ウルトラマンダイナ、ビッグスケールの造形物、メノーファ!
はい皆さん、筆者です。
今回はウルトラマンダイナに登場した、超弩級の造形物で表現された怪獣、メノーファに関して振り返っていこうと思います。
ではスタート!
メノーファ、データ
「生物兵器メノーファ」。
全長164メートル。
体重18万トン。
出身地、湾岸エリアのD7倉庫。
ウルトラマンダイナ、第33話「平和の星」に登場しました。
「超悪質宇宙人」ナルチス星人が、地球人を滅ぼすために造り上げた生物兵器です。
メノーファの材料
特捜チーム、スーパーGUTSの武装強化に否定的な記者、ハスミは、スーパーGUTSのヒビキ隊長の娘、ソノカと出会います。
ハスミは彼女から、不良仲間たちが優等生になったので調べてほしいという妙な依頼を受けます。
ハスミは、優等生になって家族と仲良くなったことの何が悪いのか、と断じますが、それはナルチス星人が、不良少年たちのマイナスエネルギーを吸収し、メノーファに与えていたからでした。
更にソノカのマイナスエネルギーも吸収、最後に星人自身がメノーファに合体する事で完成します。
ナルチス星人は、マイナスエネルギーを消去できたことで「平和の星」になり得たと自負し、マイナスエネルギーに任せてメノーファで破壊活動を開始します。
巨大なメノーファ
メノーファは湾岸エリアを埋め尽くすほど巨大で、無数のスライムが集まったような、怪獣や生物にも見えない姿です。
ハスミいわく「化け物!」。
このルックスでは似つかわしくなく、意外と機敏に動くことができ、正確な攻撃を繰り出します。
メノーファの武器
メノーファは体の一部を触手状に伸ばして打撃を放つ他、体から破壊光弾を連射することができます。
また、弾力性のあるその体は打撃技が通じません。
ナルチス星人いわく、「どんな攻撃にも傷付かない」。
ウルトラマンダイナのソルジェント光線も吸収して自身のエネルギーに変換する、不死身の怪獣です。
メノーファの弱点
メノーファは、完成直前にハスミが鉄パイプを刺した部分が唯一の弱点でした。
その部分を、ヒビキ隊長が搭乗する戦闘機、ガッツイーグルアルファスペリオルで撃たれ、巨大な亀裂が生じました。
ダイナはストロングタイプに変身。
回転しながら体当りする「ダイナトルネードアタック」が直撃し、メノーファは粉砕されました。
その後、ダイナがメノーファの体内からコアを取り出し、若者にマイナスエネルギーを戻しました。
メノーファあれこれ
触手は深海竜ディプラスの改造です。
メノーファの柔らかさを演出するため、着ぐるみの中にはスーツアクターが十人も入る事になったので、中は蒸れて大変だったそうです。
脚本では、メノーファにとどめを刺す場面では単に「ダイナが光線で倒す」とだけ記述されていました。
しかし、監督の佐川和夫さんは、たまにはウルトラマンも肉弾戦が必要だろうと考え、展開を変更、ダイナトルネードアタックになったそうです。
このエピソードでは、ウルトラマンティガからウルトラマンダイナへ、GUTSからスーパーGUTSへの変化をジャーナリストの視点から見るという狙いがあったので、ティガ第28話の戦車部隊の映像、第34話の国連事務総長時代のサワイ総監のニュース映像などが流れました。
また、ハスミが通うジャズバーはウルトラマンティガの5.33話に登場したのと同じ店で、ティガの写真も飾られています。
思想強め?
鉄パイプの傷をアルファスペリオルで狙うのは、アルファスペリオルが武器の命中精度を向上させた新型機だからということです。
ハスミは「スーパーGUTSは強くなることにこだわりすぎている」と非難します。
ヒビキ隊長は「新しいステージに進む時に避けられない戦いはある」と言ってのけますが、それは現代でもある、開拓民と先住民の虚しい争いを肯定していないか、と思います。
危険思想ギリギリでは。
ウルトラマンダイナ、メノーファまとめ
ティガからダイナへの変化を受け入れられない記者の話でしたが、筆者もティガのクールなムードを継続してほしかった一人です。
それでは(@^^)/~~~
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