ウルトラマンサーガでダイナが復活するシーンはいかに熱かったか。
はい皆さん、筆者です。
今でこそ、昔のウルトラマンが登場するシーンで昔の主題歌やテーマ曲が流れるのは当たり前になりましたが、これはとても贅沢なことです。
音楽は著作物となりますので、同じ円谷プロだからといってホイホイと使うわけにはいかないのです。
その問題があって、ウルトラマンメビウスではウルトラ兄弟が登場しても主題歌のイントロしか流れない、「大決戦!超ウルトラ8兄弟」では8人もウルトラマンが現れるのに、音楽的にはティガの登場BGMとガイアのピンチの1フレーズしか流れないという淋しいものでした。
ティガの「ウルトラの星」では初代ウルトラマンの登場で「進め!ウルトラマン」が流れたのに。
その状況を打開するキッカケになったのが、ウルトラマンサーガにおける、ウルトラマンダイナの楽曲でした。
今回は、ウルトラマンサーガの名シーン、ダイナ復活について語っていこうと思います。
ではスタート!
最初にダイナが来た
バット星人の手により、人類のほとんどが消去された別世界の地球。
残された女性だけで構成された地球防衛隊、チームUは子供たちを守っていました。
しかし、頼れる人間がおらず、怪獣は次々と出現し、ろくな戦力もありません。
その地球に舞い降りたのが、ウルトラマンダイナでした。
ダイナは、怪獣アーストロンが吐く火球を手でかき消し、その胴体を空中に放り投げ、ソルジェント光線であっさりと粉砕してしまいます。
チームUにサムズアップをし、味方だと証明します。
ゼロとコスモス
ウルトラマンゼロは、宇宙を超えて聞こえたダイナの声を頼りに時空を突破し、初めて地球という星に到来。
そこで、元々ダイナのいた世界からやってきたスーパーGUTS隊員、タイガ・ノゾムと一体化します。
タイガはバット星人の円盤から、言葉が喋れない少年を助けます。
更に怪獣グビラが出現しますが、タイガはゼロへの変身を拒否。
代わりにウルトラマンコスモスが登場し、グビラを鎮静化して地底に返します。
日陰者のタイガ
元々、怪獣災害によって家族を失っていたタイガは、歴史の教科書に載るほどの英雄と称されているくせに、自分の家族を救ってくれなかったダイナやウルトラマン全般にコンプレックスを持っていたのです。
チームUが匿う子供たちとの触れ合いを通して、この世界でもダイナは英雄扱いされていることに抵抗感を示すタイガ。
ダイナに変身するアスカシンは、チームUや子供たちに、怪獣と戦うためのトラップや、元々の世界で流行っていた勇気が出る歌、「君だけを守りたい」を教えていましたが、今は消息を絶っていました。
ダイナはバット星人が繰り出したハイパーゼットンの繭の中で石になっていることが判明。
更に、実はチームUそのものが、軍属では全くない、工業製品で何とか戦っているフリをしている素人集団ということも露呈しました。
タイガは決意を改め、ゼロに変身。
コスモスと共に、ダイナ救出に向かいます。
ハイパーゼットン
ダイナは自らのエネルギーで、ゼットンの孵化を遅らせていたのですが、とうとうゼットンは「ハイパーゼットンギガント」という巨大な姿で孵化します。
この巨躯から繰り出されるカマの斬撃を喰らい、コスモスは一撃でカラータイマーが停止してダウン。
ゼロは単独でゼットンと戦いますが、圧倒的に不利です。
その時、子供たちが、アスカシンがダイナに変身するためのアイテム、リーフラッシャーを掘り当てました。
ビークルでダイナの石像に接近し、リーフラッシャーを投げるチームU。
ダイナのカラータイマーに、光が宿ります。
劣勢のゼロに、トドメを刺さんと迫るゼットン。
その動きが止まりました。
ゼットンを押さえ込んだのは、復活したウルトラマンダイナです!
ここで懐かしのエンディングテーマ「君だけを守りたい」が、つるの剛士さん本人による新録バージョンで流れます!
復活のダイナ
凄まじい腕力でゼットンを押し倒したダイナは、コスモスにエネルギーを与えて復活させ、ゼロ、コスモス、ダイナによる一斉攻撃が開始されます。
そしてコスモス、ダイナのエネルギーを受けたゼロの必殺技、光の弓を射るファイナルウルティメイトゼロを喰らい、ゼットンは沈黙します。
で、まあこの後、更に強力なハイパーゼットン・イマーゴに変身し、3人はウルトラマンサーガに合体変身して決着をつけ、消されていた人々も帰って来るという流れですが。
ウルトラマンサーガ、ダイナまとめ
ウルトラマンギンガSの劇場版では、各平成ウルトラマンのテーマ曲がしっかり流れますが、これ円谷プロの大岡社長が、かなり色々無理して承認させたそうです。
お陰で、以降のウルトラマンではゲストウルトラマン登場→昔のテーマ曲、という流れが定着したので、功労賞ですね。
それでは(@^^)/~~~
コメント