ウルトラマングレートの最終回。
その最後の敵は地球?
はい皆さん、筆者です。
遂に来ました。
筆者が初代、帰ってきた、ティガと並び愛してやまない作品、ウルトラマングレートの記事です!
今回はオーストラリア制作の作品、ウルトラマングレートの最終回の記事となります。
思いを込めてじっくり語っていこうと思います。
ではスタート!
死の海とコダラー
ウルトラマングレート最終回。
その発端は、国際的軍事組織UMA南太平洋支部のアーサー・グラント隊長が主導した、地球環境改善のための、オゾン層修復用人工衛星の打ち上げでした。
しかし、ジャック・シンドー隊員や、ジーン・エコー隊員は乗り気ではありません。
人間が手を加えて良い範囲のことではない、地球の自己修復の機能を無視していないか、という論です。
アーサー隊長は、地球のためにやるのだと頑固。
その夜、海から出現した怪獣の放つ光線によって、漁船が沈められる事故が起きました。
更に、その怪獣が発生させる赤い藻によって、近海は無酸素状態に。
当初、オゾン層修復衛星の故障で藻が発生していると考えられ、チャールズ隊員は衛星の修復のため宇宙へ。
死の海と化した近海を調査中、UMAは超古代の金属プレートを発見します。
そこに記してある謎の文字列を、ジャックはウルトラマングレートとしての超能力で解読。
「コダラーの封印解けし時、天よりシラリー舞い降りん。やがて第三のもの目覚め、全ては闇に帰らん」
ジャックはそう解読し、アーサーは博物館で資料を漁ってその裏付けを取ります。
そこに、オーストラリア陸軍のブリューワー将軍が登場。
怪獣が現れ、海は死の海となり、人々がミネラルウォーターの奪い合いをやっている中、研究室に籠もっているアーサーは見ていられない。
今すぐ武器を取って出撃せよと命令します。
更に、陸軍情報部にいるブリューワー将軍の側近、アイク・ユベロスは、プレートの報告を怠った罰として、港の警備担当に降格されます。
しかしアイクはそこで、ここでしか生きられない社会的弱者たちの集まりに出会い、軍のやり方に疑問を持つようになります。
ウルトラマンの敗北
藻の殲滅と怪獣の撃破を第一義にするブリューワー将軍は、UMA基地にまでやってきて、指揮権をアーサーから奪います。
オゾン層修復衛星の出力を利用した、世界最大のレーザー砲というプランを出すブリューワー将軍。
射手は現在、衛星にいるチャールズということになりました。
そのレーザー砲が完成しない内から、海の怪獣、コダラーが出現。
UMAは攻撃を開始しますが、あらゆるエネルギー兵器、装甲貫通弾などの実弾兵器も吸収されてしまいます。
更に宇宙からは、天より舞い降りるもの、宇宙怪獣シラリーが地球を目指して邁進していました。
ジャック隊員はウルトラマングレートに変身、必殺のバーニング・プラズマを放ちますが、コダラーはそのエネルギーすら吸収、増幅して投げ返してきます。
敵のビームを増幅して撃ち返す技、マグナムシュートでこれに応戦するグレートでしたが、それで倍増された火球を更に強化したものを投げ返され、倒されてしまいます。
そしてシラリーは、修復衛星からでも確認できるほど地球に近づいていました。
人間は愚か
エネルギーを使い果たしたウルトラマングレート。
ジャックは港の人々とアイクに救われていました。
グレートに、あと一度しか変身できない状態で基地へ帰還したジャック。
事態は全く好転していません。
シラリーが、地球の何者かと交信していることが確認され、更にアーサーが研究していた古代人のプレートは、博物館の館長に奪われてしまいます。
港の人々にそのプレートを見せつけ、滅びを受け入れて神の国を目指そうと語る館長。
彼はエコテロリストだったのです。
一方、ブリューワー将軍は、全世界に連絡、宇宙空間のシラリーに、核弾頭を一斉に撃ち込みます。
しかし、その爆発エネルギーも全て吸収され、衛星レーザー砲もコダラーに通用しません。
港の人々は、いざ怪獣を前にすると、命が惜しくなり、我先にと逃げ出します。
アイクは、館長の教えにも従えなくなりました。
コダラーの破壊の前に、狂気と狂信を剥き出しにする独りぼっちの館長。
第三のもの
更に悪いことに、チャールズのいる衛星が地球全体から放たれる電磁波により、爆発寸前に陥ります。
この報を受けて、アーサー隊長は悟ります。
プレートに刻まれていた、第三のものが目覚めたこと。
それは紛れもない、地球そのものだということです。
地球は、生命と緑に溢れた星に戻るために、人間の文明があるレベルを超えた時、目覚めるようになっていたのです。
つまりコダラーとシラリーは、地球が人類を滅ぼすために遣わした尖兵なのです。
シラリーはついに地球に飛来、オーストラリア各所を目からの光線で破壊して回ります。
核攻撃が通用しないシラリーに、UMAは無力です。
その頃、UMA基地に連行されてきたのは、アイクでした。
彼は館長から古代プレートを取り返し、アーサー隊長に提供します。
武力の時代は終わった、と口にするアーサー。
UMAは指揮権を取り戻したアーサー隊長、地球に戻ってきたチャールズと共に、最後の作戦を展開します。
グレート最後の戦い
自前のレーザー砲にプレートを接続した「プレートビー厶」をスタンバイし、シラリー、コダラーを待ち受けるUMA。
攻撃が開始されます。
ジャックは、デルタプラズマーでグレートに最後の変身を遂げます。
そのグレートがピンチになった時、プレートビームが火を吹きました。
発射されたビームを受け止め、撃ち返すコダラー。
しかし、そのエネルギーがプレートに受け止められ、増幅した状態でコダラーに反射されます。
それを再度受け止め、コダラーは投げ返します。
そのエネルギーをなおも反射するプレート。
そして、遂に増幅したエネルギーがコダラーのキャパシティを超えました。
コダラーは爆発して消滅します。
グレートは、シラリーと激突。
その火炎攻撃に苦しめられますが、頭突きを避け、両手から光の剣を伸ばす最強必殺技、ダブルグレートスライサーでシラリーの喉を一閃。
そこに、エネルギー弾、ナックルシューターを渾身の力で撃ち込み、遂にシラリーを倒しました。
グレートが信じたもの
シラリーは死にましたが、屍がまだ残っています。
核攻撃を吸収したシラリーを地球に留めるのは危険と判断したグレートは、シラリーを持ち上げ、宇宙へ運び去ります。
その際にジャックと分離。
地球を去っていくグレートを見送る、ジャック、アーサーら。
グレートは最後まで、人類のために、地球という強大な敵と戦ってくれました。
グレートは、人類を信じ、やり直すチャンスをくれたのです。
こうしてウルトラマングレートの戦いは終わりました。
ウルトラマングレート最終回、まとめ
これもし、地球がウルトラマンを生み出すウルトラマンガイアと同じ作品世界だったら、ややこしいですよね。
地球よ、人類を生かしたいのか滅ぼしたいのかどっちだっていう。
それでは(@^^)/~~~
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