初代ウルトラマン、ギャグ全振り！スカイドン！
はい皆さん、筆者です。
ウルトラマンに欠かせないのは明るいムードで、それには時々、ギャグ全開の話が必要です。
今回はその重さからてんやわんやになった怪獣、スカイドンを振り返っていこうと思います。
ではスタート！
スカイドン、データ
「メガトン怪獣スカイドン」。
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身長60メートル。
体重20万トン。
出身地、宇宙。
宇宙から晴海の埋立地に落下してきた怪獣で、3万5千トンのウルトラマンより遥かに重いのが特徴です。
いきなりのブラックジョーク
空からは絶えず、地球に何かが降り注いでいます。
目には見えない宇宙線、流れ星となった隕石。
科学特捜隊基地にも雪が舞い、その雪はみぞれになって雨になります。
これも空からの贈り物です。
そこで、赤坂の喫茶店にいたムラマツキャップが、雨に降られたので、こうもり傘持ってくるように本部に指令を出します。
ハヤタ隊員はわざわざ戦闘機、ジェットビートルで出撃。
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地上のムラマツキャップに上空から傘を落とし、キャップもそれを平然とキャッチして任務完了となります。
雨の日、傘も空から降ってきたらどんなに良いでしょう。
しかし、空からはとんでもないものも降ってきます。
イデ隊員は、高層ビルからの飛び降り自殺に遭遇。
「人間だって降ってくる」とナレーションは明るく朗らかに語ります。
とかく東京の空は危険です。
いつ何が降ってくるか分かりません。
超重量級怪獣
その夜、晴海の埋立地に、怪しい火の玉が降りました。
相当な重量のものが降ってきたので地震が起き、イデ、アラシ隊員は叩き起こされて寝間着のまま司令室へ。
フジ隊員はネグリジェで、イデ隊員とムラマツキャップを見間違えるほど寝ぼけていて、ムラマツキャップはムラマツキャップで制服を前後逆に着ていました。
出撃した科学特捜隊。
調査に向かいましたが、クレーターの中で巨大な何かが動いたので、全速力で後退します。
出現した怪獣は、一歩進むごとに足が地面にめり込む凄まじい重量級で、ジェットビートルの爆撃も効果がありません。
口からの火炎でビートルにそれなりに応戦した怪獣ですが、すぐに大イビキで寝てしまいます。
ビートルの火力では倒せないと踏んだムラマツキャップは、スカイドンと名付けられた怪獣を、宇宙の彼方に捨てる方針を決定。
そこで、ワイヤーロック作戦が発動します。
ワイヤーロック作戦
3機のジェットビートルから発射したロープで、スカイドンを空輸する作戦を開始する科学特捜隊。
しかし、スカイドンはあまりに重く、ビートルの推力では持ち上げられません。
ハヤタ隊員のビートルが墜落します。
ハヤタ隊員は咄嗟にウルトラマンに変身しますが、蹴っても殴ってもスカイドンには全く通用しません。
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スカイドンを投げ飛ばそうとするウルトラマンですが、かっこいいBGMがヘナチョコになり、あまりの重さにウルトラマンも押し潰されます。
エネルギーが尽きたウルトラマンは撤退。
ハヤタ隊員はフラフラで帰ってきます。
ウルトラマンですら歯が立たない怪獣。
イデ隊員は、オートジャイロ作戦を提案します。
「オートジャイロ？」
アラシ隊員の声がひっくり返りました。
オートジャイロ作戦
ジェットビートルで、巨大なプロペラを空輸してスカイドンに接続、無重力圏まで上昇させる作戦です。
プロペラでは大気圏を出られないと思うんですがまあいいでしょう。
スカイドンは、空の彼方に消えていきました。
スカイドン退治を祝って司令室で乾杯する科学特捜隊。
しかし、またも地震が発生し、無重力圏に到達する前にスカイドンが落下したことを悟ります。
仕方ないので、ムラマツキャップはとりあえずビールを飲みます。
フジ隊員は、以前ガマクジラを倒したロケットを、スカイドンにも撃ち込んで宇宙に吹っ飛ばす作戦を提案。
ロケット弾作戦
スカイドンにロケット弾が突き刺さり、エンジン全開となりますが、スカイドンはあまりに重く、ガマクジラの時のように宙に飛ばすことができません。
呑気なBGMと共に踊りながら科学特捜隊に迫るスカイドン。
逃げ惑う科学特捜隊。
すんでのところで麻酔弾が炸裂し、スカイドンは眠ります。
この間に、ムラマツキャップは水素供給車を使った、怪獣風船化作戦を発動。
怪獣風船化作戦
スパイダーショットから発射したロケット弾を通して、大量の水素供給車からスカイドンの体内に水素が送り込まれます。
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膨れ上がったスカイドンは、空へ浮かびました。
そのまま飛んでいくスカイドン。
風船では大気圏を出られないと思うんですがまあいいでしょう。
とにかくスカイドンは空へ消え、科学特捜隊ははしゃぎます。
ウルトラマンvsスカイドン
しかし、怪獣風船化作戦は、自衛隊にまで連絡が届いていませんでした。
航空自衛隊の隊員は、演習中に空を漂う怪しい風船を撃ってしまいます。
水素が抜けたスカイドンは、東京目掛けて急降下。
カレー食ってた科学特捜隊。
ハヤタ隊員はすぐさま飛び出し、間違えてスプーンを空に掲げ、それを捨ててベーターカプセルを空に掲げてウルトラマンに変身。
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急降下してくるスカイドンに正面から体当りし、粉砕しました。
だって春だもん
スカイドンが倒され、科学特捜隊は花が舞う公園で野点を楽しんでいました。
空から降るのがこんな綺麗な花びらばかりだといいのに、とフジ隊員。
イデ隊員は、ウグイスにフンをかけられてしまいます。
これも空から降ってくるとんでもないものでした。
東京の春はもうすぐです。
春になったら嫌なものは降ってほしくないですね。
なぜって？
だって春だもん。
春は人の心を明るくさせる季節だからです。
その後のスカイドン
映像作品での再登場はありませんが、漫画作品では、ゴライアンというパワー系のウルトラマンがコイツを投げて倒すという凄まじい威力を見せています。
またゲームキャラとしてのスカイドンは、HPをゼロまで削ると「スカイドン爆睡！」というメッセージが出て、眠ってしまいます。
ウルトラマンは呆れて帰ってステージクリアです。
いいんでしょうか。
スカイドンあれこれ
空からドーンと降ってきたからスカイドンです。
着ぐるみはガマクジラの改造です。
完全無欠のヒーローであるウルトラマンが、ベーターカプセルとスプーンを間違えるとは何事だと揉めに揉めたそうです。
メガトンとは百万トンのことなので、スカイドンは20万トンですから0.2メガトン。
ちょっと弱くないすかね。
ウルトラマン、スカイドンまとめ
ということで、今回はスカイドンを紹介しました。
ウルトラマンより遥かに重い怪獣で、科学特捜隊のコミカルな描写が楽しめるエピソードでした。
笑うって大事です。
それでは(@^^)/~~~
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