ウルトラマントリガーとウルトラマンティガの関係性は?
2021年、名作「ウルトラマンティガ」の25周年、「ニュージェネレーションティガ」という副題を飾って登場したのが「ウルトラマントリガー」でした。
しかし、サジェストなどでは、「ウルトラマントリガー つまらない」だの「ひどい」だの不穏な文字が。
結果、ウルトラマンティガ25周年としての役割を十分に果たせなかったようです。
では、どのあたりが「ニュージェネレーションティガ」なのか、ティガとの関連性は。
そういう所を探っていきます。
トリガーとティガの共通点
まず、トリガーもティガも、3千万年前の巨人像に主人公が光となって宿り、誕生したウルトラマンです。
ティガと同様、トリガーもマルチ、スカイ、パワーの三タイプに変身します。
主人公の名前はティガの「マドカ・ダイゴ」に対して「マナカ・ケンゴ」、女性陣は「イルマ隊長」と「レナ隊員」を合体させたような「シズマ・ユナ」。
特捜チームは、ティガのGUTSに対して「GUTSーSELECT」です。
ここだけなら、まあ名作のリメイクとしてはファンニヤリの要素かな、と思いますが。
トリガーとティガ、根本的な違い
トリガーの主人公、ケンゴはどんな相手にも「スマイル」を押し付ける、どこか病的なキャラです。
対してティガのダイゴ隊員は、温厚で一種、無個性にも思えるほど自己主張をしない落ち着いた人物でした。
この時点で違いますね。
また、ティガにもトリガーにも、三千万年前からの因縁を引きずった闇の三巨人が敵として登場します。
ただ、ティガにおける彼らが、あくまで劇場版限定の敵キャラだったのに対して、トリガーの彼らはシリーズ通しての敵に設定されてしまいました。
だから怪獣とのバトルに割り込んではトドメを刺されずに逃げていくというワンパターンに終始せざるを得なくなりました。
この辺りの詰めの甘さが足を引っ張ったのではと思いますが。
さて、そもそも何で「GUTS」というチーム名が共通しているのか。
元TPC隊員、シズマミツクニ
トリガーの世界にティガ世界の技術を運んできたのは、時空を超えてしまった、本来はティガの世界にある地球平和連合TPCの情報局隊員、シズマミツクニです。
GUTSの仲間であるTPC隊員としてティガやGUTSの戦いを見てきた彼は、シズマ財団を設立、地球平和同盟TPUとGUTSーSELECTを発足、自らが乗ってきたGUTSの主力戦闘機、ガッツウイング1号をベースにしたメカを配備して怪獣対策に当たりました。
自らもガッツウイングを動態保存し、非常時には出撃させてトリガーを援護する局面が見られました。
つまり、別にシズマミツクニがティガ世界の住人でなくても成立するのです。
ウルトラセブンの世界からきたのであれば、チームが「ウルトラ警備隊セレクト」になってウルトラホークに似た戦闘機が配備されただけの話です。
トリガーとティガにも、直接的な関係は無いのがハッキリして二度も三度もガッカリしたのですが。
そして彼が来た
ティガの仇敵、炎魔戦士キリエロイドがトリガー世界に出現し、疲弊したトリガーを追い詰めた時、ミツクニの中に眠っていた光が目覚めました。
その光から出現したのが、ウルトラマンティガです。
トリガーとティガは一度限りの連携で、キリエロイドを粉砕。
実際にトリガーとティガが並び立ったのは、この一度だけでした。
トリガーの影響
ストーリー的には散々な評価のトリガーでしたが、商業的にはこれまでにないほどの大成功だったそうです。
その後の「ウルトラマンデッカー」では、トリガーの主力メカが引き続きレギュラーに。
「GUTSーSELECT」も、メンバーは一新されたとはいえ、引き継がれました。
トリガーとティガの関連性のまとめ
トリガーは、ティガから固有名詞を拝借しただけの別物で、直接的な関連性はゼロ。
でも、ティガのテーマをバックに戦うガッツウィングや、今の映像技術で活躍するウルトラマンティガはカッコ良かったから善し!
という話でした。
やっぱりポジティブな面を見ないと。
それでは(@^^)/~~~
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