ウルトラマンダイナ、結局何が起こったんだろう、ユメノカタマリ!
はい皆さん、筆者です。
正体不明のウルトラ怪獣というのは折に触れて登場するものです。
ウルトラマンティガ第28話「うたかたの‥‥」に登場するジョバリエが好例ですが。
今回は、何が起こって何で怪獣になったのかも一切不明の怪獣、ユメノカタマリについて振り返っていこうと思います。
ではスタート!
ユメノカタマリ、データ
「ゴミ塊物ユメノカタマリ」。
身長58メートル。
体重6万トン。
出身地、アララギ市。
武器、粘着弾、ダイオキシン、物体を吸収する能力、怪力など。
アララギ市に出現した、ゴミのカタマリが怪獣化した姿です。
無責任な人々
アララギ市で西岡便利サービスという会社が、ゴミの回収をしていました。
回収されたゴミは当然、ゴミ集積場に集められるわけですが、その責任者である「先生」という人物は、ゴミから使えそうなものを拾い、自宅を装飾していました。
「先生」いわく、「ゴミは生きている」そうです。
会社の経営者、西岡は「先生」の御高説にウンザリしていました。
しかし、ある夜から、人々が捨てたゴミが集結し、一つのカタマリに変貌する現象が発生し始めました。
ゴミ問題とスーパーGUTS
特捜チーム、スーパーGUTSもゴミ削減に取り組んでいましたが、アララギ市の異変を受けて出動します。
西岡が市民にクレームを入れられる中、ゴミはうず高く積もっていました。
アスカ隊員は「先生」の住処で、ゴミは生きている、ゴミたちの泣き声が聞こえるという御高説を聞きながら、まずそうなジュースを飲まされます。
ナカジマ隊員もこのゴミのカタマリを分析しますが、特に怪獣がどうこうしたというわけではなく、ゴミを集めているだけの無害なものなので静観します。
物体の巨大化
ゴミのカタマリがどんどんゴミを吸い上げてくれるので、アララギ市の市民は無責任に路上にゴミを投棄していきます。
それらを全て吸収したカタマリは、巨大な姿となって空中に鎮座します。
翌朝、地球平和連合TPCのフカミ総監は、ゴミのカタマリに「ユメノカタマリ」という名前を付けます。
昔ゴミ処理場が「夢の島」だったからです。
怪獣サイズになったユメノカタマリに、市民は困りますが、スーパーGUTSのヒビキ隊長は、暴れ出したりするわけでもなく、ゴミを回収しているだけだからと、事ここに至って静観。
見ていられず、アスカ隊員は出撃します。
ダイナvsユメノカタマリ
無責任な市民からさんざん罵倒された西岡が、廃品回収20年の意地をかけて消火栓でユメノカタマリを攻撃。
そのユメノカタマリが、蒸気を噴出し始めました。
高圧縮されたゴミによってユメノカタマリは高温化し、ダイオキシンを出し始めたのです。
ようやくスーパーGUTSは出撃します。
アスカ隊員はウルトラマンダイナに変身。
対して、ユメノカタマリも怪獣の姿に変貌します。
ユメノカタマリは、ダイオキシンのガスやゴミでできた粘着弾でダイナを攻撃し、ダイナの腕を吸い込もうとします。
脱出したダイナは、ビームスライサーを発射しますが、ゴミのカタマリには吸収されてしまいます。
フラッシュサイクラー、ソルジェント光線とビームのパワーを上げていくダイナですが、ことごとく吸収されます。
ストロングで決着
ダイオキシンガスは、建築物や木々をボロボロにしてしまいます。
スーパーGUTSの戦闘機、ガッツイーグルの電磁ネットも通用しません。
ダイナのバリアも怪力で打ち破られ、ダイナはユメノカタマリの下敷きになります。
そして、ユメノカタマリの体内温度は限界まで上昇、大爆発するかと思われましたが、ダイナはストロングタイプに変身。
ユメノカタマリを空中に放り投げると、体当たり技、ストロングクラッシャーで完全に粉砕します。
人の順応性
ユメノカタマリは吹き飛び、それから一週間、アララギ市にはゴミの雨が降り注ぎました。
エンドロールでは、ゴミの雨に順応して生活している逞しい人々が描写されます。
結局何者だったのか
ユメノカタマリの素性は「ゴミがエントロピーの法則に反して集結し怪獣化した」ということが語られるだけで、なぜゴミが集結したのか、なぜ怪獣になったのかは一切語られません。
「先生」によると「ゴミの反乱」だそうですが、疑似科学的な解説は全くなされません。
こういう現象もある、ということで、ウルトラマンよりも「ウルトラQ」に近い雰囲気がありますね。
ウルトラマンダイナ、ユメノカタマリまとめ
34話とこの話の二回しか出番が無いガッツイーグルスペリオルが可哀想です。
それでは(@^^)/~~~
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