ウルトラマンの敵で、しましま。
はい皆さん、筆者です。
仕事柄、関西の人と絡むことが多い筆者ですが、筆者がウルトラマン好きと分かると、決まってこんな問答が出てきます。
「アイツ知っとるで!何やったっけ、あのしましまの奴や!」
はいまあ、しましまも色々いるので、今回はその「しましまの」怪獣に関して語っていきましょう。
ではスタート!
ダダ
恐らく、皆さんがイメージする「しましまの敵」とは、コイツのことでしょう。
初代ウルトラマンに登場。
近代美術の「ダダイズム」からネーミングされた、ゼブラ模様の宇宙人です。
宇宙線研究所を乗っ取り、「ミクロ化器」によって、地球人の標本を作っていました。
科学特捜隊のムラマツキャップを、標本に適当と判断して襲いますが、ウルトラマンが出現。
ウルトラマンの攻撃には始終、圧倒されっぱなしで、スペシウム光線を顔面に受けて大やけどを負います。
しかし上司からは、至急、人間標本を回収せよ、との冷たい命令。
ダダは顔が3つあり、それを使い分けることで自分を複数体いるように見せかけていました。
そのため、ウルトラマンに焼かれた顔とは別の顔でキャップと、巻き込まれた秋川技官を追い詰めますが、ムラマツキャップの方がダダより強く、蹴られるわ屋上から落とされるわ散々。
最後は、ウルトラマンから逃げようとしますが、二発目のスペシウム光線で完全に倒されました。
この、標本を集めて何がしたいのか分からない不気味さ、神出鬼没の不気味さ、顔を変えることに何の意味があるのかも分からない不気味さ、「ダーダー」という声、絶えず聴こえる心臓の鼓動のような音から、一躍、ウルトラマンで最も恐ろしい怪獣と認知されました。
一方で、体のラインがクッキリした全身タイツ、おかっぱ頭、上司に絶対服従の社畜の悲しさなどからネタキャラ扱いされることも多いです。
近年では、犯罪宇宙人の一味に入っているなど、あまり正面からウルトラマンと激突することはありません。
弱いイメージで定着してしまったようです。
でもスペシウム光線に一発は耐えてるからね!
パワードダダ
ウルトラマンパワードに登場。
解雇されたコンピューター会社の社員がネットワーク上で見つけた電子生命体です。
人間の体を、炭素ユニットと識別し、それを奪って実体のある体を作るため、活動しました。
対象を静止させる光線や、念力を武器にパワードと戦いますが、パワードのメガスペシウム光線によって、会社のコンピューターを破壊されて消滅しました。
しかし、完全に根絶できたわけではなく、ネット上で生き残っていました。
ラストシーンでは、コンピューターが突然、ダダの「しましま」模様になり、あの声が響くという恐怖のエンディングを迎えます。
その25年以上後、ウルトラマントリガーに登場。
すっかりネット社会になった地球を混乱させますが、トリガーとウルトラマンZの同時攻撃で消滅します。
ギギ
ウルトラマンコスモスに登場。
ゼブラ模様の異次元人という、露骨にダダのオマージュキャラです。
コスモスは怪獣と平和的な問題解決を試みるのが謳い文句なのですが、このギギが研究所を乗っ取った際、怪獣保護チームEYESのヒウラキャップは、あっさりと殲滅命令を下します。
まだ、どうして実力行使に及んだのか、というコミニュケーションに至っていないにもかかわらず、です。
そしてコスモスも、何故か完全に殲滅するべき相手、として対処し、ネイバスター光線で粉砕します。
その後、ギギ種族の一部の軍人の暴走だった、とフォローが入るのですが。
ウルトラマン、しましまの敵、まとめ
ダダがあまりにインパクトの強いルックスなので、どんなアプローチの怪獣を作ってもダダを超えられないのが、パイオニアとしての初代ウルトラマンの罪作りなところですね。
それでは(@^^)/~~~
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