初代ウルトラマン!少年の遣い、ヒドラ!

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初代ウルトラマン、少年の遣い、高原竜ヒドラ!

はい皆さん、筆者です。

今回は初代「ウルトラマン」に登場した怪獣、ヒドラに関して振り返っていこうと思います。

ではスタート!

ヒドラ、データ

「高原竜ヒドラ」。

 

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身長60メートル。

体重ゼロ。

出身地、伊豆、大室高原。

武器、口からの火炎、鋭いくちばし。

自動車を敵視する怪獣です。

深夜の大室山公園

伊豆の大室山公園で、動物たちが暴れ始め、大室山の山頂が怪しく光ります。

科学特捜隊からムラマツキャップ、ハヤタ、アラシ隊員が調査に出動。

「まるで山全体が電気を浴びているように光った」と言う警備員ですが、異常は発見できません。

しかし、大室山は半年前から急に木が枯れはじめ、動物たちの様子もおかしいようです。

同じ頃、科学特捜隊指令室のフジ隊員の前に、謎の少年が現れました。

少年は、大室公園の高原竜ヒドラが暴れると告げ、立ち去ります。

少年と入れ違いにイデ隊員が入ってきましたが、誰ともすれ違っていないということです。

守衛室のスタッフも、誰一人入れていないと断言します。

少年の絵

フジ隊員から高原竜ヒドラの話を聞いたムラマツキャップたちは、大室公園にある高原竜ヒドラの像を見に来ます。


この石像は、全国の子供たちからデザインを募集して作った、架空の怪獣だということです。

当選したのは東京の小学生で、2年前、小学3年生だったムトウ・アキラ少年という情報を得ます。

ムトウ少年がいる曙少年ホームに向かう、フジ隊員とイデ隊員。

ですが、ムトウ少年は半年前、交通事故で亡くなっていました。

山鳥の好きなムトウ少年は、夏休み一人で山に行き、その帰り、国道87号線でトラックにひき逃げされ、未だに犯人はわからないと保母は言います。

ムトウ少年は、ヒドラが本当にいると話し、デザインが当選して石像が完成した時は非常に喜んだのですが。

ホームに飾られたムトウ少年の遺影。

その姿は、フジ隊員が基地で遭遇した少年その人でした。

ヒドラ出現

夜の大室山公園を張るムラマツキャップたち。

そこに地響きが鳴り、石像とそっくりの翼を持った怪獣が出現しました。

これがヒドラです。

アラシ隊員のスパイダーショットを食らったヒドラは、空に消えます。

 

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これで撃退したと楽観的なアラシ隊員ですが、翌日、事態は急変します。

ヒドラが例の国道87号線に現れ、車を襲いながら東京に接近を始めました。

科学特捜隊は戦闘機、ジェットビートル、小型ビートルで出動。

 

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ハヤタ隊員は、ムトウ少年の魂がヒドラに乗り移ったから車を襲うのだと考えていました。

 

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あくまでも市民を守るのが最優先なので、センチになるハヤタ、アラシ隊員に檄を飛ばすムラマツキャップ。

ヒドラとエンゲージした科学特捜隊は「ウルトラ作戦第2号」を発動。

2機のビートルは攻撃を開始します。

ですが、ハヤタ隊員、アラシ隊員が乗る小型ビートルはヒドラと激突、墜落しました。

アラシ奮戦

ハヤタ隊員は腕を負傷したため、避難所で治療を受け、その間にアラシ隊員は囮のトラックに乗ってヒドラを誘導します。

アラシ隊員のトラックを鷲掴みにするヒドラ。

アラシ隊員は運転席から飛び降りると、スパイダーショットを発射します。

トラックが爆破され、胸を負傷、鮮血を飛び散らせるヒドラ。

しかし決定打にはならず、アラシ隊員が執拗に追い回されることになります。

ハヤタ隊員は、避難所を脱出。

腕を庇いつつもウルトラマンに変身します。

ウルトラマンvsヒドラ

ハヤタの負傷によって全力が出せず、更にヒドラの強力なくちばしによる猛攻を受けて苦戦するウルトラマン。


スペシウム光線を発射します。

 

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これを回避して空へ飛び立つヒドラ。

ウルトラマンは二発目のスペシウム光線を放とうとしましたが。

「ヒドラを殺してはいけないわ!」

フジ隊員の訴え。

飛び去るヒドラの背には、ムトウアキラ少年の姿がありました。

全てを理解したウルトラマンは、ヒドラをそのまま見送るのでした。

ヒドラ像の前に集まる科学特捜隊。

引き逃げ犯は自首したそうです。

白鷺は乙女の化身だという伝説があるが、とムラマツキャップは言います。

「このヒドラも、自動車事故で不幸な死を遂げた、多くの少年たちの化身なのかも知れない」

頷くイデ隊員。

「ヒドラは子供たちの守り神だったんですね。遠い、遠い昔から」

そして、結局なぜフジ隊員とウルトラマンにしかムトウアキラ少年の姿が見えなかったのか、ということですが、「心が美しいから」だそうです。

少年の冥福を祈り、科学特捜隊は大室山を後にしました。

ヒドラあれこれ

伊豆シャボテン公園の高原竜の像がモデルに作られた作品、怪獣ですが、ヒドラの方が有名になったので、公園スタッフからも「ヒドラの像」と呼ばれているそうです。

このエピソードを書いたのはメイン脚本家の金城哲夫さんですが、ウルトラマンのスーツアクターである古谷敏さんから、たまには怪獣を倒さない話を書いて欲しいというオーダーがあったので書いたとか。


ロケはシャボテン公園で行われましたが、ハヤタ隊員役の黒部進さんが誤ってサボテンに腰掛け、お尻にサボテンの針がグッサリ刺さって大変だったそうです。

 

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ウルトラマン、ヒドラまとめ

ということで、今回はウルトラマンの怪獣ヒドラを書きました。

子供たちの守り神としての怪獣で、ウルトラマンもこういった相手には暴力を使わないということでした。

それでは(@^^)/~~~

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