ウルトラマンガイア、ろくな目に遭わない悲劇の四脚怪獣ティグリス!
はい皆さん、筆者です。
ウルトラマンで悲劇の怪獣といえば、ジャミラ、ギエロン星獣というところですが、こいつも不運さでは負けていません。
今回はウルトラマンガイアに登場した怪獣、ティグリスを振り返っていこうと思います。
ではスタート!
ティグリス、データ
「地殻怪地底獣ティグリス」。
正式名称、アルブームティグリス。
身長80メートル。
体重11万トン。
出身地、津村湖の地底。
大地のエネルギーによって守られ、眠っていた怪獣です。
そのまま眠っていれば良かったのですが。
怪獣は直ちに滅ぼすべし
破滅招来体が現れて以来、各国は宇宙怪獣、地球怪獣に敏感になっていました。
ウルトラマンアグルの暴走によって、眠っていた地球怪獣も活性化。
汎地球防衛連合GUARDヨーロッパ支部が、地中に潜伏する怪獣を先に殲滅するため、地底貫通弾という兵器を使いました。
この動きは各国に広がり、いつ出現して被害をもたらすかも分からない地底怪獣を、先制攻撃で撃破して安全を保つ情勢に変わりました。
地球防衛軍XIGにも、GUARD環太平洋部隊の柊准将が、津村湖の地底に眠っている怪獣を地底貫通弾で撃滅するプランを持ってやって来ました。
眠っているだけで、まだ何もしていない怪獣を一方的に殲滅することの道義的な疑問、条約で禁止された地底貫通弾を使うことによる環境への悪影響などを懸念するXIG。
しかし柊准将は、人類にとって悪影響となる怪獣を早めに殲滅することの正当性を訴え、作戦を強行します。
奴は怪獣だ
柊准将は、以前の地底怪獣ゾンネルとの戦いで戦車部隊を指揮していましたが、部下を失い、そのことで怪獣を憎むようになっていました。
ウルトラマンアグルとして暴走し、現在の剣呑な情勢を作ってしまった藤宮博也は、贖罪のため、攻撃を妨害しようと地底貫通弾の発射基地に突入します。
柊准将は藤宮を一撃でノックアウトし、ミサイルを発射。
着弾し、津村湖の地底には大爆発が。
しかし、攻撃を受けた怪獣、ティグリスは、右半身を大きく損傷しながらも生きていました。
怒りで発射基地に迫るティグリスと、それを自走砲台で迎撃する柊准将。
XIGの高山我夢隊員はウルトラマンガイアに変身しますが、眠っていただけなのに攻撃を受けて怒る怪獣も、人類のために怪獣を倒す柊准将もどちらも正しいので、何をすることもできません。
結果として、ティグリスは自走砲台の砲撃で完全にトドメを刺され、死亡。
ガイアにできることは、その死体を地底に戻すことだけでした。
ティグリスII
同じく柊准将がクローズアップされるエピソードに登場。
ウルトラマンアグルをも破った破滅魔人ブリッツブロッツ。
XIGは空軍チームのライトニング、戦車チームのハーキュリーズを出撃させ、迎撃しますが、その戦闘力は非常に高く、これまで無敗を誇った梶尾リーダーの戦闘機すら撃墜してしまいます。
そこに二匹目のティグリスが出現。
地球を守るため、人類と共同戦線を張ることになります。
そのティグリスを援護して、ブリッツブロッツの目にバズーカを撃ち込むのが柊准将です。
一斉攻撃
我夢隊員はガイアに変身し、必殺のフォトンエッジを放ちますが、ブリッツブロッツには吸収され、跳ね返されてしまいます。
一旦は倒されるものの、ガイアのピンチに奮起したティグリスは、ブリッツブロッツに突撃。
怒りのブリッツブロッツが放ったチョップを首に受けますが、ハーキュリーズと柊准将の戦車による砲撃がブリッツブロッツに命中。
ガイアは光線技、クァンタムストリームを連続発射し、わざとブリッツブロッツにエネルギーを吸収させます。
そこにハーキュリーズと柊准将の砲撃が炸裂。
エネルギー吸収のクリスタルを破壊されたブリッツブロッツは、ガイアのフォトンストリームで粉砕されました。
その勝利を見届け、ティグリスはその場で仁王立ちしたまま息を引き取ります。
ティグリスIII
最終回に登場。
地球を破滅招来体から守るため出現した地球怪獣で、全身を大地のエネルギーで燃え上がらせてイナゴと戦いますが、無数のイナゴにたかられて倒されてしまいます。
生死は不明です。
ティグリスあれこれ
最初は玄武をイメージした亀の怪獣でしたが、最終的に白虎の虎の怪獣になったとか。
何もできないガイアは、どちらが正義と結論を出せない監督自身の葛藤の姿だそうです。
ウルトラマンガイア、ティグリスまとめ
数少ない、XIGが倒した怪獣ではあるのですが、あまり気分の良い勝利ではありませんね。
それでは(@^^)/~~~


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