込み、その後三回も再登場。
常に電話や無線、テレビなど、電波を利用して人間の心を操ろうとしていました。
あざ笑う眼
・ガンQ
山肌に現れた「目」です。
見た感じ生き物なのですが、生物としての特性を一切持っていない、全く未知の物体であり、ガイアに変身する高山我夢は学究肌ゆえ、その存在の不条理さに恐怖しますが、その存在ではなく、目的に着目することで克服。
要するに「目」は、XIGのミサイルなどを吸収することで、活動するための体を構成したかったのです。
そして最後は、ガイアをも吸収しますが、そのガイアに体内から破壊されて倒されました。
その後のエピソードでは、戦国時代の魔術師が生み出した怪獣という定義がされましたが、真相は闇の中で良かったのでは。
・ミズノエノリュウ
東京の霊脈が土地構造によって絶たれたため、その怒りを知らしめるために出現した、大地の守護神です。
ガイアも全く歯が立たない強力な怪獣でしたが、風水師に説得され、姿を消します。
その後は、地球怪獣のリーダー格として存在感を発揮します。
・アルギュロス
アパテーの同族で、こちらはアグルをコピー。
アグルが生まれた実験施設を狙ったため、アグルと二度に渡るバトルを展開し、ニセアグルに化けましたが、フォトンクラッシャーに倒されました。
アグル暴走
・ディグローブ、ゾンネル
天体生物ディグローブが地球へ接近した危機において、アグルが山から目覚めさせた怪獣がゾンネルであり、この怪獣は体内に核融合炉を持っている、太陽に近い生命体です。
このゾンネルのエネルギーをディグローブにぶつけて破壊し、地球を救おうとする藤宮ですが、我夢はその爆発で約何千人が死亡するかを試算。
藤宮の冷酷な計算に愕然とし、ゾンネルを救おうとしますが、藤宮もアグルに変身して計画を達成しようとします。
果たしてゾンネルのパワーは発射されました。
エネルギーが危ういガイアは大気圏へ飛び、巨大なバリアーを展開してディグローブの爆発から町を救いますが、このことでガイアとアグルの対立が決定的になります。
その後、恐竜を寄生することで滅ぼした絶対生物ゲシェンク、不法投棄物が集まる海域の無酸素プランクトンが変異したカンデア、活動することで電波状態を最悪にするパズズなどと戦います
アグルの過ち
・ゾーリム
地球のためには人類は滅びても仕方ない、とするアグルは、より考えが先鋭化し、地球のためには人類は滅びなくてはいけない、というところまで辿り着き、地球怪獣、ギールやゾンネルの二匹目を覚醒させてガイアと激突します。
しかし、ガイアとアグルの激突で生じた膨大なエネルギーから、超ド級のワームホールが生成されます。
そこから出現した巨大怪獣がゾーリムで、破滅招来体は二人のウルトラマンを激突させるように初めから仕組んでいたのです。
それが光量子コンピューター、クリシスの出した「人類が滅びれば地球は助かる」という解答であり、クリシスの開発者である藤宮が見事に引っかかってしまったということです。
絶望した藤宮は、アグルの力をガイアに託して姿を消します。
ガイアは「スプリームバージョン」に変身する力を得てゾーリムを撃破します。
・ミーモス
アパテー、アルギュロスの破片が合体した新たな金属生命体です。
ガイアに九回投げられて倒されました。
・ルクー
幻の街、ウクバールから、ただの配送業のおっちゃん、永田を迎えに来た怪獣です。
・アルゴナ
潰れかけの鉄工所に卵の状態で落下した怪獣です。
何も考えていない鉄工所職員によって、卵の身代金をゆする道具として使われましたが、孵化。
どう猛な肉食怪獣ですが、再び眠らせてあげたい、と思う学者の訴えを聞き、ガイアが凍結、南極まで運んでいきました。
人類の過ち
・ティグリス
再び姿を見せた藤宮は、自分の過ちを贖罪するべく彷徨っていました。
そこでも事件が起きます。
藤宮の暴挙によって、地底怪獣に敏感になっていた各国は、地底貫通弾という条約で禁止された兵器を使い、怪獣が出現する前に叩く動きになっていました。
日本でも、XIGの上部組織であるGUARDが、柊准将に命じて津村湖の怪獣、ティグリスを撃滅するため、地底貫通弾を使用します。
確かに、何もしていない怪獣を倒すのは人道的には過ちです。
しかし、何も対策をしないで怪獣の被害を傍観するのも、また人道的な過ちです。
柊は、藤宮の制止を鉄拳制裁で抑え、鉄の意思で貫通弾を発射。
人間の都合と怪獣の都合。
どちらも間違っていないことを知るガイアには何もできず、大怪我を負って地上に出現したティグリスを柊は更に攻撃します。
ガイアには、死亡したティグリスを地中に帰してやることしかできませんでした。
・ツチケラ
地底貫通弾の毒素で凶暴化した、沼に潜む怪物です。
元々は、太平洋戦争中、軍部が開発した人工細菌の実験台になって体が変異した将校でした。
沼を見守ってくれる旧友のおかげで今まで大人しく過ごすことができましたが、地底貫通弾で激変し、巨大化して暴れ出します。
最期は、ガイアの鎮静化光線と、戦争で死んだ娘のオルゴールの音色で浄化され、天国へ旅立ちました。
アグル復活
・Σズイグル
破滅招来体の送り込んだメカ怪獣で、一度はガイアに一撃で倒されるものの、その際にガイアの手に自己増殖する金属片を撃ち込みました。
復活し、再度変身しようとした我夢は、手から発生する金属片の十字架に捕らわれ、Σズイグルの体内に吸収されます。
ガイアの変身を封じ、人質にして、そのまま宇宙へ運び去ろうとします。
その時、力を望んだ藤宮に、海が応えました。
大海原を二つに割って復活したウルトラマンアグルは、我夢を救出。
人類の味方となってΣズイグルを新技、フォトンスクリューで粉砕します。
しかしそれでもなお、人類への厳しい姿勢は崩しません。
・イザク
絶滅動物の再生プロジェクトにおける実験動物、イザクが怪獣化した時は、XIGの攻撃を制止するアグルが見られます。
イザクの種族は人類に滅ぼされました。
だから人間を憎んでいるのだとアグルは思っていたのですが、戦ってみた感じ、どうも違う。
イザクは、ハンターに追われて逃げ回っていた時と同じで、ただ生き延びたいだけなのです。
ガイアも戦意を喪失しかけますが、仕方なくスプリームキックでイザクを撃破。
我夢の心には、絶滅動物を二回も殺してしまった悲しみが渦巻きました。
藤宮は言います。
「人間は、過去の過ちを自分たちのものだと背負っていかない限り、本当に変わることはできないんじゃないか」
総攻撃
・ドビシ、カイザードビシ
アグルをも倒す破滅魔人ブリッツブロッツ、ゼブブなどが出現し、とうとうXIGの拠点であるエリアルベースも陥落。
地上に拠点を移したXIGは、新型戦闘機でガイアと協力しながら、何とかゼブブを倒します。
しかし、ワームホールからドビシと呼ばれるイナゴの群れが、世界各地を包み、地球を暗黒に閉ざします。
そのドビシを駆除すべく、ガイアとアグルは決死の進軍。
しかし、イナゴたちは集結し、巨大怪獣、カイザードビシへ変身します。
ガイアとアグルはこれを倒しますが、イナゴは無限にいるのでキリがない。
そのカイザードビシが、まばゆい光で消滅しました。
天使の降臨です。
・ゾグ
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美しい姿をしている、破滅招来体の最終兵器です。
この天使がカイザードビシを消滅させ、更にガイアとアグルにエネルギーを補給します。
しかし、その正体は邪悪で、エネルギーが充填された状態のウルトラマン二人を強力な波動弾であっさりと倒し、更にその正体がただの人間であるところまで放送させ、世界中に絶望をもたらします。
しかし、救いがありました。
眠っていた地球怪獣が覚醒し始めたのです。
地球はウルトラマンの星
・地球怪獣たち
地球怪獣は、ゾンネルがそうであるように、マグマの輝きを持っています。
その光を我夢と藤宮に送り、二人のウルトラマンを復活させる最終作戦が敢行されました。
地球の光で復活したガイアとアグルは、世界中のドビシを光線で一掃。
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邪悪な正体を現したゾグも、必殺のフォトンストリーム、アグルストリームで粉砕されました。
こうして戦いは終わり、大学に戻った我夢は、道端の小さな草とミズノエノリュウの姿から、地球の本質に気付きました。
そして最後のメッセージがこれです。
地球には怪獣がいて、ウルトラマンがいる。
この素晴らしい星を、わたしたちはもっと大切にしていきたい。
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ウルトラマンガイア 怪獣 まとめ
怪獣とドラマは分けて考えろとも思いますが、怪獣の特性でドラマが回ってることは多々あるので、どうしてもドラマ部分に踏み込むしかなくなりますね。
それでは(@^^)/~~~
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