ウルトラマンティガ、ハッピーハロウィンの厄災、ギランボ。
はい皆さん、筆者です。
いささか時期外れですが、今回はハロウィンの日に策謀を張り巡らす怪獣を紹介します。
ウルトラマンティガに登場した、異次元人ギランボです。
ではスタート!
ギランボとは
毎年、ハロウィンの日に世界のどこかに出現する異次元の生命体です。
魔女に扮したおばあさんの姿に変身し、子供たちにキャンディーを配ります。
これを食べた子供は、催眠状態に陥り、ギランボのアジトに集められます。
ギランボはジャック・オ・ランタン型の次元移動船を持っており、ここに囚われた子供は、「夢」を吸収されます。
ギランボは、子供の純粋無垢な「夢」が大好物で、逆に大人の欲望は食べても腹を壊すだけと一蹴します。
夢を吸われた子供は廃人となり、「夢の墓場」という空間で空虚に遊んでいます。
毎年のハロウィンで子供が行方不明になっていたのは、ギランボに囚われたためのようです。
ギランボ、劇中での活躍
ハロウィンが一般化した日本に出現、魔女に扮してキャンディーを配っていました。
しかし特殊捜査チームGUTSのダイゴ隊員に、鏡に映っていないことから不審がられ、追われます。
次元移動船から夢の墓場までたどり着いたダイゴ隊員を監禁しますが、キャンディーを食べたレナ隊員が操られかけたことから、GUTSに存在をキャッチされます。
多くの子供たちを次元移動船に連れ込もうとしますが、シンジョウ隊員に狙撃されて移動船がショート。
脱出したダイゴ隊員がウルトラマンティガに変身、次元移動船を奪われたため、魔女も異次元人の姿に戻り、戦います。
掴み所がないトリッキーなアクション、ワープから死角に回っての攻撃、分身、腕のハサミなどでティガを苦戦させます。
しかし、ティガがカラータイマーを光らせる技、タイマーフラッシュを繰り出したことで、分身が全て消滅。
怒りのティガによる、噴煙が上がるほどのパワフルな打撃攻撃を食らいます。
ティガの巴投げで空中に投げ出され、そのまま空を走って逃げようとしますが、そこに光線技、ウルトラフィックスを食らって空間に停止させられます。
そしてトドメのゼペリオン光線を浴びて爆発。
次元移動船も消滅し、吹き飛んだギランボからはオーロラが発生。
夢の墓場から解放された子供たちには、また夢が戻ってきました。
ギランボの戦力
次元移動船そのものに攻撃力はありませんが、ギランボの武器はワープ、トリッキーな動き、腕のハサミなどがあります。
また、顔の発光部からは光線を発射できますが、これはダイゴ隊員を一時的に気絶させた程度の威力しか無いので、あまり頼りにはなりません。
その後のギランボ
「怪獣酒場」に登場。
ティガ当時に比べて、子供たちの夢が妙に現実的なこじんまりしたものになっていることを嘆きました。
特に、ユーチューバーになりたい子供が多いこと、意識高い系の説教などがショックだったようです。
当初の予定
当初の脚本段階では、高齢化社会の話でした。
子供たちが連れ去られるのが、200歳、300歳の老人たちばかりの国で、そこで子供たちが奴隷のように使われているというエピソードだったそうです。
脚本家の右田昌万さんは「やった!」と思ったのですが、「これを見た子供たちが、お年寄りを大切にすると思います?」と聞かれて書き直したとか。
子供が次々消えていく
催眠キャンディーの効果が発動する時、ティガを攻めたてる時など、ギランボが活動する時に流れている童謡はカワイイのですが、不安感を煽るものです。
実際の歌詞も、ネイティブアメリカンの子供たちが次々消えていくという不吉な内容です。
オモチャ
当時のオモチャでは意外に色々と立体化がされていますが、現在、生産されているものは無いようです。
中古ショップを探しましょう!
ウルトラマンティガ、ギランボまとめ
ハロウィンで渋谷が立ち入り禁止になるほど日本に浸透するというのは、未来に来てしまったなという気がします。
それでは(@^^)/~~~


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