ウルトラマンコスモス、ラスボス、カオスダークネス!
はい皆さん、筆者です。
武力の衝突は何も生みません。
哀しみと憎しみだけを生みます。
ではそんな戦いの現実にどんなアプローチができるのか。
戦わずに悪意をゼロにする方法は無いのか。
それは世界中の人たちがずっと渇望している、しかし未だにビジョンが見えてこない難しい問題です。
さて、戦いを否定するウルトラマンコスモスは、この問題にどう決着をつけたのか。
まさかの「ラスボス洗脳」です。
いーや、これは追及しないといけません。
武力よりヒドイ。
今回はウルトラマンコスモス、テレビシリーズ最後の怪獣、カオスダークネスを振り返っていこうと思います。
ではスタート!
カオスダークネス、データ
身長、70メートル。
体重、7万6千トン。
出身地、P87ポイント。
【#私立ソフビ怪獣図鑑】
2003年 バンダイウルトラ怪獣シリーズ EX
『カオスダークネス』円谷プロ特撮
「ウルトラマンコスモス」登場別名 カオスヘッダーダークネス#あなたのソフビ紹介 pic.twitter.com/tMBFbzBZi4
— 私立ソフビ怪獣博物館 (@sofvi_M_museum) February 2, 2023
カオスウルトラマンカラミティの敗北を受けて光のウイルス、カオスヘッダーが全て集結して形成された、最強最後の実体カオスヘッダーです。
月面での戦い
月面にて、ウルトラマンコスモスがソアッグ鉱石を利用して実体カオスヘッダー、カオスウルトラマンカラミティに辛勝しましたが、直後に全カオスヘッダーが集結してカオスダークネスになりました。
カオスヘッダーは本来、秩序をもたらすために作られた存在でしたが、全宇宙の存在を自分たちと同一にして秩序をもたらすという方法論で、様々な星を壊滅させてきました。
そして、その使命を邪魔し続けたのがコスモスで、カオスダークネスはコスモスへの強い憎しみに支配されています。
カオスダークネスの戦力
両腕からは、破壊光線クリムゾンブレークを発射。
コスモス・エクリプスモードのバリアを突破する威力の光線、破滅魔球ダークデストロイヤーも武器で、念動力で敵を叩きつける戦法も得意です。
バリアを展開しての防御もあり、自己進化で、弱点だったソアッグ鉱石やカオスキメラへの抵抗力を得るなど、防御力も高いです。
カオスダークネスの活躍
カオスウルトラマンカラミティとの激戦でエネルギーを消耗したコスモスを圧倒しますが、まだ毒性となるカオスキメラへの抗体が不完全でした。
怪獣保護チーム、EYESの宇宙船、テックブースターから大量のカオスキメラを撃ち込まれて怯み、コスモスが放ったコズミューム光線を受けて消滅しました。
コズミューム光線!!#ウルスタ#ウルトラマンコスモス pic.twitter.com/rFPtcqgYku
— 諜報員キ”マイラ (@spadeblade) November 16, 2023
しかし、まだ生きていて、地球へ飛来して再び実体化します。
今度は抗体が完成していて、カオスキメラも通用せず、憎しみから破壊を繰り返します。
憎しみという心
ムサシは、憎しみが芽生えたということはカオスヘッダーにも心が生まれたということで、ならば分かり合えるはず、と一足飛びの論理で出撃します。
更にリドリアス、モグルドン、ボルギルスと今まで保護した怪獣が出現。
なぜか怪獣たちはみんなムサシに同調していて、カオスダークネスを説得しようとし始めます。
一瞬破壊活動を躊躇するカオスダークネスですが、説得を振り切ってリドリアスを攻撃します。
ムサシの説得で再び思い留まりますが、やはり説得を否定してムサシをも殺そうとします。
そこにコスモスが復活。
2023.7.20 ウルトラマンスタジアム
バトルステージ&フォトセッション
ウルトラマンコスモス(コロナモード) まとめ
#ウルトラマンコスモス
#ウルトラマンスタジアム #ウルスタ pic.twitter.com/hj5Zd4vcGl— てぃ~~~ば (@ULTRA_Z_PHOTO) July 21, 2023
コスモス・コロナモードの猛攻には意外に苦戦しますが、コスモスの止めの一撃のつもりだったネイバスター光線がエネルギー不足で撃てず、またもカオスダークネスはコスモスを圧倒します。
その時、ムサシとコスモスが再融合。
そして洗脳へ
ミラクルナモードに変身したコスモスに、鎮静光線、フルムーンレクトを撃たれますが、その浄化を否定して破壊光球でコスモスを攻撃します。
フルムーンレクトが必殺技として紹介されることあるんだ(円谷はこの辺「得意技」とか言い回して徹底してるイメージあったんだけど) pic.twitter.com/EWKeacttfA
— エレスバ (@ELEK_SUBARU) May 22, 2023
コスモスは照射を続け、EYESの戦闘機、テックスピナーの援護で光球だけを破壊されます。
最後はリドリアス、ボルギルス、モグルドンの呼び掛けと、コスモスが放った最後の光線、ルナファイナルで心に訴えかけられます。
これで、今まで理解できなかった『愛』と『優しさ』を理解し、遂に浄化され、天使のような女神のような姿のカオスヘッダー0へと生まれ変わりました。
浄化って何だ
カオスヘッダーが何らかの外的要因で暴れていて、その要因を取り除いて大人しくさせるなら「浄化」でしょうが、カオスヘッダーの心を変えて全く別の存在にすることの何が「浄化」なんでしょうか。
憎しみから浄化したなら元の光のウイルスに戻るべきではないでしょうか。
ビームで心を人間の都合の良いように変換することの何が「慈愛」であり「共存」であり「相互理解」なんでしょうか。
これは洗脳です。間違いなく。
カルト宗教がよくやる手口と全く変わりません。
これで「戦いを否定した優しいヒーロー」というのはまあ高度なギャグですこと。
強力な力で屈服させることには変わりないですよね。
その後のカオスヘッダー
コスモスと共に地球を去っていったカオスヘッダー。
ウルトラマンサーガでは、怪獣の星になった遊星ジュランの新たな守護神になっています。
ウルトラマンサーガではこのカオスヘッダーがバット星人に拉致されたので、コスモスがやってくるという展開でした。
そこがカットされたので、何でウルトラマンダイナがコスモスを呼んだのか不明瞭になっています。
更に、ハイパーゼットンに吸収されたカオスヘッダーがそのまま食い殺され、ショックを受けたコスモスがゼットンのカマで一閃されて即死するという流れでしたが、ここもカットされたので、ただコスモスが一撃で倒されたようにしか見えなくなりました。
ウルトラマンコスモス、カオスダークネスまとめ
ということで、今回はカオスダークネスを振り返りました。
力で勝つだけじゃ何かが足りない「フルムーンレクト!ルナファイナル!屈服しろ!」
力で勝ってますがな。
それでは(@^^)/~~~
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