ウルトラマンゼット、第19話の怪獣はベムスターとバラバ!
はい皆さん、筆者です。
今回はウルトラマンゼット随一の大傑作回、第19話「最後の勇者」に登場したバラバとベムスターを振り返っていこうと思います。
ではスタート!
殺し屋超獣バラバ
かつてウルトラマンエースに敗れた異次元人ヤプールの残存エネルギーが、超獣バラバの姿を借りて実体化したものです。
武器は頭から放つ剣、両腕の鎖鎌、鼻からの火炎とミサイル、目からの光線、次元エネルギー波と多彩です。
宇宙大怪獣ベムスター
腹の口からガスなどのエネルギー源を吸収する宇宙怪獣です。
ウルトラマンゼットでのベムスター
オープニングでガンマフューチャーに毎週倒されていましたが、本編への登場は第2話での回想シーンと、この第19話の2回となります。
東京に飛来したベムスターは、腹の口でガスタンクを吸収してしまいます。
2年前、防衛軍の偵察衛星を何機も飲み込んだベムスターは、どうやら地球に来ればエサがあると覚えてしまったようです。
地球防衛軍ロボット部隊ストレイジは出撃しますが、ハルキ隊員の乗った特空機ウインダムがベムスターに飲み込まれかけます。
ウルトラマンゼットのパワー形態、ベータスマッシュに変身しようとするハルキでしたが、変身に使うウルトラメダルの内、ウルトラマンエースのメダルが妙な輝きを見せました。
直後、上空に空間の亀裂が生じます。
ベムスターは、その亀裂の中にいる「何か」に怯え、ウインダムを吐き出して逃げていってしまいました。
ウルトラマンゼットでのバラバ
ストレイジは、異次元に通じる亀裂の中の「何か」に対処するため臨戦態勢に。
ハルキはウルトラマンゼットから、あの亀裂が異次元人ヤプールの仕業であること、ヤプールは怪獣を超えた怪獣、「超獣」を操ること、そのヤプールは昔、ウルトラマンエースに倒されたこと、ゼットは昔エースの世話になったことを知らされます。
そして異次元のトンネルが開通。
稲妻と共に現れたのは、ヤプールの残留エネルギーが実体化した、殺し屋超獣バラバでした。
ストレイジの特空機ウインダムとキングジョーは集中砲火をしかけますが、通用しません。
怨念そのものになったヤプールは、恨み骨髄のエースに似ているからとウインダムを攻撃。
ヨウコ隊員がキングジョーで射撃しますが、バラバは空間に亀裂を作って攻撃を吸収。
逆に、「異次元の壁を破ったエネルギー波」を発射しキングジョーをダウンさせます。
強敵、バラバに対してハルキはウルトラマンゼットの最強形態、デルタライズクローに変身。
魔剣ベリアロクも含めてフル装備でバラバに挑みます。
しかし、バラバは腕からの鎖で真っ先にベリアロクを撃ち落とし、それを拾いに行こうとしたゼットを鎖で絡め取るクレバーな戦闘を展開。
戦巧者であるバラバの猛攻に、デルタライズは防戦一方です。
額から光線を放つデルタクロスショットで何とか体勢を立て直したゼットは、必殺のゼスティウム光線を放ちますが、それもやはり次元の亀裂に吸収され、その亀裂からの次元エネルギー波によるカウンター攻撃を食らってしまいます。
怯んだゼットにバラバのミサイルが炸裂。
デルタライズへの変身が維持できなくなり、素体であるオリジナル形態に戻って倒れ込むゼット。
バラバは、頭から剣を飛ばします。
ゼットが貫かれると思われた刹那、十字型の光の刃がバラバの剣を弾き飛ばしました。
「弱気になるな!」
遠く輝く夜空の星に
ゼットの前に到来したのは、紛れもなくウルトラマンエースでした。
メダルの力がエースをこの地球に呼んだのです。
バラバは、宿敵、ウルトラマンエースの出現に感情を爆発させ「死ね」と発言して鎖を発射しますが、エースはその攻撃を片手で弾き、額からパンチレーザーを発射。
それをカマで受けるバラバ。
エースは、超獣は痛みを感じないので、完全に動きを止めるまで攻撃を続けるべしとゼットに言います。
バラバの炎をかわして光の刃、バーチカルギロチンを放つエース。
その刃もカマで弾くバラバは、鼻からミサイルを猛連射。
それをウルトラネオバリアーで防ぎつつ、スラッシュ光線を連発してバラバの動きを封じるエース。
バリアを投げ捨てると、そのまま振りかぶって必殺のメタリウム光線を発射。
その攻撃もバラバの目からの光線で相殺され、両者は互角です。
スペースZ
エースは空間から呼び出す剣「エースブレード」を使用。
ゼットもベータスマッシュに変身し、ゼットランスアローという槍を装備して再び戦います。
エースはバラバに剣を折られますが、全く怯まずタックルをかまし、ゼットとの経験の違いを見せます。
バラバは頭からの剣、鼻からのミサイル、火炎を乱射。
ゼットはベータレーザー、エースはアロー光線にタイマーショットという技でバラバを攻撃しますが、依然として決定打がありません。
その時、エースはゼットのトサカに、自分と同じウルトラホールがあることに気付き、そこにエネルギーを集中するよう言います。
何を意味するのか理解したゼットは、ウルトラホールを開きました。
エースはバラバのエネルギー波をネオバリアーで受け、かつてヤプールに言われた「勝った者は負けた者の怨念を背負って生きていく」ことに対して、「それでも宇宙に平和が訪れるまで戦い続ける」というアンサーを返します。
ゼットはエネルギーの充填が完了。
エースはまさかの新技、ストップリングを放ち、バラバの動きを封じて、自らのエネルギーをゼットに与えます。
繰り出されたのは、かつてのエースの超必殺技、「スペースQ」を受け継ぐ光の球弾、「スペースZ」。
リングを引きちぎったものの、直後にスペースZを食らったバラバは「ヤプール死すとも超獣死なず」という、エースに敗れた巨大ヤプールと同じ断末魔を吐き、目が飛び出て真っ二つになって爆死しました。
ストレイジのヘビクラ隊長は、一人呟きます。
「バラバが……バラバラ」
最後の勇者
エースは、ウルトラマンゼットにゼットの名を与えた名付け親でした。
地球の言葉で「最後」を意味するゼット。
宇宙から争いを無くして平和をもたらす最後の勇者となってほしい、という想いから与えられた名前でした。
エースとゼットは空に去っていきます。
ゼットは、飛行機雲で「Z」を描いて去っていくのがお約束ですが、更に今回はエースが直線を描くことで「A」も描きました。
ですが、ストレイジ司令室では、ユカ隊員が、バラバの角に秘められた異次元のエネルギーにただならぬ興味を抱いていました。
ウルトラマンエースでのバラバ
初登場でのバラバは、東京に放射能の雨を降らせる超獣で、ゴルゴダ星に囚われた4人のウルトラ兄弟を案じて戦えないエースを叩きのめしました。
その後、ゴルゴダ星でウルトラ兄弟の技をコピーした異次元超人エースキラーは、ウルトラ兄弟のエネルギーを受けたエースが発動した超必殺技、スペースQで粉砕。
ゴルゴダ星はヤプールに爆破されますが、ウルトラ兄弟は脱出し、エースはそのまま地球に戻ってバラバと再戦します。
頭の剣からのショック閃光で苦戦するエースですが、発射された剣を真剣白刃取りし、逆にバラバの胸に突き刺しました。
吐血するバラバの後頭部に打撃を見舞うエース。
眼球が飛び出すバラバ。
バラバの腕のカマを奪ったエースは、そのカマでバラバの首を切り落とし、遂に勝利しました。
初登場のベムスター
ベムスターは「帰ってきたウルトラマン」に登場した、帰マン初の宇宙怪獣です。
怪獣攻撃隊MATの宇宙ステーションを飲み込んで地球に襲来したベムスターは、ガスタンクなどを吸収し、迎撃に出たMAT隊員3人を病院送りにするなど大暴れ。
帰マンもウルトラスピンキック、スペシウム光線が通じない苦戦を強いられますが、ウルトラセブンが持ってきた新兵器「ウルトラブレスレット」で形勢逆転。
ブレスレットが変型したカッター、「ウルトラスパーク」で両断されました。
その後もウルトラマンタロウ、ウルトラマンメビウスなど折に触れて復活しています。
ウルトラマンゼット、19話怪獣まとめ
この戦いで学習したゼットは、武器が使えなければ直ちに次の手を繰り出して隙を見せないようにするという成長を遂げました。
それでは(@^^)/~~~
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