ウルトラマンガイア！自分が言い出しっぺだったから難しかったパスギーク！
はい皆さん、筆者です。
視聴者参加イベントというのも最近はどうなんでしょうか？
スマホ一つでテレビに人気投票できるようになって、自分でも動画を作って世界に配信できるような時代になりました。
テレビの優位性は既に無いという気もしますね。
20世紀には、まだテレビというのは特別な存在でした。
今回はウルトラマンガイアにおける視聴者参加イベント「ガイアに会いたい！」と、そこに登場した怪獣、パスギークを振り返っていこうと思います。
ではスタート！
子供をそこに呼んで大丈夫かい
地球防衛軍XIGは、抽選で当たった子供たちに、空中母艦基地エリアルベースの中を案内していました。
その中のタロウという少年は、高山我夢隊員の専用機、XIGファイターEXに憧れを見せ、またウルトラマンガイアにみんなで描いた絵を渡したいという目標もありました。
一方、見学についてきたテレビ局、ＫＣＢの田端ディレクターは、エリアルベースの内部にある超兵器を撮影し、XIGの堤チーフに、そのフィルムを渡すよう言われます。
もし破滅招来体が現れなかったら、XIGのメカが戦争に使われていたと言う田端。
商売柄、軍事には懐疑的です。
見学が終わり、エリアルベースと地上を結ぶシャトル、ダヴライナーで降りる子供たち。
しかし、タロウだけはXIGの輸送機、ピースキャリーに忍び込んでいました。
そこに敵が現れます。
怪獣パスギーク、データ
身長80メートル。
体重8万2千トン。
出身地、空間変異性チューブ。
「大宙魔パスギーク」。
破滅招来体が、自分たちの邪魔になる地上基地、ジオベースを破壊するべく送り込んだと思われる宇宙怪獣で、いわば破滅招来体の放つ生体兵器です。
空間を歪曲させて形成した軌道エレベーター「空間変異性チューブ」から出現し、ジオベースを攻撃しました。
被弾のタロウ
ピースキャリーから射出されたファイターEXに、偶然乗っていたタロウ。
そのファイターEXが、空間変異性チューブと接触し、誤動作を起こしてしまいました。
自動操縦用AI、ＰＡＬがダウンし、タロウが操縦するしか無くなります。
そこで堤チーフは、ピースキャリーから救助ヘリ、シーガルフローターで出撃。
やたらとXIGの軍備にヒステリックな批判をする田端ですが、ピースキャリーのパイロットである神山リーダーは、堤チーフは相手に顔を見せて話すから信頼を得られる、と語ります。
フローターのコクピットから、タロウに顔を見せて語りかけ、何とか操縦させて戦場から離脱させる堤チーフ。
一方、空軍チーム、ライトニングは怪獣パスギークと戦います。
ミサイルを吐き返す怪獣
パスギークの武器は、空間変異性チューブを操作する青く光る目、鋭い頭部による刺突、巨大なハサミ状の両腕、腹部の口から吐く波動球などです。
ハサミをクロスさせ、ジオベースの迎撃システムの砲撃を跳ね返し、戦闘機、XIGファイターのミサイルを口で飲み込んで、波動で包み強化して相手に吐き返す能力も持っています。
ウルトラマンガイアvsパスギーク
パスギークはXIGファイターのミサイルを吐き返そうとしましたが、ウルトラマンガイアが登場。
強烈なキックでミサイルを口中で爆破され、戦力が減った状態で戦います。
それでも両腕のハサミでガイア・スプリームヴァージョンに迫りますが、スプリームヴァージョンはやはり投げでパスギークを圧倒します。
全く敵わないパスギークは、空間変異性チューブで宇宙へ逃亡しようとしますが、そこにスプリームヴァージョンの必殺技、シャイニングブレードを叩き込まれ、チューブごと爆死しました。
怖すぎるおじさん
事件が片付き、地上に降りる堤チーフたち。
田端はこの事件を通じてXIGへの懐疑心を捨て、「あんたの顔は子供と向き合うには怖すぎる」と言いながら堤チーフにフィルムを渡すのでした。
タロウの持っていた絵には、ウルトラマンガイアとウルトラマンアグルがタッグを組んでいるものがあり、また二人が一緒に戦えると我夢は約束します。
そして1日サービスで、ウルトラマンガイアはわざわざスプリームヴァージョンに変身し、子供たちを手の中に乗せて飛んであげました。
言い出しっぺの法則
ガイアに視聴者参加イベントを提案したのは、メイン脚本家の小中千昭さん本人なので、自分がやらねばと思ってこのエピソードを書いたそうです。
子供たちは子役ではなく、当時のイベントに当選した本当の一般人なので、芝居をさせるのが大変だったとか。
非常に元気な子供もいるので一日拘束してるのが一苦労だったというお話です。
当初は新怪獣ではなく、ボクラグIIの予定だったという話もあります。
エンディングで子供たちが描いた絵が登場しますが、TVシリーズのガイア本編にはいない初代ウルトラマン、ウルトラマンティガ、怪獣キングオブモンスなどがいるのは黙っててあげてください。
ウルトラマンガイア パスギークまとめ
この話、田端さん役の円谷浩さんが汗だくで芝居してるのがちょっと痛々しいんですよね。
ガイアが終わって間もなく天に召されたんですが、体調的に限界だったんだろうなと。
それでは。
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