初代ウルトラマン、はんぺんみたいな怪獣、ガヴァドン!
はい皆さん、筆者です。
今回は初代ウルトラマンに登場した怪獣、ガヴァドンに関して振り返っていこうと思います。
ではスタート!
ガヴァドン、データ
「二次元怪獣ガヴァドン」。
身長30メートル〜60メートル。
体重2万トン〜4万トン。
ウルトラマン「恐怖の宇宙線」、ウルトラマンブレーザー「朝と夜のあいだに」に登場。
子どもの落書きが特殊な宇宙線の作用で実体化した怪獣です。
ウルトラマンでのガヴァドン
ある日の小学校。
子供たちは授業で描いた怪獣や歴史上の人物の絵を自慢していました。
そこで、白いオタマジャクシのような怪獣の絵が皆の注目を集めます。
ムシバという少年が描いたガヴァドンです。
変な怪獣と笑われたムシバは、大きく描けば怖がるかもしれないということで、土管に大きくガヴァドンを落書きしますが、また友達にバカにされます。
その夜、科学特捜隊に宇宙線研究所から、地球に降り注ぐ宇宙線に奇妙な変動があったと連絡がありました。
翌日。
白く巨大でイビキをかきながら眠る生物がいました。
怪獣ガヴァドンが実体化していたのです。
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ムシバ達は、ガヴァドンを描いた土管を見に行きます。
きれいに落書きが消えていました。
怠け者の怪獣
工業地帯をゆっくり移動するガヴァドン。
科学特捜隊は戦闘機、ジェットビートルでガヴァドンを攻撃しますが、特にガヴァドンは反撃せず、ただ昼寝するばかり。
フジ隊員は「あんな怠け者の怪獣初めて」と呆れます。
夕陽の中、イビキをかいて眠るガヴァドン。
警戒する科特隊と防衛軍ですが、目を覚ましたガヴァドンは夕陽へ進み、消滅します。
一番星が光っていました。
本部に戻った科特隊にパリ本部から連絡が入っていました。
宇宙線の変動の影響で、二次元の物体が三次元に出現するということです。
ガヴァドンの正体がムシバの描いた落書きと知った科特隊は、明日一日様子を見ることにしました。
同じ頃、ムシバ達はガヴァドンをもっとかっこよくしようと、凶暴な怪獣らしい絵を土管に大きく描きます。
翌日。
早起きしたムシバ達が見守る中、再び宇宙線を浴びた絵から、パワーアップしたガヴァドンが誕生しました。
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ムシバ達は東京で暴れるのを期待していましたが、またイビキをかいて寝ているだけです。
しかしそのイビキで、街の人々から苦情が殺到し、経済や生活も大混乱。
科特隊はガヴァドンの退治を決断します。
ウルトラマンvsガヴァドン
次の日。
イビキをかきながら眠るガヴァドンに、防衛軍が集中攻撃。
科特隊の攻撃を阻止しようとムシバ達が立ちふさがります。
ムシバ達を避難させようとするハヤタ隊員は、足を滑らせ川に流されます。
ハヤタ隊員はウルトラマンに変身しますが、ムシバ達は、ウルトラマンを応援するのではなく、「帰れ」「やめてくれ」「殺さないで」と非難の声をあげるばかり。
ウルトラマンはガヴァドンを持ち上げ、宇宙に飛んでいきました。
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ガヴァドンは星になりました。
ムシバ達が河原で夜空の星を見ていると、ウルトラマンが語りかけます。
「泣くな子供達。毎年、七月七日の七夕の夜。きっとガヴァドンに会えるようにしよう。この星空の中に」
ウルトラマンとガヴァドンの星座が浮かびます。
ムシバは「七夕の夜、雨が降ったらどうなるんだよ」と呟きます。
ガヴァドンの星座の目から、涙のように、星が一つ落ちるように流れました。
後日。科学特捜隊が公園で目にしたのは、楽しそうに地面いっぱい落書きする子供達の姿です。
以下、ナレーション
「このたくさんの落書きに、いつまた特殊放射線を含む宇宙線が当たらないとも限らない。
だが、しかし自分の好きなものを絵に描く自由は子供たちの物である。
ムラマツ隊長は、この絵を見ながら心が真っ暗になったのである」
ウルトラマンブレーザーでのガヴァドン
今回の主役は怪獣対応分遣隊SKaRDのヒルマゲント隊長の息子、ジュンです。
同級生と帰宅しているジュンは、友達のアラタに秘密基地に連れて行かれ、アラタに促されるままに絵を描きます。
アラタはジュンが描いたその怪獣を『ガヴァドン』と名付けますが、工事のおじさんがやって来てしまい、二人は秘密基地から逃走しました。
その夜、秘密基地に謎の光が当たり、ジュンの書いた怪獣の絵がうねります。
久しぶりに休みをもらったゲント隊長でしたが、任務で忙し過ぎて、妻のサトコから運動会の写真が送られていたことに気づけないでいました。
ゲント隊長は挽回しようと、連休を利用して旅行に行かないか誘いますが、ジュンに「無理しなくて良い」と返されてしまいます。
その時TVで『白いツチノコ』みたいな生き物が目撃されたというニュースが流れます。
目撃者の書いた絵は、ジュンが書いた怪獣ガヴァドンの絵そっくりでした。
驚いて秘密基地へ向かったジュン。アラタもそのニュースを見て秘密基地に来ていました。
絵は消えており、その生き物を探して捕まえる事が出来たが、アラタの妹、ツムギに見つかってしまいます。
その頃、ゲント隊長は自宅でSKaRDから、カミクラ宇宙線研究所が昨夜から未知の宇宙線を観測した事の報告を受けました。
ガヴァドンを大きくしよう
ツムギとアラタ、ジュンは秘密基地でガヴァドンの事を秘密にする事を話してからガヴァドンと過ごしますが、ガヴァドンは夕方になると絵の中に戻ってしまいました。
ガヴァドンをもっと大きくしようと三人は絵を大きく描きます。
するとその夜、再び絵が動きました。
翌朝、秘密基地で案の定、大きくなったガヴァドンがいました。
ジュン達は一緒に過ごしますが、工事のおじさんに見つかって秘密基地を逃げ出します。
しかし、ツムギがネットに自慢したために、他の子どもたちもやって来てしまいます。
幸い、子どもたちのおかげでガヴァドンを隠せました。
アラタがジュンに秘密基地を教えたのは、アメリカに引っ越すからでした。
すると他の大人を引き連れた工事のおじさんに見つけられます。
絵に戻ったガヴァドン。
3人は、ガヴァドンが大人に負けないように、更に巨大に書くことにしました。
河原の広い空き地に巨大なガヴァドンが書かれます。
戦闘開始
次の日、巨大なガヴァドンが市街地のど真ん中で寝そべっていました。
あの宇宙線は二次元の物を三次元に変えてしまうと分かり、それが大量に降り注いだのがジュン達が遊んでいた美多摩市と判明します。
防衛隊は市民生活に支障をきたすとして攻撃を決定。
しかし、避難完了区域にジュン達が入ってガヴァドンに逃げるように叫びます。
ですが、防衛隊は空爆を開始します。
発射された誘導弾はガヴァドンの皮膚に弾かれ周辺に落下して爆発。
驚いたガヴァドンが暴れ出します。
攻撃中止が間に合わず、弾かれた誘導弾で破壊されたビルがジュンに倒れ込みそうになります。
ゲント隊長はウルトラマンブレーザーに変身。
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ジュンを救出します。
ブレーザーはチルソナイトソードで電撃を浴びせるなどでガヴァドンを制止しようとしますが、止まりません。
必殺の光の槍、スパイラルバレードをクレーン状に変化させてガヴァドンを持ち上げるブレーザー。
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ですが、柔らかいガヴァドンはクレーンから滑り落ちます。
ジュンたちはブレーザーに、ガヴァドンを攻撃しないでくれと叫び続けます。
ガヴァドンを大きく描かなければこんな事にならなかったと、3人はガヴァドンに謝ります。
と、ガヴァドンは大人しくなりました。
ブレーザーはガヴァドンを星空へと連れて行きます。
ガヴァドンは星になった
ガヴァドンは星座となり、3人はそれを喜びます。
アメリカに行っても友達で居ようと約束して、二人と別れるジュン。
そこへサトコとゲントが駆け付けました。
ゲントはジュンを、また一緒にどこかに遊びに出かけようと誘います。
帰り際、星空のガヴァドンの目から涙のような光が落ちます。
ジュンも涙ぐみながら帰りました。
ガヴァドンあれこれ
初代はBに変身するにあたって、子供たちから「ダイヤモンドでも噛み砕く牙」、「毒ガス光線」などの武器を与えられていますが、とにかく寝るだけの怪獣なので、全く反映されていません。
「ウルトラマン前夜祭」に登場した、「ナンセンストリオ」というお笑いグループが出演していますが、完成作品では全てカットされました。
ウルトラマン、ガヴァドンまとめ
ということで、ウルトラマンのガヴァドンに関する記事でした。
子供たちの夢であり、また星になって見守っている怪獣ということです。
それでは(@^^)/~~~
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