ウルトラマンタロウ!危なっかしい怪獣エンマーゴ!

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ウルトラマンタロウで怖かった怪獣、エンマーゴ。

はい皆さん、筆者です。

筆者は徹底的な現実主義者なので、よく冷たいと思われるのですが、人生で2回ほど、この世のものとは思えない何者かに遭遇したことがあります。

そんな筆者なので、死後の世界というのがまんざらデタラメには思えません。

幽霊とか祟りとか、あるんじゃないか、と。

さあ、そんなことを考えさせてくれる怪獣を、今回はご紹介します。

ウルトラマンタロウに登場した怪獣、エンマーゴです。

ではスタート!

エンマーゴとは

身長52メートル、体重4万5千トン。


出身地は東京、奥多摩の地底です。

地獄の閻魔さまのような姿の怪獣で、剣と盾、口から吐く植物を枯らす毒煙が武器です。

凄まじいサブタイトル

ウルトラマンタロウ第14話「タロウの首がすっ飛んだ!」に登場したこの怪獣エンマーゴは、かつて、江戸時代に出現。

町の四分の三を壊滅させる大被害をもたらしましたが、その時に置かれたお地蔵さまの力で、長い間、地底に封印されていました。

しかし現代になり、そのお地蔵さまが土地開発で排除されます。

これによってエンマーゴは復活しますが、お地蔵さまが退かされたことで封印が解けたのではなく、人間の傲慢さに怒ったお地蔵さまが、懲らしめるため自ら封印を解いたというのがミソです。

強力な剣を振るい、毒煙を吐き、破壊と環境汚染を広げていきます。

その剣は、地球防衛軍ZATの戦闘機、スカイホエールの翼を切断するほどに鋭いものです。

東光太郎はウルトラバッジでウルトラマンタロウに変身しますが、強固な盾には必殺のストリウム光線も通用せず、逆に毒煙を容赦なく浴びることになり、大ピンチに陥ります。

タロウ斬首!しかし

そしてエンマーゴの剣が振り下ろされ、タロウの首が切断されます。

しかしこの時、お地蔵さまの力が発動しました。

お地蔵さまの念動力によって、動きを封じられるエンマーゴ。

更に、タロウのすっ飛んだ首が元に戻りました。

タロウ復活!

逆に、エンマーゴの首が飛びました。

これは、タロウは強靭な生命力を与えるウルトラ心臓を持っているウルトラ兄弟唯一の超戦士だから、という後付け設定で説明され、またエンマーゴの首が飛んだのも、タロウのウルトラ念力と説明されています。


胴体と首を分かたれたエンマーゴは無防備になり、そこに2発目のストリウム光線を喰らい、爆発炎上して倒されました。

結局、何者?

あくまで「お地蔵さまに封印されていた怪獣」という属性しか与えられなかったエンマーゴですが、その後のタロウに登場する、様々な妖怪変化的な怪獣を見るに、エンマーゴも怪獣というより、魑魅魍魎の類だったのでは、と解釈されます。

その後のエンマーゴ

映画「ウルトラマン物語」では、このエピソードでのエンマーゴとの戦闘シーンがタロウの活躍として使用されています。

また、「タロウ」本編では怪獣然としていたエンマーゴですが、この映画では人語を喋っています。

その後、「ウルトラマンオーブ」では、エンマーゴの怪獣カードが登場。

タロットカードのように使われ、エンマーゴが出てきたことで、不幸が訪れるという占いがされました。

果たして占いは的中しました。

ザイゴーグ

ウルトラマンXでは、「閻魔獣」という物騒な肩書きを持つザイゴーグという怪獣が劇場版に登場。


特にエンマーゴがゲスト出演するということはありませんし、関係性も無いと思われますが、面白い共通点です。

切断好き脚本家

このエピソードを執筆した脚本家、石堂淑郎さんは、SFというよりも、こういったアニミズム、土着的なタッチを得意とする方です。

また、本作だけでなく、帰ってきたウルトラマンやウルトラマンレオでもウルトラマンが切断されるシーンを描いています。

ストレス溜まってたのかなあ。

さて、冒頭にちょっとホラーめいたことを言いましたが、ここからが今回語りたいことで。

閻魔さま怒った?

ウルトラマンタロウにおいて、このエピソードが放送されてから少し後、タロウのキャストやスタッフは、主演の篠田三郎さんも含めて、地方ロケに行っていました。

そのロケバスが横転して、こんにゃく畑に突っ込んだのです。

幸い、亡くなった人はいませんが、こんにゃくというのは閻魔さまの好物であり、怪獣扱いされた閻魔さまの祟りなんて騒がれたそうです。

ウルトラマンタロウ、エンマーゴまとめ

SF的なイメージは一切無い、むしろ土の薫りがするエピソードですが、セブン、ティガ、ブレーザーなど切れ味鋭いシリーズに一本だけ入ってると、異色作として語られるかも知れませんね。

それでは(@^^)/~~~

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