ウルトラマンのドリル怪獣について。
今回は、ウルトラマンとは切っても切れないアイテム、ドリルに関して語っていきます。
ではスタート。
地球人のドリル
初代ウルトラマンの科学特捜隊が使う「ベルシダー」は画期的な発明でした。
ドリルを使って、地底を掘り進める戦車です。
ウルトラマンは長いこと、地球防衛軍がドリル戦車を持っていました。
それは救助に用いられる、地底怪獣への先制攻撃に用いられるなど役目があったのですが、持たないチームもありました。
それはなぜでしょう?
いかんせん、リアルじゃない。
地底を無計画に掘り進んだら、岩盤が脆くなって大災害を誘発する。
そもそも、ベルシダーの時点で限界は見えていたのです。
地底に潜り、地底怪獣に先制攻撃をしかけるも、怪獣の方が強く、地底戦車は極限環境である地底にとん挫するというパターンがお決まりになってしまいました。
既に「帰ってきたウルトラマン」のMATに地底戦車は無く、やや年齢層高めの海外シリーズには当然無く、平成三部作でも定番の苦戦をし、ウルトラマンマックスでの陸海空を制覇する「ダッシュバード三号」を最後に、地底戦車というものは登場していません。
まあ、玩具売れないなら仕方ない。
地底の特撮セットも大変らしいし。
さて、では、怪獣ではどうなんでしょうか。
ドリル持ってる怪獣?
いるんです。
グビラ
初代ウルトラマンに登場した怪獣です。
鼻先にドリルが付いたモンガラカワハギ、という姿です。
海底の土中に潜み、海底センターと地上の管制塔を結ぶパイプラインを破壊、海底センターに酸素が回ってこないピンチを演出しました。
科学特捜隊の活躍によって、生存者が救出されたところに出現、海中を泳いで科学特捜隊の潜航艇を苦戦させます。
そこにウルトラマンが出現。
グビラは鼻先のドリルで岩盤を掘り、そのまま地上に出現します。
ウルトラマンも地上に出現。
八つ裂き光輪を繰り出しますが、鼻のドリルに引っかけられ、投げ返されてしまいます。
そこで、ドリルによる突進に対し、ウルトラマンはそのドリルをチョップで叩き折り、スペシウム光線で粉砕します。
その後、ウルトラマンサーガにも登場。
ここではコスモスに鎮められますが、用済みになったため、バット星人に粛清されました。
その後もオーブなどに登場していますが、またグビラ?と飽きられているとかいないとか。
Xサバーガ
ウルトラマンガイアに登場。
「クロスサバーガ」と読みます。
ウルトラマンアグルの力で人類を混乱させてしまったことを悔やむ藤宮博也が、破滅招来体の本拠地に繋がるワームホールを作り、そこに突っ込んで自爆しようとしますが、その藤宮の自家用ジェットを迎撃するため出現した怪獣がこのサバーガです。
別名を「宇宙忍獣」といい、藤宮の高エネルギー爆弾で片手を吹き飛ばされても即座に再生する、分身を作る、ウルトラマンガイアに取り付いて爆発する小生物を放つ、など芸達者です。
こいつは、左手がドリルになっていて、ガイアの体表に爆発を起こすほどの強力な打突を繰り出すことができます。
分身とドリルの打撃でガイアを苦しめますが、藤宮が本体を見抜き、残った爆弾を投げつけたことで形成逆転、スプリームキックで倒されました。
ブラックキング・ドリルカスタム
ウルトラマンXに登場したブラックキングです。
ウルトラマンゼロのキックで角を折られたブラックキングが、その角の代わりにナックル星人によってドリルを付けられ、パワーアップした姿です。
しかし、ビーム砲として使われ、貫通兵器としての側面は弱いです。
ガボラ
シンウルトラマンに登場した禍威獣です。
元祖、初代ウルトラマンに登場したガボラは、首をヒレで覆っており、ウランを食べる時やウラン光線を吐く時にヒレが開く、という特徴を持っていましたが、それをさらに掘り下げ、顔をヒレで覆ってそのヒレを回転、自分がドリルになって地底を掘り進む、というアレンジが加えられました。
原典同様、核燃料を食べるので、撃退方法には難儀。
初代は投げ技、シンは鉄拳で息の根を止めました。
パワードではメガスペシウム光線で、臨界を起こす暇も与えず蒸発させるという、極めてアメリカ的な攻略法で何とかしましたが。
ウルトラマン、ドリル怪獣、まとめ
戦中はナチスが地底戦車ってのを設計していたようですが、やっぱ無理だ(ドイツ語)ということになったんでしょうね。
ウルトラマンブレーザーのメカも、とりあえずロボットだけのようです。
それでは(@^^)/~~~
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