ウルトラマントリガー最終回に関して。
今回は、ウルトラマントリガー最終回について語っていこうと思います。
ではスタート
トリガー最終回あらすじ
まず、ウルトラマントリガーの世界の地球には「エタニティコア」というものがあって、膨大なエネルギーを発生させます。
で、ウルトラマンもGUTS-SELECTも闇の巨人もそれを巡って戦うのですが、さあ、この設定を見て「ニュージェネレーションティガ」って副題は何だっけ？と思ったあなたは正しい。
トリガーの元ネタ、ウルトラマンティガとは完全に乖離してしまっているんですねえ。
で、闇の三巨人のリーダー格、女戦士カルミラが、散っていった仲間のダーゴン、ヒュドラムの闇のパワーを吸収、更にエタニティコアに触れることで変貌した大怪獣が、トリガーの最後の敵となる邪神、メガロゾーアです。
カルミラは、本来は闇の巨人だったトリガーを愛していたのですが、そのトリガーの力を受け継いで光の巨人になった主人公、マナカケンゴを憎悪し、メガロゾーアの力で暴れます。
更に、メガロゾーアの出現でエタニティコアが活性化、このままでは地球を起点に宇宙すら消滅させる、ビッグバン級の爆発が起きることが予想されました。
ケンゴは、トリガーの闇のパワーを受け継いだ宇宙のトレジャーハンター、イグニスからその闇の力も受け取り、光と闇を兼ね備えた真のウルトラマントリガー、トリガートゥルースに変身。
メガロゾーアを倒し、カルミラの最期を看取り、仲間たちに別れを告げると、エタニティコアの暴走を止めるため、自分が人柱となって、永遠にコアの力を封印し続ける道を選びます。
こうして、トリガーの戦いは終わりました。
まあ、その後の劇場版で、すぐ人間に戻って、火星のコロニーに帰っていくんだけどな！
さて、本当に「ニュージェネレーションティガってこれ、どこがティガなの！？」と思う人。
全くです。
では、トリガー最終回とティガ最終回を比べてみましょう。
トリガーとティガの最終回の違い１、敵が違う
トリガーの最終回の敵は、闇の巨人カルミラが変身した怪獣で、これは自分の愛を台無しにしたトリガーが憎い！という、とても人間的な情動で活動していましたが、ティガの最終回の敵は、南太平洋の古代遺跡から無限に出現する怪獣、ゾイガーと、超古代怪獣のボス格、ガタノゾーアでした。
これは「最後に来るもの」という定義で、「人類を滅ぼす存在」という以外の何もかもが不明瞭な、人間の尺度で図ってはいけない、人智を超えた悪でした。
人間臭いトリガーとは全く異なる。
トリガーとティガの最終回の違い２、演出
トリガー最終回は、ティガ最終回と同様、ピンチに陥ったトリガーに、世界中の子供たちの心の光が集束して復活という流れでした。
ただ、ティガ最終回のように、子供たちがティガの中で光に包まれて一緒にガタノゾーアにパンチやキックをかます、という演出はされませんでした。
正直、ティガリアルタイム世代の筆者ですら、あの演出はあまりに外し過ぎていて見ていられなかったところはあるので、そこは消して正解かと。
トリガーとティガの最終回の違い３、援護射撃
ティガ最終回では、ティガ救出作戦を邪魔する怪獣ゾイガーをGUTSが倒す場面は見られたのですが、肝心のガタノゾーアとの決戦では傍観者に留まったのも残念なところです。
対して、トリガー最終回でのGUTSーSELECTは、トリガーにビームを撃ち込んで最後の一発の威力をブーストさせるという形で勝利に貢献しています。
ここは良い改善点ですね。
トリガーとティガの最終回の違い４、爆発人形
昭和期のウルトラマンには、爆発人形というものがありました。
通常、スーツアクターが入る怪獣スーツとは別に、石膏で怪獣の造形物を作り、そこに火薬を仕込んで爆発させ、怪獣が粉々になったのを表現する手法です。
これはスーツと石膏の人形で、怪獣を二回作らなくてはいけない手間がかかるやり方だったので、2006年のウルトラマンメビウスでのグドンを最後に封印されていたのですが、トリガー１話で復活！
そして最終回でも、トリガーの最後の光線を受けたメガロゾーアが、この手法で粉々になりました。
よく復活させてくれた。
トリガーとティガの最終回の違い５、ゾーアの系譜
ティガのテレビシリーズ最後の敵はガタノゾーアでしたが、劇場版ではデモンゾーアというのが出ます。
これはティガを愛していた闇の巨人、カミーラが、嫉妬から遺跡の闇を吸収して変貌したフルCGの怪獣なのですが、トリガーでは、当時から蛇足と言われていた劇場版ティガの設定を採用してしまったんですね。
だからカルミラが変身したメガロゾーアは、ガタノゾーアではなく、限りなくデモンゾーアに近い。
うーん、分かってない。
トリガーとティガ、最終回の違いまとめ
トリガーは正直、ティガだと思って見ると二重三重にガッカリを食らうシリーズなのですが、実はティガの、今見るとアイタタという部分を改善しているので、言われるほど悪いものではないんです。
スマイル押し付けだけは痛々しいのですが。
それでは(@^^)/~~~
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