ウルトラマンのアニメで怪獣の扱いは?

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ウルトラマンのアニメで怪獣はどういう扱い?

さて皆さん。筆者です。

めでたくウルトラマンブレーザーも第一話放送を終えましたが、ここで疑問。

実写とアニメの境界って、どこ?

俳優が顔出して演技しているのなら、実写なんでしょうが、例えばウルトラマンならR/Bの劇場版の戦闘シーン。

フルCGです。

これは実写とは言えないのでは。

CGで役者の顔を作るまでに至ると、実写、アニメ、CGで分けるのがナンセンスに思えてきますね。

ということで、今回はアニメで製作された、ザ☆ウルトラマン、ウルトラマンUSAの怪獣を振り返っていこうと思います。

ではスタート。

なぜアニメだったか、ザの挑戦

 

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ザ☆ウルトラマンは、ヒーローの名前をウルトラマンジョーニアスといい、1979年に製作されたアニメ作品です。

ではなぜアニメだったのか。

実写よりコストがかからないからです。

着ぐるみを作る手間も、町のセットを組む手間も、ロケ地を確保する手間もいらない。

当時のウルトラマンブームを受けて、円谷プロが出した返答がこれです。

ちなみにアニメ制作はサンライズです。

ここでは、内省的な主人公、ヒカリ超一郎の、肝心な時にウルトラマンに変身するため、いなくならざるを得なく、そのため仲間と亀裂が生じるというジレンマが描かれました。

また、ウルトラマンが自分であるのに、それを誰にも感謝されないという悩みもあります。

自分と合体しているウルトラマンとの会話など、当時としては先進的なドラマ作りが目指されました。

基本的に、怪獣が出現、科学警備隊の出動、満を持してウルトラマン登場というドラマツルギーが通底されていますが、後半、「ヘラー軍」と「巨大戦艦ウルトリア」の登場によって、完全に当時、流行りのスペースオペラとなり、ザ☆ならではのオリジナリティが発揮できなかったのが痛いところです。

では、その「ザ☆」には、どんな怪獣が登場したのか。

シーグラ

第一話に登場。

冷凍怪獣ですが、群れをなしているところが実写ではできないパターンです。

プラニウム光線によって殲滅されました。

ゴグラン

ヒカリが宇宙ステーションから排撃した宇宙昆虫です。

この時の、人間の限界を超えた働きによってジョーニアスに見込まれ、合体することになりました。

べドラン

爬虫種族が送り込んだ精神寄生体が、恐竜の生き残りに寄生して変身させた怪獣です。

爬虫怪獣との連戦、更にウルトラの星U40にメッセージを送るのに疲労困憊していたジョーニアスを倒してしまいます。

その後、どうなったのか語られていません。

爬虫怪獣は、三つ首の巨大ヘビ、ジャニュール三世を生み出して科学警備隊に倒されたので、どこかのタイミングでべドランの肉体は廃棄されたのだと思われますが、フラストレーションの貯まる相手でした。

なお、79年の映画「ウルトラマン・怪獣大決戦」にも、ジョーニアスと共に実写で登場。

こちらはプラニウム光線で、実にあっさり倒されています。

アイランダ

海の岩礁がそのまま怪獣だったという、実写では表現不能の大スケールの怪獣です。

しかし、科学警備隊の化学兵器とジョーニアスの変形プラニウム光線で簡単に倒されているあたり、質量は見かけ倒しだったようです。

バラドン星人

宇宙人です。

怪獣墓場から連れてきたレッドキング、アボラス、バニラ、アーストロン、ゴキネズラを暴れさせます。

え、この世界、実写シリーズと地続きなの?と思わせてくれました。

なお、このエピソードの作画は必見です。

悪い意味で。

ヘラー

ウルトラの星U40の裏切り者です。

自分の軍団を作り、宇宙制覇を目指します。

つまり、後半の怪獣は全てヘラー軍が何らかの形で関わっているという図式で、宇宙に出たのに逆に世界観が小さくなってしまいました。

結局はジョーニアスたちウルトラマンと、U40に乗り込んだ科学警備隊の奮戦により、自分の威を象徴するタワーの倒壊に巻き込まれるという、惨めな最期を遂げました。

ウルトラマンUSA

円谷プロがアメリカのハンナ・バーベラ社と提携して作ったアニメです。

ここでは三人のウルトラマン、戦闘力に優れる熱血漢のスコット、知性的でチームの司令塔チャック、女戦士べスが、地球に落下したソーキンモンスターと戦います。

ちなみに、筆者はこれが人生初の新ウルトラマンだったのですが、家で初代ウルトラマンのVHS見てた方が楽しかったです。

 

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グリンショックス

植物型のソーキンモンスターです。

べスと戦いますが、海水に弱いという弱点を突かれ、べスが「ウルトラスパウト」で巻き上げた海水をぶつけることで倒されます。

なお、べスに触手を絡みつかせるシーンのおかげで、べスがオタクたちからいやらしい目で見られているとかいないとか。

ガルバラード

強力な装甲を持つソーキンモンスターです。

スコットにアルカトラズ島まで叩きつけられますが、本体である生命体、EEMは更に電気攻撃でスコットを苦しめます。

最期は、ウルトラエナジーボール、ウルトラスライサー、グラニウム光線の連続攻撃で消滅しました。

ズーン

悪意の無いソーキンモンスターです。

米軍の攻撃からチャックが保護、故郷に似た環境の星まで送り届けてもらいました。

キングマイラ

最強のソーキンモンスターで、90分ごとに倍の大きさに成長する難敵です。

更にワープや透明化も可能ですが、べスのウルトラスパウトに実体を見破られ、チャックのウルトラバブルで動きを封じられて太陽に投げ込まれ、さらにスコットのグラニウム光線で完全に粉砕されました。

ファンシーアニメ

ウルトラマンを題材とするファンシーアニメでも、怪獣の出番は多いです。

特に、可愛いピグモンやカネゴンが登場することが多いですが、最近はなぜか、怖さで頭一つ抜けてるダダが妙に目立っているようです。

ウルトラマンリブット

マレーシアのアニメに登場するウルトラマンリブットも、単なる賑やかしではなく、高品質のCGで作成されたネロンガ直系の怪獣など、様々な強敵と戦っています。

ウルトラ怪獣、アニメまとめ

最近はCGやモーションキャプチャーがあるから、そこまで予算が潤沢に無い国でも、しっかりしたアニメが作れるのが大きいですね。

いつかは南米のウルトラマン、北欧のウルトラマンなんかも見てみたいものです。

北欧の映画は、マジメな内容でないと通らないという壁がありますが。

それでは(@^^)/~~~

 

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