ウルトラマンタロウ、ゲラン、ゴルゴザウルス2世、激マイナー怪獣大バトル!
はいどうも、筆者です。
ヨーロッパ系の国取りシミュレーションゲーム楽しいイイイ!
三国志のアクションゲームも楽しいイイイ!
そういう風にエンタメ業界はグローバリゼーションが当たり前になっていますね。
韓国のアイドルグループも強いです。
そういったグローバリゼーションとは対極に位置するのが、昭和第二期ウルトラシリーズにあった、日本名作民話シリーズです。
これは日本の童謡や民話に題材を求めた、よく言えば牧歌的な、普通に言えば土着的なエピソード群です。
日本以外では通用しない作品たちですね。
今回はその中から、ウルトラマンタロウの「日本の童謡から。怪獣大将」を取り上げていきましょう。
ではスタート!
タロウ、孤独な戦い
いきなりウルトラマンタロウに変身する主人公、東光太郎。
タロウは、地球に迫る強力な宇宙怪獣、ゴルゴザウルス2世をキャッチし、先制攻撃をしかけたのです。
宇宙のどこかの星で、たった一人、誰の助けも無しにゴルゴザウルスと戦うタロウ。
強力なゴルゴザウルスによって痛めつけられ、腕を負傷します。
更に、攻撃しようにもゴルゴザウルスは透明化し、タロウの視界から消えます。
そこでタロウは、目から「アイ・ビーム」を発射。
見えない敵を見透かすこの技でゴルゴザウルスをロックオンすると、光の刃、ビーム手裏剣を投げ放ちました。
大爆発が生じ、両断されるゴルゴザウルス。
タロウの孤独な勝利です。
ところで、なぜゴルゴザウルス「2世」なのか、ですが、ゴルゴザウルスという怪獣は円谷プロのヒーロー「ミラーマン」に登場したものだからです。
今回はお山の大将
地球に戻り、腕の負傷を何だかんだと言い訳をつけて誤魔化す光太郎。
地球防衛軍ZATは、東京都西部の学校を調査していました。
向かった光太郎は、そこで童謡「お山の大将」を泣きながら歌う、竜一という少年に出会いました。
光太郎の下宿先、白鳥家の息子、健一によれば、竜一少年は勉強もスポーツも優秀で誰も敵わないそうです。
竜一自身、自分の実力を鼻にかけているところがあり、剣道でも同級生は相手にならず、先生ですら倒してしまうという凄腕でした。
竜一少年は言います。
僕はタロウが好きだ。
いつも一人で戦うからと。
ゴルゴザウルスを一人で倒したタロウ、すなわち光太郎は、自分の実力を自慢していないと保てない、竜一少年の幼いプライドを気にします。
そんな竜一少年は、女の子の悲鳴を聞いて校庭に駆けつけます。
そこでは、小型の怪獣が女の子を襲撃していました。
竜一少年は強いので、その怪獣を倒し、更に校庭に埋まっていた怪獣の卵を破壊して回ります。
しかし、このことで親怪獣ゲランが怒りました。
地上に頭と尻尾を出し、生徒たちを学校に閉じ込めるゲラン。
お山の大将にはなれなかった
強引にリーダーを気取り、学校に取り残された生徒たちのイニシアチブを取ろうとする竜一少年。
竜一少年の読み通り、ゲランは爬虫類であり、眠り始めました。
この隙に脱出しようとする生徒たち。
しかし、竜一少年自身がバケツを蹴飛ばすミスを冒し、大きな音を立ててゲランを覚醒させてしまいます。
これで、良いところを見せようとしていた女の子にすら愛想を尽かされる竜一少年。
それでも自分のミスを償うため、先生の刀でゲランに斬りかかります。
その竜一少年を救うべく、光太郎は負傷を引きずりながらもウルトラマンタロウに変身。
ゲランが吐く炎、背中からの光の槍に苦戦しますが、逆転。
そのゲランは、卵を守っていました。
それを理解したタロウは、手から冷凍ガスを放つ技、ウルトラフリーザーを発射。
卵とゲランを凍結して宇宙へ運び、長い眠りに着かせました。
面目が丸潰れの竜一少年でしたが、それでも今日も彼は一人ぼっちで強く生きる道を選びます。
ZATの荒垣副隊長は、竜一少年を男だと称賛するのでした。
その後のゲラン
漫画作品では、双頭の個体が出現。
ウルトラマンが20人必要というほどの強力な怪獣でしたが、テンペラー星人に倒されます。
ゲームでは、ボス怪獣として登場。
ネットで手軽に攻略法が得られない時代のゲームで、恐ろしく強く、しかもタロウのバードン、タイラントといった名だたる強豪を退けて登場したマイナー怪獣だったため、こんなのいたっけ?となったそうです。
ウルトラマンZでは、最終回の怪獣、デストルドスのパーツに入れられる予定でしたが、取りやめられました。
ウルトラマンタロウ、ゲラン、ゴルゴザウルス2世、まとめ
この時期は既に次作となる孤独なウルトラマン、「ウルトラマンレオ」の準備が進んでいた時期なので、これまでZATや様々なウルトラマンに助けられていたタロウを、いったん孤独な戦士に戻そうというテスト的な話だったのかも知れません。
にしても唐突ですが。
それでは(@^^)/~~~
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