ウルトラマンティガ、皆さんタマネギ掘りに?マグニア!
はい皆さん、筆者です。
今回はウルトラマンティガに登場した気持ち悪い怪獣の一匹、マグニアについて語っていこうと思います。
ではスタート!
マグニア、データ
ウルトラマンティガに登場。
寄生怪獣マグニア。
身長66メートル。
体重5万8千トン。
出身地、宇宙。
武器、口からの帯電ガス、無限のスタミナ。
宇宙から隕石と共にやってきた、生物の生体エネルギーを吸収して活動する怪獣です。
ガッツウイング墜落
とある山村。
特殊捜査チームGUTSのダイゴ隊員、ホリイ隊員は、連絡を絶った宇宙観測センターの調査に来ていました。
その辺りで数日前、隕石が行方を絶った事件もあり、ホリイ隊員がまたフラれた問題もありました。
惚れ薬を作ってみせると豪語するホリイ隊員ですが、突然、戦闘機ガッツウイング2号の計器がショート。
墜落するガッツウイング。
霧が渦巻く山中。
霧の中に巨大な影がありました。
どうやら、強力な磁場に捕まったと考えられ、本部との通信も不能。
ダイゴ隊員とホリイ隊員は、専用バイク、スタッグに乗り換えて宇宙観測センターに向かうことになります。
その途中にあった村は、ついさっきまで人がいた形跡があるのに全くの無人、という異常な状況でした。
そして二人は、全身が濡れた謎の女と遭遇。
意識が朦朧とした女は、「霧が来る」と呟きます。
奇怪生命体
ウイング二号の捜索に向かったシンジョウ隊員とも連絡が途絶えた状態です。
ダイゴ隊員とホリイ隊員は、女を村に保護。
女は、霧に襲われたという謎の証言をしますが、二人がGUTSだということを知ると、突然感情的になります。
戸惑うホリイ隊員ですが、村人が帰ってきたのを見て出迎えます。
「皆さんお揃いでタマネギ掘りに‥‥」
村人の首筋には、タマネギのような異常な生物が寄生していました。
そして、ナタやクワでホリイ隊員たちに襲いかかる村人ら。
何とか脱出する3人ですが、山中に飛び込んだ3人に、霧が襲いかかってきます。
その霧からは、タマネギに昆虫の足が付いたような生物が大量に出現。
ガッツハイパーガンで撃ち落とすダイゴ隊員、ホリイ隊員ですが、寄生生物は何匹でも出現します。
霧だけにきりがない(激ウマギャグ)ので、3人は撤退。
洞窟でホリイ隊員は、消えた隕石に乗ってきた宇宙生命体が、人間に取り付いて操っていると推察しました。
絶望の女
夜が明けたら山を降りる必要がありましたが、女は、宇宙観測センターに向かう意思を表明します。
「どうせムダ」「逃げ切れっこない」と言い、自分の命にどこか投げやりな女ですが、ダイゴ隊員らの任務も元々はセンターに向かうことでした。
ダイゴ隊員が山を降りて本部に連絡、ホリイ隊員がセンターに向かうことになります。
しかし、朝になっても晴れない霧はダイゴ隊員を襲います。
スタッグで山道を疾走するダイゴ隊員ですが、遂に霧に追いつかれ、川に落下しました。
しかし何故か、寄生生物はダイゴ隊員に寄生することができず、霧と共に退散しました。
父の名は
ホリイ隊員と女は、消えた隕石を発見。
それは寄生生物と同じ、グロテスクな形状で、そこには操られた村人が集まり、生体エネルギーを吸収されていました。
早く倒してと懇願する女ですが、弱点が分かりません。
それは水だと言う女。
霧は川から逃げていた。
だから女は川に飛び込み、濡れていたのでした。
そこに出現した寄生生物から逃げる中、二人は観測センターに到着します。
センターも無人で、どうやら生物に襲われた模様。
その内装を見た女は、感慨深げにします。
GUTSは、どうせ父と同じ人でなし集団だと思っていた、と口にします。
女は、この山で死んで、センターで研究に打ち込んでいた父に会うつもりでした。
女は、初めて名を名乗ります。
エザキ・ミチル。
怪獣リガトロンに取り込まれた科学者、エザキ博士の娘でした。
人間の実力
ミチルは、霧に包囲された状況で悲観的になります。
昔読んだ、霧の中の怪物に人々が次々と殺されていく小説を思い出していました。
その小説の最後、世界は滅亡すると記憶していたミチルですが、ホリイ隊員は、世界は滅びたりしないと断言します。
なぜなら。
「GUTSがおるからや」。
寄生生物は通気口を通じてセンターに侵入します。
ホリイ隊員はミチルを庇って、生物に寄生されますが、ミチルの父親、エザキ博士が最後まで諦めなかったことを思い、正気を守って生物を鷲掴みにします。
「人間舐めたらアカンで!」
首筋から生物を力任せに引き抜き、センターのスプリンクラーを射撃して水を降らせ、襲いかかる生物たちを溶かして倒します。
怪獣マグニア
GUTSは、航空機では危険なため、地底戦車ピーパーで現地に到着。
霧のエネルギー源となる隕石への攻撃を敢行しますが、その時、村中の霧が集まり、一匹の怪獣へと変貌しました。
この怪獣マグニアが、霧と寄生生物の正体です。
ピーパーはドリルからビームを発射しますが、マグニアは口吻から電撃を帯びたガスを吐き、ビームを押し返して簡単にピーパーを動作不能に陥れます。
その時、川辺に流れ着いていたダイゴ隊員が、ウルトラマンティガに変身。
光線技、ブライトショットでピーパーを救出します。
無限のスタミナの怪獣
パワータイプに変身したティガですが、マグニアは隕石に蓄えた人間の生体エネルギーを吸収し、パワーアップ。
剛力を誇るティガ・パワータイプの打撃が全く通用しません。
無限のスタミナの怪獣に苦戦するティガ。
隕石を破壊すればエネルギー供給を絶てるのですが、ガッツハイパーガンではパワー不足。
ミサイルなら効果はありそうですが、ピーパーは動作不能。
「ミサイルなら効果あるんだな?」
行方を絶っていたシンジョウ隊員が到着しました。
シンジョウ隊員は、戦闘機、ガッツウイング1号のミサイルで隕石を破壊。
スタミナが絶たれた怪獣は、とにかくティガにガスを吐きますが、ウルトラシールドに阻まれ、通じません。
ティガの猛攻に圧倒されるマグニア。
そしてティガ・パワータイプ必殺のデラシウム光流が、マグニアを粉々に吹き飛ばしました。
惚れ薬
事態が収拾。
村人たちも正気に戻り、ミチルは小説のラストを思い出した、と語ります。
希望を持った男女が遠い地平を目指し、そして恋に落ちる。
そしてホリイ隊員にキスをかましました。
明るさを取り戻したミチル。
ムナカタ副隊長は、ホリイ隊員を見て笑います。
どうやら惚れ薬は完成していたようです。
マグニアいろいろ
脚本は、これがデビュー作となる長谷川圭一さんです。
実は装飾スタッフだったのですが、その後、平成ウルトラマンには欠かせない人材となりました。
マグニアの元のデザインは、怪獣デザイナーの丸山浩さんが「ウルトラマンネオス」の頃に検討していたもので、球体全てが眼球という案もあったのですが、気持ち悪くて書き直しになったそうです。
じゅうぶん気持ち悪いよ!
小説作品には登場していますが、映像作品にはマグニアの再登場は今のところありません。
ウルトラマンティガ、マグニアまとめ
ティガらしい気持ち悪いバイオな怪獣とドラマ面の充実、GUTSの活躍が詰まったオトクなエピソードでした。
それでは(@^^)/~~~
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