ウルトラマンティガ、全ての伏線が集結、怒れる猿メタモルガ!
はい皆さん、筆者です。
ウルトラマンティガの素晴らしさは文芸の素晴らしさです。
今回は、一年通じて作られたドラマが集結する第47話「闇にさようなら」と、そのエピソードに登場した怪獣、メタモルガに関して語っていこうと思います。
ではスタート!
メタモルガ、データ
「異形進化怪獣メタモルガ」。
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身長57メートル。
体重4万9千トン。
出身地、ジニアスプロジェクト実験施設。
エボリュウ細胞を移植されて突然変異した実験動物のサルが、異常成長した怪獣です。
お好み焼きから始まる話
どこかの研究員が、何かを探す中、「人間め、消えちまえ!」と呪詛を吐く何者かに襲われます。
その頃、特殊捜査チームGUTSのホリイ隊員は、彼女のエザキミチルとデートに来ていました。
デートスポットはお好み焼き屋で、ムードが無いと文句を言うミチルに、ムードじゃ腹は膨れへんと返すホリイ隊員。
ミチルは、寄生怪獣マグニア事件でホリイ隊員に命を救われてから交際していました。
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そろそろ大切な話をしたいミチル。
しかし、突然、店が停電し、街中が電気トラブルに見舞われます。
GUTSは出動、ホリイ隊員と合流しますが、デートを台無しにされたミチルは不満げです。
仕事だから怒らないでというホリイ隊員ですが、前回のデートでもそういうことがあったようです。
電気猿
発電所に到着したGUTS。
発電所の職員はそこで、猿のような異常な生物がケーブルから電気を食っていた、という目撃情報をGUTSにもたらします。
猿が電気を食っていたという情報に、ホリイ隊員の胸に嫌な思い出がよぎります。
GUTSのイルマ隊長は、ナハラ参謀から「ジニアスプロジェクト」という計画の存在を聞きました。
宇宙開発局D機関における、宇宙飛行士の肉体を強化する計画で、実験にはある宇宙細胞が使われたということです。
それは過去にホリイ隊員を深く傷つけた、エボリュウ細胞でした。
メタモルガ出現
その夜、停電を起こし、人間への呪詛を吐いて、地底から巨大化したメタモルガが出現します。
目撃情報の通り、地下からケーブルを引き抜き、食らいついて電気を吸収しています。
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出撃したGUTS。
メタモルガは戦闘機ガッツウイングEX-Jの砲撃で炎に包まれ、一時撤退します。
人間の過ち
宇宙開発局のスタッフは、怪獣メタモルガが、巨大化した実験動物であることを認めます。
宇宙開発局の試算では、そう長くは生きられないようですが、ホリイ隊員は、怪獣が生きるために自己進化したと推察します。
その可能性を計算外だとして鼻で笑う宇宙開発局。
ホリイ隊員は激高します。
「いいですか?おたくらの間違いは、生命という未知の領域に懲りもせず、不用意に踏み込んだことなんです!その結果がまた」
ホリイ隊員の胸中には、親友、リョウスケの影がありました。
自分にエボリュウ細胞を移植し、怪獣エボリュウとなって死んだ友達です。
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イルマ隊長に任務を命じられても、人間の繰り返す過ちへの憤りを隠せないホリイ隊員ですが、その人間を守るのも我々の仕事、と諭されます。
しがらみを我慢して宇宙開発局に向かうホリイ隊員。
そこで、リョウスケとの共通の友人、イジュウインサヤカに再会します。
知らない内にリョウスケを追い詰めていたことを語り合う二人。
そのホリイ隊員を見て、センターに来ていたミチルが嫉妬してしまいます。
開発局のデータを元に、徹夜で怪獣を分析するホリイ隊員に、ダイゴ隊員が休憩を提案します。
ダイゴ隊員は言います。
人間は確かに同じ過ちを繰り返す。
でも思いやりの気持ちとか、素晴らしいところも沢山持っている。
「自分が人間であることに後悔したくないんです」
細胞進化促進剤
メタモルガが、再び出現。
宇宙開発局の高純度エネルギーを奪うため進撃します。
自己進化とエネルギーの吸収を繰り返したメタモルガは、体内に大量のエネルギーを溜め込んだ、動く火薬庫と化していました。
避難するセンターの人々ですが、サヤカと彼女を追うミチルは、逆にセンターの中へ。
サヤカは、エボリュウ実験の致命的な欠陥を示すデータを探していました。
しかし怪獣が接近し、二人は頑丈な資料室に閉じ込められます。
ガッツウイング1号の液体窒素弾で、何とか動きを止めるメタモルガ。
ホリイ隊員は、メタモルガの細胞進化を促進させて自滅させる薬剤を完成させていました。
それをシンジョウ隊員に任せ、ホリイ隊員はサヤカとミチルの救助に向かいます。
わしの仕事
怪獣の呪詛を聞いて、とっくに諦めているサヤカに、ミチルは自分たちが助かると語ります。
以前ホリイ隊員に言われたことです。
「だって、GUTSがいるから」
膨大なエネルギーで解凍したメタモルガの口中に、シンジョウ隊員が薬剤を撃ち込みました。
サヤカとミチルを救助したホリイ隊員。
絶望的な状況ですが、見過ごすわけにはいきませんでした。
「これがわしの仕事や」
ウルトラマンティガvsメタモルガ
細胞進化促進剤の効果が見られないまま、爆発寸前の体でセンターを襲うメタモルガ。
人間の犠牲となる、自分と同じ実験動物を救おうとしていました。
何よりも、人間が憎いのです。
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ダイゴ隊員はウルトラマンティガに変身しますが、怪獣化した動物を元に戻すセルチェンジビームも効果がありません。
むしろ、ますます凶暴化するメタモルガ。
センターの中を逃げるホリイ隊員ですが、ミチルとホリイ隊員が負傷して気絶。
サヤカは、ここに来てようやく、諦めない大切さを知ります。
ティガとセンターを踏み潰そうとするメタモルガ。
その動きが止まりました。
メタモルガを押さえ込んでいたのは、リョウスケの思念が実体化した、怪獣エボリュウでした。
その姿を見ていたのはサヤカだけです。
ティガはスカイタイプに変身。
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ティガフリーザーで、メタモルガを再度凍結し、上空に運びます。
メタモルガは大爆発し、ミチルもホリイ隊員も意識を取り戻しました。
人間の心
サヤカの口からホリイ隊員に、D機関が解散し、エボリュウ実験が完全に凍結したことが語られます。
しかし、エボリュウが消えても人間の心から闇が消え去ったわけではありません。
でも、とサヤカは言います。
人間の心には、闇だけではない、光もある、と。
そしてホリイ隊員は、ミチルと結婚しました。
エンディングはGUTS隊員、地球平和連合TPCの高官たちが全員出席した結婚式で締めくくられます。
その後のエボリュウ
何故か次作「ウルトラマンダイナ」でもTPCはエボリュウ細胞を保管していて、テロリストによって地球人類を全てエボリュウ怪獣化しようとする蛮行が起こされました。
この時はダイナの活躍で、エボリュウ怪獣、エボリュウロケットも破壊されて事なきを得たのですが。
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今でもティガ、ダイナの世界にはエボリュウを利用する陰謀が渦巻いているのかも知れません。
ウルトラマンティガ、メタモルガまとめ
サルの怪獣といえば、セブンのゴーロン星人もいますね。
哺乳類モチーフは植毛が大変なのか、あまり見られませんが。
それでは(@^^)/~~~
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