ウルトラマンの最終回に登場した怪獣で代表的なものは？
ウルトラマンの最終回に登場した怪獣の一覧を最初は作ろうと思ったのですが、まあ57年の歴史があるわけですし、ここ十年は毎年やってますし、あまりに膨大かつ冗長になってしまうので、ここは印象的なものに絞りました。
ではスタート。
宇宙恐竜ゼットン（初代ウルトラマン）
初代ウルトラマンの最終回に登場した怪獣です。
この投稿をInstagramで見る
ゼットン星人が地球侵略の切り札として連れてきた怪獣で、一兆度の火球やバリアなど、全ての能力でウルトラマンを上回り、ついにはウルトラマンを倒してしまいました。
しかしデータに無かった科学特捜隊の新兵器に倒されます。
その後、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンパワード、サーガ、シンウルトラマンの最後の敵として登場。
また、適度に強い怪獣としてウルトラマンに立ちはだかるハードル、というポジションで近年も露出が多いです。
ハイパーゼットンなんかウルトラマンオーブに三回も負けてるし。
双頭怪獣パンドン（ウルトラセブン）
ウルトラセブンの最終回に登場。
体の両脇のクチバシから火炎を吐く怪獣です。
ウルトラセブンのコンディションが最悪の時に地球に侵入したゴース星人が連れてきた怪獣で、戦闘力が残っていないセブンを追い詰めますが、敗北。
その後、ゴース星人のミサイル基地が崩壊した時に再出現。
ウルトラ警備隊の援護を受けたセブンのアイスラッガーで首を断たれて倒れます。
冷凍怪獣マーゴドン（ウルトラマン８０）
ウルトラマン８０の最終回に登場しました。
ウルトラQのペギラから連綿と続く、冷気を噴出して街を氷結させてしまうタイプの怪獣ですが、このマーゴドンは、星々を渡り歩き、惑星の熱エネルギーを全て吸収、凍った死の星へ変えてしまう習性を持つ、大スケールの宇宙怪獣です。
前話の戦いで傷ついていたウルトラマン８０の助力を断り、地球防衛軍UGMのオオヤマキャップは、これまで８０に頼っていたことを詫びます。
そして、地球は人類の手で守ることを決意し、冷凍液で逆にマーゴドンを凍結させる作戦を敢行。
凍ったところに空輸した鉄球をぶつける「ジャイアントボール作戦」で見事にマーゴドンを粉砕しました。
８０は、地球の平和は地球人に任せても大丈夫だと安心して故郷に帰っていきます。
そのため、最終回の怪獣なのにウルトラマンと戦っていない、という面白い個性を持っています。
なお、最終回のサブタイトルは「あっ！キリンも象も氷になった！」
もうちょっと、もうちょっと何かこう。
伝説深海怪獣コダラー、伝説宇宙怪獣シラリー（ウルトラマングレート）
オーストラリア制作の「ウルトラマングレート」最終回に登場したコンビ怪獣です。
オゾン層修復衛星が打ち上げられたのに呼応して出現。
コダラーは海中の酸素を破壊する赤潮を発生させた上で上陸し、国際的軍事組織UMAのレーザーや、ウルトラマングレートのエネルギー攻撃を吸収、投げ返して完勝します。
更にシラリーはICBMの直撃を物ともしない体で地球に飛来、オーストラリア各所を破壊して回ります。
この二匹は、人類の文明が一定基準を超えた時、地球自身が人類を滅ぼすため呼び寄せるシステムでした。
しかし、UMAは古代人が遺したプレートで最終作戦を敢行、コダラーは、光線の増幅反射を繰り返して体が許容量を超え、吹き飛びます。
そしてグレートはシラリーを撃破。
この投稿をInstagramで見る
核爆発のエネルギーを吸収したシラリーを地球から遠ざけるため、宇宙へ去っていきました。
この投稿をInstagramで見る
なお、コダラーはカワイイのです。
邪神ガタノゾーア（ウルトラマンティガ）
ウルトラマンティガに登場。
この投稿をInstagramで見る
南太平洋沖に浮上した超古代遺跡から出現した、超古代怪獣のボス格です。
超古代人を滅ぼした存在でもあります。
アンモナイトが重なったような体躯に上下がさかさまの顔を持つ、全長200ｍの、絶対に人類とは相容れない存在です。
物理的には何一つ説明できない、人を無に帰す闇を発して世界を飲み込み、尖兵怪獣ゾイガーを操って物理的にも大損害を与え、挙句にティガをも倒します。
しかし、世界中の子供たちが光となってティガに集束、復活したティガによって倒され、世界を覆っていた闇と共に消滅します。
暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人（ウルトラマンメビウス）
ウルトラマンメビウスに登場。
ウルトラマンタロウの頃から存在を語られていた謎の凶悪宇宙人で、ロボット兵器、インペライザーを大量に送り込んでメビウスを消耗させ、太陽を黒点で包んで太陽系を闇に閉ざし、その上で地球に降臨します。
メビウスやウルトラマンヒカリ、宇宙の剣豪ザムシャーを倒しますが、ヒカリや特捜チームGUYSと合体して復活したメビウスと、ウルトラマンの光線を増幅させる兵器、スペシウム・リダブライザーの出現、更にウルトラ兄弟の長男、ゾフィーの加勢によって遂に倒されます。
なお、太陽もウルトラ兄弟の光線一斉発射によって黒点を削られ、輝きを取り戻しました。
殲滅機甲獣デストルドス（ウルトラマンZ）
ウルトラマンZに登場。
第一話から暗躍していた宇宙寄生生物セレブロが、人類が開発した人造ウルトラマン、ウルトロイド・ゼロを乗っ取り、地球に眠っていた怪獣の情報を吸収して変身した怪獣です。
武器は、対象を次元ごと崩壊させるD4レイ。
ウルトラマンゼットのあらゆる変身形態、あらゆる武器をもってしても敵わず、変身を解除させ、先輩ウルトラマンの力を何も借りていない最弱形態に戻してしまいます。
しかし、その最弱のゼットが繰り出した怒涛の猛攻に逆に圧倒され、最後はゼスティウム光線で粉砕されました。
ウルトラ最終回怪獣のまとめ
今回は、ストーリーのインパクトと劇中の強さが釣り合っている怪獣を中心にまとめました。
パンドンは、弱体化したセブンに二回も負けてるんだからむしろ最弱なんじゃないかという気もしますが、ウルトラの最終回を語るには欠かせない存在なので。
それでは(@^^)/~~~
コメント