初代ウルトラマン、弱いわけじゃないと思う!テレスドン!
はい皆さん、筆者です。
今回は初代「ウルトラマン」に登場した地底怪獣テレスドンに関して振り返っていこうと思います。
ではスタート!
テレスドン、データ
「地底怪獣テレスドン」。
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身長60メートル。
体重12万トン。
出身地、地底。
地底人が放った地上文明の攻撃用怪獣です。
電磁波パニック
科学特捜隊パリ本部から、日本支部にアンヌ・モーハイム隊員が来訪しました。
日本支部のエリートであるハヤタ隊員を、国際宇宙開発軍の技術指導としてしばらくパリに招くためです。
即日、ハヤタ隊員とアンヌ隊員はパリに旅立ちましたが、その空には黒い虹が。
同時に、東京一円の電波が狂い、テレビ放送や海底ケーブルなどがことごとくダウンしました。
テレビセンターに向かい、宇宙考古学の権威、福山博士と合流するアラシ隊員、イデ隊員。
福山博士の調査では、電波の異常は科学特捜隊のいる場所で最も鋭敏に感知されているとのこと。
福山博士と共に科学特捜隊基地に向かうアラシ隊員たちでしたが、その際にイデ隊員は、パリに発ったはずのアンヌ隊員を目撃します。
科学特捜隊基地。
二人はマッチ箱程度の大きさの機械を発見しました。
分解されたこの機械は、電波を狂わせるケリチウム磁力光波を出すシステムでした。
何者かの手で置かれたこれ1つで、東京一円の電波が妨害されるのですが、分解された今はもう電波が回復しました。
行方不明
電波が回復したので、パリに向かっているハヤタ隊員と連絡を取るフジ隊員。
しかし応答がありません。
更に、福山博士は機械のパーツにゲルマタント鉱石を発見しました。
これは地下4万メートルにあると推察されている物質で、人類の文明では使われたことが無いものでした。
イデ隊員は、アンヌ隊員を疑います。
ハヤタ隊員は消息を絶ち、イデ、アラシ隊員は宇宙パトロールの帰路で、やはり日本で暗躍しているアンヌ隊員を発見しました。
車で逃げていくアンヌ隊員。
追おうとしたイデ隊員たちですが、そこでハヤタ隊員のバッジを発見します。
イデ隊員は、アンヌ隊員と名乗る女が何かの目的で地上の電波を妨害しようとしていると判断。
科学特捜隊は警戒態勢に入ります。
行け、テレスドン
夜。
テレビセンターを張っていたイデ隊員は、アンヌ隊員と遭遇。
もみ合う二人。
アンヌ隊員のサングラスが外れ、その女の顔には目がありませんでした。
驚きつつも女を追うイデ隊員ですが、その時、地面を割り、怪獣テレスドンが現れます。
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戦闘機、ジェットビートルから爆撃を敢行する科学特捜隊。
しかし、ナパームを何十発落としても、テレスドンはビクともしません。
「凄い奴だ」
そうつぶやくムラマツキャップ。
テレスドンは怪力と頑強な皮膚、口からの火炎で暴れまわり、ビートルも撃墜してしまいます。
このテレスドンを操っているのが、アンヌと名乗る目の無い女でした。
ウルトラマンvsテレスドン
暗闇の世界で意識を取り戻したハヤタ隊員。
アンヌ隊員も含めた周囲の謎の人物たちは全員、目が無く、この場所を地下4万メートルと言います。
彼らは氷河期以前、地下に潜って地底の環境に適応した地底人で、再び陽の光を浴びて、地上の人間を奴隷にすることが目的でした。
ハヤタ隊員がウルトラマンだと知っている地底人は、ハヤタ隊員に催眠マスクを被せて意識を失わせ、テレスドン同様、地上破壊の尖兵として操ろうとします。
操られるまま変身するハヤタ隊員。
フラッシュビームが炊かれ、眩い閃光と共にウルトラマンが出現します。
しかし、長い間、地底の環境で生きてきた地底人には、その太陽のごとき眩い光に耐えることができませんでした。
あれだけ待ち望んだ暖かい光によって、死滅してゆく地底人たち。
ウルトラマンは、ハヤタ隊員が意識を失っていようが問題なく自我を保ち続け、地上に出現。
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テレスドンと激突し、光線さえ使わない投げ技の連発というストロングスタイルでテレスドンを倒します。
翌朝、科学特捜隊司令室に出現するハヤタ隊員と、パリから来た本物のアンヌ隊員。
パリから来る途中で地底人に誘拐され、生き写しの地底の女がすり替わったということでした。
改めて、ハヤタ隊員は本物のアンヌ隊員と共にパリへ発ちました。
再生テレスドン
怪獣酋長ジェロニモンが蘇らせた怪獣の一体ですが、ムラマツキャップ、アラシ隊員、フジ隊員による、スーパーガン三丁を連結させてレーザーを放つ「トリプルショット」で秒殺されました。
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ウルトラファイトのテレスドン
ウルトラマンで使われた着ぐるみが使われていますが、劣化してしまい、鋭い嘴が丸く盛られているので別物に見えてしまいます。
その後、帰ってきたウルトラマンでも使われましたが、当初テレスドンの予定だったのが、別の怪獣にしか見えないということで、弟のデットンということになりました。
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パワードテレスドン
ウルトラマンパワードに登場。
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地底人、太陽の民が出現させた地上攻撃用怪獣で、地底を進むことで地震を起こします。
また、歩くだけでビルが爆発するという謎めいた破壊活動を行います。
ここでは明確に夜行性の怪獣、と定義され、強力な照明を浴びせられましたが、目を遮光性フィルターで覆うことで克服。
太陽の民に捕まっていた特務機関WINRのカイ隊員は、挑発とハッタリでフラッシュプリズムを取り返し、ウルトラマンパワードに変身します。
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テレスドンは、WINRの戦闘機、ストライクビートルから、目にマグネシウム照明弾を撃ち込まれて弱体化、メガスペシウム光線で吹き飛ばされました。
大怪獣バトルでのテレスドン
主人公の怪獣、ゴモラに何度となく倒され、すっかり「弱い」というイメージが定着してしまいました。
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映画ではウルトラマンゼロのワイドゼロショットで葬られています。
ウルトラゼロファイトのテレスドン
初代ウルトラマンの怪獣、目立たない組でゼロを襲いますが、ルナミラクルゼロに切り裂かれて秒殺されています。
ウルトラマンXでのテレスドン
「地底女」が、地上の人工の光を消し去り、静かな闇を取り戻すため出現させた怪獣です。
地上と地底を自在に行き来し、全身を回転させての体当たりを得意技としてウルトラマンXを苦戦させました。
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最後はエレキング電撃波に敗れます。
ウルトラマンオーブでのテレスドン
ババルウ星人ババリューの、ニセウルトラマンオーブと偶然対決。
ババリューは、これを必死に追い払ったことで、本物のオーブだと誤解されてしまいます。
その後、終盤に再登場。
地底怪獣軍団でオーブと戦いますが、マガタノオロチに生命エネルギーを吸われ、絶命します。
ウルトラマンZでのテレスドン
地下都市工事現場の騒音で覚醒。
これまでの個体よりも身軽で、技巧派の強力な怪獣として描かれ、パワーに優れたZ、ベータスマッシュを圧倒します。
地球防衛軍ロボット部隊ストレイジの、特空機ウインダムの攻撃で怯んだところに、寄生生物セレブロからジラースメダルを投げ込まれてエリマキテレスドンに進化。
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最後はゼスティウム光線とウインダムのミサイルの同時攻撃で粉砕されます。
ウルトラマントリガーでのテレスドン
エタニティコアの暴走から避難しようとしている地球怪獣の一匹として登場します。
ウルトラマンデッカーでのテレスドン
超臨界メタルを食べていたと思われる地底怪獣で、パゴス、グドンなどと共に地底怪獣軍団でデッカーを襲いますが、ディメンションカード怪獣アギラの角による体当たりを食らって粉砕されます。
テレスドンあれこれ
12万トンと非常に重いのですが、それが強調されるシーンは無く、III万トン、を読み違えたのではという説があります。
あまりにも怪獣らしい怪獣のため、雑魚として倒される描写が多いのは帰ってきたウルトラマンのアーストロンと同じで、不憫ですね。
初代テレスドンの着ぐるみが経年劣化でデットンになったのですが、骨組みが外されたのか、デットンは終始、口が開きっぱなしです。
ウルトラマン、テレスドンまとめ
ということで、今回はテレスドンをまとめました。
サスペンス調の展開で出現する超ヘビー級怪獣と、これを砕くウルトラマンの強さ。
でも地味なためか、後のシリーズでは弱い怪獣にされてしまうことが多い、ということでした。
それでは(@^^)/~~~
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