ウルトラマンティガ、酸とアルカリのリトマルス!
はい皆さん、筆者です。
初代ウルトラマンの科学特捜隊のイデ隊員といえば、新兵器を開発する技術者であり、コメディリリーフであり、また人一倍繊細な深みのあるキャラクターで、活躍の機会が多かった人物です。
そのイデ隊員の正当な後継者といえば、やはりウルトラマンティガの特殊捜査チームGUTSのホリイ隊員でしょう。
今回はホリイ隊員が活躍したエピソードの中から、強酸怪獣リトマルスの話を振り返っていこうと思います。
ではスタート!
謎の大気汚染
GUTSのダイゴ隊員、ホリイ隊員は、特殊車両デラムを走らせつつ、異臭を感じていました。
トンネルの排気装置が故障しているのでは、と推察するホリイ隊員。
二人は、木々の謎の枯死を調査するため、北関東の利戸間町へ向かっていました。
しかし、そのデラムのフロントガラスに火花が散ります。
すわ爆弾か、と思われましたが、その火種は爆竹で、犯人は海賊旗を掲げるワルガキ四人組でした。
子供たちを追いかけるホリイ隊員ですが、水溜りでコケて泥まみれになり、ダイゴ隊員も子供たちから泥をかけられます。
調子に乗っていた子供たちですが、彼らは送電所付近で凧揚げをしている最中、怪獣の声を聞きます。
実際に巨大な影を見ていました。
目撃者はこいつらか
町の役場で事情を聞き、調査を進めるダイゴ隊員、ホリイ隊員。
どうやら20世紀に溜まった排気ガスが、今になって樹木を蝕んでいるのだと断定されます。
そして、怪獣を目撃したというワルガキたちの訴えも信じてもらえません。
地元でイタズラをしまくっているユウヤたち四人です。
例えば送電所の電線が切れているのも、凧揚げのせいと一蹴されてしまう状況。
更に調子に乗った彼らは、デラムのレーザー砲を勝手に発砲して町の看板を吹き飛ばす暴挙に至ります。
ここまでやられて、怪獣を見たのは本当、と訴えられても、信じるほうが無理というものです。
ホリイ隊員、ダイゴ隊員は基地に戻り、排気ガス説を出します。
ティガの世界では、公害、酸性雨という言葉は既に死語になっていました。
果たして怪獣はいた
看板を吹き飛ばした被害届が出されたため、ダイゴ隊員は町へ謝りに行きます。
一方、ユウヤたちは自分たちが真実を言っていることを証明するため、異音のする洞窟に爆竹を投げ、怪獣を出現させました。
ダイゴ隊員は、デラムに四人を匿います。
ユウヤたちは本当のことを言っていました。
信じなかったことを悔やむホリイ隊員。
怪獣、リトマルスは排気ガスを食糧にし、樹木を枯らしていたものと同じ強力な酸を吐いて、町の道路や車を溶かします。
ティガ登場
戦闘機、ガッツウイング2号が出撃しますが、酸に垂直尾翼を溶かされ不時着。
デラムの中にいる四人ですが、ユウヤの妹、ユカがとつぜん発熱します。
ダイゴ隊員はウルトラマンティガに変身、四人を庇ってリトマルスと戦います。
スカイタイプに変身し、強酸を交わしながら戦いますが、リトマルスは腕を長く伸ばしてパワー戦法に移行。
パワーに劣るスカイタイプでは不利で、しかも四人を庇っている状況です。
苦戦するティガ。
そこにガッツウイング1号が到着しました。
ホリイスペシャル中和剤
1号を操縦するホリイ隊員は、強アルカリを詰めたミサイルをリトマルスに撃ち込み、その戦力である強酸を中和します。
中和されたことを示すように、赤い角が青に染まりました。
力を失ったリトマルスは、ティガのランバルト光弾で吹き飛びました。
20世紀に汚した地球に、子供たちはずっと住まなくてはいけない。
少し重くなるダイゴ、ホリイ隊員ですが、元気になった四人にボールをぶつけられ、ドッジボールに興じるのでした。
どう見てもテロ
ホリイ隊員とワルガキたちの出会いとなる爆竹事件ですが、走行中の車に爆発物をぶつけるってどう考えてもテロに準ずる行為なので、これを「子供のイタズラ」で済ませてしまうのは少し脚本家の倫理観を疑います。
ザ★ウルトラマン、ウルトラマン80、グリッドマンで活躍した平野靖士さんなのですが、ティガには合わなかったようです。
その後のリトマルス
着ぐるみはその後、ギジェラに改造されてしまったので、再登場の機会がありません。
マイナーなので、今後、新規造形されるチャンスも厳しいかと思われます。
ウルトラマンティガ、リトマルスまとめ
明らかに全ての事態をワルガキが招いてるよな、と思って、あまり気分が良い話ではないのですが、ダイゴの誠実さやホリイ隊員の活躍が楽しめるのは良かったですね。
それでは(@^^)/~~~
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