初代ウルトラマン、正攻法では撃滅不可能な怪獣、ザラガス！
はい皆さん、筆者です。
今回は初代ウルトラマンにおける強力な超能力怪獣、ザラガスに関して振り返っていこうと思います。
ではスタート！
ザラガス、データ
「変身怪獣ザラガス」。
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身長40メートル。
体重2万トン。
強力な閃光を発して、失明事件を起こしていた怪獣です。
初代ザラガス
科学特捜隊のムラマツキャップたちは、新設の児童会館を見物していましたが、その天井が割れ、外から6千万カンデラの強烈な閃光が浴びせられて職員が失明します。
閃光は児童会館だけではなく、近隣住民に広く影響したようで、角膜をやられた人も多いという状況。
科学特捜隊はパトロールを開始します。
一方、科学特捜隊のイデ隊員は、対怪獣のため4年間研究していた、新兵器QXガンを完成させていました。
これは怪獣の脳細胞に到達し、一瞬で倒してしまう武器です。
何日か、何事も起こらない日が続きましたが、ある日、6千万カンデラの閃光が発生。
街に赤い噴煙が吹き出し、その中から怪獣ザラガスが現れました。
アラシ隊員のスパイダーショットも通用せず、科学特捜隊は戦闘機、ジェットビートル2機から一斉にミサイルを撃ち込む、「ウルトラ十文字作戦」を展開。
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この攻撃でザラガスは倒れ、科学特捜隊の勝利と思われました。
しかし、ザラガスは口から赤い噴煙を吹き出し、体の甲羅を脱ぎ捨てて起き上がります。
前よりも凶暴になって暴れるザラガス。
ムラマツキャップから、攻撃中止が命令されました。
射つなアラシ
総合防衛委員会から、攻撃の厳禁を命じられる科学特捜隊。
委員会の科学者によると、ザラガスは攻撃への対抗性が非常に強いとのこと。
1つの攻撃を受けると、次の瞬間にはその攻撃に耐えられるよう体質変化を遂げてしまうのです。
攻撃を受ければ受けるほど、防御力がますます増大する怪獣がザラガスです。
完全に一発で倒せる方法が無い以上、ザラガスを無闇に刺激するわけにはいかないという判断でした。
イデ隊員は、QXガンの性能に自信を持ってアピールしますが、ムラマツキャップは攻撃しないことを厳命します。
そして児童会館に近づくザラガス。
防衛軍から、子供たちの救助要請が来ました。
科学特捜隊は出動しますが、レスキューが目的で、怪獣に手を出してはいけないとムラマツキャップは命令します。
ハヤタ隊員、アラシ隊員が児童会館に突入、子供たちを救出しましたが、子供たちとハヤタ隊員がザラガスの閃光を受けて生命の危機に瀕します。
このピンチに、アラシ隊員は命令を無視し、QXガンを発砲。
しかしその一撃は、いたずらにザラガスを強化しただけでした。
ますます凶暴になって暴れ回るザラガス。
ハヤタ隊員と子供たちは病院へ移され、ムラマツキャップは命令を無視したアラシ隊員に、謹慎を命じます。
隊員ではなくなったアラシ隊員は病院へ見舞いに行きますが、目が見えない子供たちは、もうザラガスは科学特捜隊がやっつけてしまったと信じています。
アラシvsザラガス
やり切れなくなったアラシ隊員は、ザラガスに対して、自己判断でビートルに乗り込み、その銃座にQXガンを装着して、無茶で無謀な勝負を挑みます。
フジ隊員の、無茶は弱い人がやること、という言葉を正面から聞けず、無線のスイッチを切るアラシ隊員。
しかし、ザラガスは閃光でアラシ隊員を苦戦させます。
病院でその戦況を聞いていたハヤタ隊員は、アラシ隊員を救うためウルトラマンに変身。
しかし、ザラガスの閃光をもろに受けて、ウルトラマンですら視力を失ってしまいます。
近所の鉄塔をもぎ取り、それを剣代わりにウルトラマンに迫るザラガス。
その口に、アラシ隊員がQXガンを命中させました。
攻撃が脳に到達したらしく、爆発を起こして体質を変化させていくザラガス。
ですが、この体質変化途中だけは無防備でした。
気合いで視力を回復させたウルトラマンはスペシウム光線を発射。
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QXガンとスペシウム光線の連続攻撃の前には、ザラガスは体質変化の速度が追いつかず、遂に絶命します。
アラシ隊員は、この功績で隊員に復帰。
「科学特捜隊員は、命令を守り、命令に従って行動し、自分に与えられた責任を果たします」
科学特捜隊の誓い第四条を、泣きながら繰り返すアラシ隊員でした。
大怪獣バトルでのザラガス
劇場版「ウルトラ銀河伝説」に登場したザラガスで、惑星でゴモラと激突。
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口中にワイバーンミサイルを食らったところに、ゴモラの超振動波を受けて粉砕されました。
ウルトラマンギンガでのザラガス
レッドキング、ウルトラマンギンガの攻撃を受け、全身からトゲを伸ばした第3形態に変身。
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しかしギンガの必殺光線、ギンガクロスシュートのパワーには体質変化がついて行かず、粉砕されスパークドールズに戻りました。
ウルトラマンXでのザラガス
グア軍団が地球防衛軍Xioを足止めするため、スパークドールズから出現させました。
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今回は特に体質変化の設定は語られず、Xioの戦力であるサイバーゴモラのサイバー超振動波で粉砕されました。
ウルトラマントリガーでのザラガス
第1形態から登場。
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闇の巨人、ダーゴンの地団駄で覚醒して地中から出現します。
地球防衛軍GUTSセレクトやウルトラマントリガーの攻撃を受けて第二形態、第三形態に進化します。
しかし、細胞を冷却して体質変化を止める作戦が実行され、GUTSセレクトが発射した液体窒素弾を食らってパワーアップが停止、トリガーのデラシウム光流で粉砕されました。
ザラガスあれこれ
ザラガスの着ぐるみは古代怪獣ゴモラの改造です。
「命令！」「命令！」というどこか前時代的なキーワードで展開しますが、アラシ隊員の熱さは普遍的ですね。
銀河伝説のザラガスは、主役怪獣のゴモラの着ぐるみが変更されたのに合わせて、旧ゴモラの着ぐるみが改造されて作られました。
ギンガでの第三形態は、初代で考えられていたものの、予算や時間の都合でオミットされたプランを実現したものです。
トリガーでのザラガスは、銀河伝説から使われている着ぐるみですが、元々これはウルトラマンマックスの時代に作られたゴモラの着ぐるみの改造なので経年劣化が激しく、アゴがパカパカしてしまっていました。
しかし、これのおかげで、ボコボコにされる描写が成功したので結果オーライだとか。
ウルトラマン、ザラガスまとめ
ということで、今回はウルトラマンのザラガスを振り返りました。
正攻法では倒せない強敵で、アラシ隊員の熱さが楽しめる回ということでした。
それでは(@^^)/~~~
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