ウルトラマンブレーザー、伝統破り怪獣ドルゴ。
はい皆さん、筆者です。
ウルトラマンも長いシリーズなので、昔もこのパターン見たな、ということが多々あります。
今回はそういう伝統を破った怪獣、ドルゴを紹介しようと思います。
ではスタート!
ドルゴとは
山怪獣ドルゴ。
身長 69メートル。
体重 6万5000トン
二つ名の通り、山にそのまま顔と手足が生えたような姿の、四足歩行の怪獣です。
岩のような皮膚はコケのようなグリーンですが、この部分は木が生えた森になっています。
巨大ですが目つきはカワイイです。
ウルトラマンブレーザーの第五話「山が吠える」に登場しました。
その素性
特殊怪獣対応分遣隊SKaRDのアンリ隊員の故郷、秋田県市之字村において、周囲の土壌を豊かにして、水を浄化する守り神とされていました。
初代ウルトラマンのウーに通ずる伝説の怪獣です。
漢字表記は「土留牛」です。
アンリ隊員の幼なじみ、ミズホは小さい頃から、動物の声が聞こえる不思議な力を持っており、最近の地震はドルゴが暴れる前兆だと警告していましたが、事前調査では生命反応が発見されなかったので、迷信とされて地球防衛隊からは信じてもらえませんでした。
この生命反応が無かったことに関しては、劇中でテルアキ副隊長が、体力の温存のために生命活動を抑制し、山そのものになって冬眠していた、と分析するシーンがあります。
復活
古来より、封印のため、睡眠に大事な脳幹に、御神体として地蔵を刺されていましたが、地球防衛隊の新型レールガン、メガショットの演習中、砲台の設置工事によって祠が撤去され、眠りから目覚めます。
メガショットの位置がちょうどドルゴの背中の上だったため、背中の突起から、二挺拳銃のようにメガショットが生えている形となってしまいました。
制御不能になったメガショットの砲撃も脅威です。
別にドルゴが発砲しているわけではなく、メガショット側の自動防衛装置が誤作動して発砲しているだけなのですが。
ドルゴ自身の武器は、鼻の角から放つ稲妻で、破壊力に加えて電子機器をダウンさせることもできます。
また、リング型の角からも色鮮やかな電撃を発射できます。
一度覚醒すると水分を吸収し、体の調整のために二度寝をする習性があり、その後一時間で完全に覚醒します。
ただしSKaRDの怪獣型ロボット、アースガロンに一撃を食らわせた後はすぐに水を飲んでいて、更に二度寝したので、別に好戦的な怪獣ではありません。
劇中の動き
祠が撤去された後、近辺ではドルゴ覚醒の兆しらしき地震が続いていました。
そしてメガショットのテストによる爆発で、覚醒。
アースガロンを故障させましたが、その後は水を飲んでさっさと二度寝します。
当初はドルゴの撃破が考えられましたが、ミズホが持っていた古文書と、エミ隊員が博物館のデータベースから発見した資料を元に、御神体の地蔵を使ってドルゴを封印する作戦が開始されます。
ブレーザーとの戦い
平和に寝ていましたが、メガショットの電源内で火災が発生し、ドルゴは再び覚醒します。
火災の苦痛で暴走、ゲント隊長がウルトラマンブレーザーに変身します。
そして激突。
ドルゴは鼻からの光線とメガショットでブレーザーを苦戦させますが、修繕を完了したアースガロンが援護に回ります。
アースガロンが、メガショットの砲弾を破壊。
ブレーザーは、光の槍、スパイラルパレードを膝で折って二本にし、投げつけてメガショットを切断します。
より強力な電撃を発射するドルゴですが、ブレーザーのバリアで無効化。
最後は、背中に乗っていたアンリ隊員が、御神体を祠に刺しました。
このことで、ドルゴは再び眠りにつくことになります。
そしてブレーザーによって移動させられ、山の姿に戻りました。
その後、また1000年程の冬眠状態に戻った事が確認されました。
パターン破り
伝統を破壊したことで怪獣が復活するというのはウルトラマンのお約束なのですが、人間社会に受け入れられない可哀想な怪獣として倒されるというパターンからは脱却しています。
また、よくあるパターンとしては、新兵器の開発者が武力に取り憑かれて主人公と敵対するタカ派というのもあります。
しかし今回のメガショットの実験担当の人物はSKaRDに協力的な善人であり、調査が足りなかったと素直に反省しているのもパターン破りと言えますね。
ウルトラマンブレーザー、ドルゴまとめ
ドルゴは初代ウルトラマンの怪獣に混ざっていても違和感が無いように、というオーダーでデザインされたそうです。
ネーミングも確かに原点に忠実ですね。
それでは(@^^)/~~~
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