ウルトラマンティガ!実相寺ワールドのマノン星人!

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ウルトラマンティガ、実相寺ワールド全開のマノン星人!

はい皆さん、筆者です。

テレスドン、ジャミラ、メトロン星人、第四惑星。

初期のウルトラマンで強烈な存在感を発揮した、これらの名作エピソードたち。

これらを監督したのが、実相寺昭雄さんでした。

今回は、ウルトラマン30周年となるウルトラマンティガに登板した実相寺監督エピソード、「花」と、このエピソードに登場した謀略宇宙人マノン星人に関して振り返っていこうと思います。

ではスタート!

マノン星人、スペック

「謀略宇宙人マノン星人」。


出身地、マノン星。

身長2メートル〜56メートル。

体重90キロ〜4万7千トン。

出身地、レスカウト星雲、マノン星。

武器、ビームソード、光弾。

砂漠化が進む母星から新しい星に移住するため、地球に派遣された侵略者です。

GUTSはヒマだった

特殊捜査チームGUTSは、一月以上も事件が無いので弛みきっていました。

そろそろ春なので、みんなが眠い。

春眠暁を覚えずの境地で、誰も彼もあくび。

地球平和連合TPCのサワイ総監は、GUTSのイルマ隊長に休暇を与えます。

ということでお花見に行くことになりますが、全員が司令室を空けてしまうのもまずいので、ババ抜きでジョーカーを引いた隊員が居残りと決まりました。

そしてダイゴ隊員が、一撃でジョーカーを引いてしまい、留守番に。

GUTSは夜桜が美しい「Xポイント」という場所で花見を楽しみます。


シンジョウ隊員は、野点をやっている和服の令嬢と侍女を発見。

ナンパにかかろうとしますが、美しい花にはトゲがある、というムナカタ副隊長の助言で諦めます。

一方、ダイゴ隊員がヒマを持て余している司令室には、情報局の職員、二階堂がヤズミ隊員の代わりとして手伝いに来ていました。

通信不能

花見には酒も出るので、ホリイ隊員はとっくのとうにベロベロで、酒が飲めないムナカタ副隊長はただミルクを飲んでいます。

その日常ビデオを撮影していたヤズミ隊員が、司令室との定時連絡が取れないことを訝しみます。

その喧騒を見ていた令嬢と侍女、そして何故か動くたぬきのぬいぐるみ。

司令室でも通信異常が起こり、二階堂は電波を分析し、近所に絶縁撹乱物体がある可能性を考えます。

この物体の発する波形は、一月前にXポイント近くで観測された未確認飛行物体と全く同じでした。

拐われるイルマ

桜がどうして美しいのか。

桜の樹の下に死体が埋まっているから。

桜が美しいのは、人の血肉を養分として吸い取っているから。


梶井基次郎の詩を諳んじて桜を堪能するイルマ隊長ですが、その時、令嬢が病気の発作を起こします。

車のある所までイルマ隊長が背負っていくことになりましたが、その途中のトンネルで、令嬢と侍女は、宇宙人の正体を現しました。

ムナカタ副隊長は和歌を読み、レナ隊員は酒で、弛みに弛んでいるGUTSですが、そこにダイゴ隊員が、戦闘機ガッツウイング1号で到着。


未確認飛行物体が、この近辺に潜伏中。

レナ隊員は、イルマ隊長と連絡が取れないことにようやく思い至りました。

宇宙船に囚われたイルマ隊長。

令嬢と侍女だった宇宙人は、自分たちをマノン星人と名乗り、砂漠化する母星から地球に移住する旨を語ります。

そのためにGUTSが邪魔なので、防衛システムを吐かせようとイルマ隊長に電撃で拷問をかけます。

幽玄のティガ

イルマ隊長が人質に取られているので、ガッツウイングも手が出せず、宇宙船のビーム砲で撃墜されます。

ダイゴ隊員はウルトラマンティガに変身。

人間大で宇宙船に突入すると、光線技、ハンドスラッシュで侍女のマノン星人を撃破。

イルマ隊長を救出します。

ティガの移動能力で地上に転送されるイルマ隊長。

令嬢マノン星人とティガは巨大化し、桜散る夜の中で激突します。


羅漢たちが目撃する中で、ティガとマノン星人は、歌舞伎調の空間に入って戦います。


拍子木まで聞こえ、そして幽玄なオーロラが立ち込め、BGMはオペラに変わります。

カラータイマーの点滅が始まるティガ。

マノン星人は手から破壊光弾を放ちますが、その攻撃がティガのバリアに跳ね返され、自分が光弾を食らってしまいます。

そしてティガはゼペリオン光線を発射。


マノン星人は粉砕されました。

夜桜が綺麗

事件の間、ずっと寝ていたホリイ隊員の前に、ダイゴ隊員を含めたGUTSが勢揃い。

留守番のハズのダイゴ隊員ですが。

「呼ばれて来た」

「あまりにも夜桜が綺麗だから」

という謎の言い訳で、飲み会に参加します。

そして桜吹雪の映像と共に、この話は幕を閉じます。

マノン星人の女優さん

令嬢マノン星人を演じたのは三輪ひとみさんで、その後もウルトラマンジードまで、たびたび特撮ヒーローの重要なポジションで出演しています。

侍女マノン星人を演じた原知佐子さんは実相寺監督の奥さんで、ウルトラマンレオ以来久々に出演されました。

イルマ隊長を拐うシーンで、顔だけマノン星人になっているシーンがありますが、これはお二人が実際にマスクを被っています。

その後のマノン星人

ウルトラマンオーブでは、ブラック店長のコーヒー屋さんの客として写真のみ登場。

ティガ当時のマノン星人の着ぐるみがまだ現役なので、ティガが絡むショーではよく使われます。

ウルトラマンティガ、マノン星人まとめ

ストーリー的な深みは無いに等しいのですが、ウルトラマンティガというキャラクターの美しさを存分に活かした画面作りはさすがですね。

それでは(@^^)/~~~

 

 

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