初代ウルトラマンのベムラーって結局何者だったのか。
はい皆さん、筆者です。
初代ウルトラマンは、宇宙を荒らす悪魔のような怪獣、ベムラーを追って地球にやってきた。
その際に科学特捜隊のハヤタ隊員と衝突して彼を死なせてしまい、彼と一心同体になることで復活させ、地球に留まる。
ベムラーを倒した後も、地球に出現する様々な怪獣と戦った。
はい、よく知られている設定だと思います。
ですが、疑問ではないでしょうか。
ベムラーって、結局宇宙で何をして、ウルトラマンから悪魔と呼ばれていたのか。
そのあたりを今日は探っていこうかと思います。
ではスタート!
ベムラー、劇中での動向
まずはベムラーの劇中での動きをおさらいします。
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ベムラーは、ウルトラマンによって「宇宙の墓場」に連れて行かれる最中、青い球体となって地球に逃げ込みました。
そして、ウルトラマンである赤い球体がハヤタの戦闘機、ビートルと激突し、何やかんやしている間に、埼玉県の竜ヶ森湖に潜ります。
一晩が経ち、湖から怪獣の姿で出現。
科学特捜隊のスーパーガンによる攻撃を受け、湖底に姿を隠します。
そこにハヤタが出現。
「宇宙の長旅で疲れているベムラーに寝込みをかける」という、ウルトラ作戦第一号が発動します。
ベムラーは湖底で休んでいましたが、ハヤタの潜航艇からの攻撃を受けて浮上。
そこに空中からビートルの攻撃が加えられます。
しかし、ベムラーはダメージを受けるどころか、戦意をむき出しにし、ハヤタの潜航艇をくわえて浮上。
上陸し、地面に転がった潜航艇に熱線を浴びせ、火に包みます。
ここでハヤタはついにウルトラマンに変身します。
どういう点が悪魔なの?
ウルトラマンはベムラーと激突。
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一進一退の攻防の末、ウルトラマンがベムラーを湖面に投げ落としました。
ここで青い球体に変身して、逃げようとするベムラー。
ウルトラマンはスペシウム光線を発射し、ベムラーを完全に粉砕します。
以上が「ウルトラマン」第一話でのベムラーの活躍でしたが、どうでしょう。
悪魔とは程遠い、極めて凡庸な怪獣に思えないでしょうか。
腕もティラノサウルスのように、退化していて細く短い。
武器も口からの熱線のみ。
どうにも、ウルトラマンをもって「悪魔」と呼ばせるほどの威厳や戦闘力が無いのです。
元々は正義の怪獣
ベムラーというネーミングは、ウルトラマンの初期案「科学特捜隊ベムラー」から来ています。
サコミズ隊員が正義の怪獣、ベムラーと一体化して怪獣と戦うという案でした。
しかし、ヒーローも悪役も怪獣だと分かりづらいという意見が強く、ヒーローは仮面を被った獣人のようなレッドマン、そこから徹底的に無駄を削ぎ落としたウルトラマンへと洗練されて現在の形になりました。
そして、ベムラーというネーミングは第一話の怪獣に使われたわけです。
その後のベムラー
「大怪獣バトル・ウルトラ銀河伝説」では、アトラクションスーツを大改修してウルトラマンメビウスと戦っています。
更にウルトラゼロファイト、ウルトラマンギンガ、Xに登場。
しかし、いずれも没個性的な扱いです。
ウルトラマンオーブでは、牛のような角を持つ強化型ベムラーが登場しました。
ULTRAMANでは
漫画作品では、進次郎が装着するウルトラマンの最初の敵として登場。
ウルトラマンよりも刺々しいアーマーの中身は異形の姿です。
全く目的が不明で、人類を守るアクションを取ることもあります。
その正体は、初代ウルトラマンその人でした。
光の国の凍結から、エネルギー体となって脱出、近くにあった適当な死体と一体化して地球にやってきたのが、本作のベムラーです。
しかし、なぜ因縁深いベムラーの名を名乗ったかは今のところ不明のままです。
ウルトラマン、ベムラー正体まとめ
そういえばXのネクサス回にも登場していましたね、ベムラー。
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ネクサスに倒された、と語られるだけで、実際の戦闘シーンはナシという可哀想な役回りでした。
それでは(@^^)/~~~
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