ウルトラマンティガ、予算的に仕方なかったレイビーク星人。
はい皆さん、筆者です。
テレビ番組にも映画にも予算との折り合いは必須です。
今回は、予算もスケジュールも逼迫しているのを逆手に取った大娯楽編、ウルトラマンティガのレイビーク星人を振り返っていこうと思います。
ではスタート!
カラス人間の襲撃
特殊捜査チームGUTSの司令室に電話が入りました。
シンジョウ隊員のいとこ、シンイチ少年からのもので、夜道でカラスの顔をした男が、銃からの光線で人間を消滅させるさまを目撃したということです。
おりしも、その地域では人間が消失するという情報が相次いで報告されていました。
GUTSに憧れるシンイチは、隊員気取りでカラス人間の尾行を始めます。
シンイチを救うため、シンジョウ隊員、ダイゴ隊員が出動します。
「おじさん!」
無事にシンイチと合流したシンジョウ隊員は、自分を「おじさん」と呼ぶシンイチを家に帰そうとしますが、そこにカラス人間からの奇襲を受けます。
ヘルメットのカメラでカラス人間を撮影するダイゴ隊員。
シンジョウ隊員が発砲しますが、その弾丸はかわされ、シンイチがカラス人間の光線を食らって縮小、銃に収納されてしまいました。
感情が先に立つシンジョウ隊員は、特殊車両シャーロックで一人、カラス人間の追跡を開始。
クロウ人
GUTS司令室では、ダイゴ隊員が持ち帰った映像からカラス人間の分析が行われていました。
ヤズミ隊員は、進化のベースが鳥類の知的生命体と推測。
ムナカタ副隊長が、クロウ人と命名しました。
クロウ人の武器で恐ろしいのは、銃から発射される縮小光線。
ホリイ隊員が対策を任されます。
シンジョウ隊員はシンイチを助けるため、街を疾走していました。
一方のシンイチは、気付くと四肢が固定された状態で目が覚め、巨大なクロウ人と対面します。
クロウ人は人間大で、シンイチが縮小されている状態です。
シンイチは持っていた携帯電話から、GUTS本部のコードを呼び出します。
その微弱な電波をキャッチしたシンジョウ隊員は、カラスが飛び交う廃工場に到着。
レーザーガンのダンクショットを持って単騎で突入します。
思った通り、そこはクロウ人のアジトで、シンジョウ隊員も不覚を取って縮小されました。
シンイチの呼び声で目を覚ますシンジョウ隊員。
GUTS本部へコールしますが、そこにクロウ人のボスが出現します。
人間採集
クロウ人は、P413星雲からやってきたレイビーク星人でした。
彼らの星にも、地球人に似た動物がいて、奴隷として使っているとのこと。
しかしそれが絶滅の危機に瀕しているため、地球へやってきました。
地球人を採集してみたところ、じゅうぶんレイビーク星人の奴隷として使えることが分かったので、この結果を報告すると言います。
大挙して地球に人間狩りにやってくる、という野望を表明しました。
GUTS突入戦
GUTSはシンジョウ隊員の連絡を受け、特殊車両デラムで廃工場に到着。
少し遅れて、特殊バイク、スタッグでホリイ隊員も到着し、新開発のバリアカートリッジを配ります。
そのカートリッジをガッツハイパーガンに装填し、GUTSは突入。
ガッツハイパーガンからバリアを発射して縮小光線を跳ね返し、逆にレイビーク星人を射殺していきます。
更に縮小ガンも回収しました。
相当数のレイビーク星人を倒したGUTS。
ダイゴ隊員はアジトの深部に突入し、そこでレイビーク星人たちに取り囲まれます。
ダイゴ隊員はスパークレンスを胸で輝かせ、等身大のウルトラマンティガに変身しました。
ウルトラマンティガvsレイビーク星人
人間大のティガは、群がるレイビーク星人を撃破し、採集された人々が格納されたケースを回収、GUTSに渡します。
そこにレイビーク星人のボスが出現。
ボスはティガを縮小光線で銃に閉じ込めますが、ティガは巨大化能力で銃から脱出。
ボスは意外と強く、パワータイプのティガと互角に渡り合い、目から放つ破壊光線でティガを攻撃しますが、ティガが放つハンドスラッシュを食らって逃げます。
突如、廃工場が振動。
爆発し、中から巨大な円盤が出現しました。
レイビーク星人の宇宙船です。
ランバルト光弾
GUTSはシャーロックとデラムのレーザー砲で宇宙船を攻撃しますが、宇宙船のビーム砲の逆襲を受けます。
そして、光弾の一発がシャーロックへの直撃コースとなった時、巨大化したティガが身を挺してシャーロックを救います。
母星に逃げようとする宇宙船。
ティガはスカイタイプに変身し、宇宙船を追撃します。
強力なパンチで宇宙船の天井に穴を穿つティガ。
そこに必殺のランバルト光弾を撃ち込みました。
断末魔の声を挙げるボス。
宇宙船は大爆発を遂げます。
その後、ホリイ隊員の研究によって、縮小した人々も元に戻りましたが、シンイチはカラスが怖くなってしまったようでした。
予算の都合
ウルトラマンティガは常に予算との戦いで、1話だけどうしても特撮セットが用意できないスケジュールとなりました。
そのため、等身大のバトルで展開するこのエピソードが作られたのですが、スタッフ的には、等身大に路線変更かと早々にあきらめムードがあったようです。
その後のレイビーク星人
ウルトラマンダイナでは、アスカ隊員の恐怖の対象として幻影が登場しますが、アスカはこいつの何が怖かったのか不明です。
以降の再登場は特にありません。
ウルトラマンティガ、レイビーク星人まとめ
レイビーク星人の造形物は、マスクだけです。
マスクと衣装を数体作るだけで結構な予算になる気がしますが、それでも予算削減の妥協案となるなら、普段のウルトラマンはどれだけ膨大な予算をかけているのか怖くなりますね。
それでは(@^^)/~~~
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