ウルトラマンガイア、不思議な話、ウクバールとルクーリオン!
はい皆さん、筆者です。
ウルトラマンは時に何とも不思議な味わいを残す話を見せてくれます。
今回はウルトラマンガイアでの不思議な話、「遠い町ウクバール」と、そのエピソードに登場する怪獣、ルクーを振り返っていこうと思います。
ではスタート!
ルクー、データ
「守護獣ルクー」。
正式名称がルクーリオン。
身長52メートル。
体重4万8千トン。
出身地、ウクバール。
空に浮かぶウクバールの町から永田を迎えに来た怪獣です。
ウクバールを探す
地球防衛軍XIGの陸戦部隊、チームハーキュリーズの吉田リーダーは、夜の街で幼なじみの庄司と飲んでいました。
そこで吉田リーダーは、庄司の様子がおかしいことに気付き、酒の勢いで何があったのか聞きます。
役者の卵だという庄司ですが、それだけでは食っていけず、今日アルバイトを始めました。
で、今日は1日トラックに乗っていました。
宇宙人と。
その日、庄司と組んだのは、配送一筋25年のベテラン、永田でした。
永田は仕事ぶりは誠実ですが、自分が宇宙のどこかにある、空に浮かぶウクバールという町から来たと信じ込んでいました。
そのため、庄司は1日中、ウクバールの町の話を聞かされることになります。
ウクバールの内情
ウクバールはいつも風が吹いていて、町中で風車が回っている。
ウクバールには階段が無く、ハシゴを使う。
ウクバールには時計が無く、夕方になると町中にサイレンが響くので、そうするとみんな家に帰る。
ウクバールの町には楽団もある。
そういった妄想をずっと聞かされ、庄司はウンザリして、つい口走ります。
「ウクバールはあるよ、オッチャンの頭の中にな」
それで気まずくなってしまった庄司は、永田が妄想を捨て、現実に生きてくれるように、XIGである吉田リーダーに協力を頼みます。
オッチャンが、地球人である証明をしてほしいと。
その夜、永田はアパートで一人、思い悩んでいました。
永田は永田で、庄司の言葉が気になり、もしかしたらウクバールがどこにも無い町なのではないかと気付いたのです。
配送一筋25年、探しても探しても、どこの空にもウクバールが無いのは、あの町が自分の頭の中にしか無い町だからではないのか。
その時、永田宅に電話がありました。
受話器から聞こえたのは、ウクバールの風の音でした。
ウクバールの風の音
XIGの高山我夢隊員は、ハーキュリーズから知恵を貸してくれるよう頼まれ、永田の生家を突き止めます。
それは武蔵野市の廃屋で、永田は地球人でしかあり得ないと吉田リーダーは判断。
XIGの車両、ベルマンを走らせていると、焼き芋を抱えている庄司に出くわします。
永田が無断欠勤で心配になって、見舞いに行くとのこと。
一緒に永田のアパートに向かう吉田リーダーですが、我夢から連絡があり、永田のアパート付近の空間に歪みが生じているという情報がもたらされます。
アパートでは、永田が倒れていました。
吉田リーダーと庄司に快方され、目を覚ました永田は、ルクーが迎えに来る、と言います。
自分はウクバールに帰るのだと。
電話線が切れた電話器から、風と風車の音が聴こえ、そして町中に永田がルクーと呼ぶ怪獣が出現します。
進撃のルクー
シンバルのような音を響かせて永田に近づくルクー。
逃げる群衆をかき分け、永田もルクーを目指して走ります。
ルクーには戦闘機、XIGファイターの砲撃も通じず、出現したウルトラマンガイアも簡単に跳ね飛ばされてしまいます。
必殺光線、クァンタムストリームを放とうとするガイアですが、その時、街にサイレン音が響きます。
吉田リーダーと庄司は、永田の言葉を思い出しました。
ウクバールは、夕方になるとサイレンが響く。
空中にウクバールの町が浮かび上がりました。
そのウクバールは消え、ルクーも消え、そして永田もどこかへ消えました。
どこへ行ったのか
行方不明になったままの永田。
吉田リーダーは永田の生家を探る吉田リーダーは、1966年で止まったカレンダーを発見しました。
その挿絵には、ウクバールの町と、それを守護するルクーの姿が描かれていました。
結局永田とは、本当にウクバールの町から来たのか、それとも、単に幼い頃に見たカレンダーの絵を自分の故郷だと思い込んでいた風変わりな男だったのか。
あの男には、ウクバールが必要だったのか
吉田リーダーは一言、残します。
「遠い町さ」
ルクーあれこれ
ルクーの着ぐるみは、その後ウルトラマンアグルに敗れるΣズイグルに改造されました。
リアル路線のガイアには似つかわしくないファンタジー路線の異色作として人気です。
ルクーは当初、もっとロボット的な怪獣の予定だったのですが、原田昌樹監督の「尻尾が欲しい」というオーダーで、この形になりました。
ウルトラマンガイア、ルクーまとめ
確かこの時期、ガメラ3を見に行ったと思うので、相乗効果で余計に覚えている話です。
それでは(@^^)/~~~
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