ウルトラマンオーブでも夕日が大好きだったメトロン星人!
はい皆さん、筆者です。
ウルトラセブンを代表するエピソードとして、「狙われた街」があります。
多分に挑戦的なこの話は強いインパクトを生み、後年のクリエイターたちにも影響を与えました。
今回はウルトラマンオーブを初め、ウルトラシリーズのメトロン星人に関して語っていこうと思います。
ではスタート!
あなたの隣にメトロン星人
メトロン星人が初登場したのは、ウルトラセブンの「狙われた街」というエピソードです。
北川町で続く、暴力事件、傷害事件。
その加害者は、犯行前に必ず、タバコを吸っている共通点がありました。
ウルトラ警備隊のフルハシ隊員、ソガ隊員にも同じ、暴力的になる症状が発生。
アンヌ隊員の叔父もその事故で亡くなったことから、ウルトラ警備隊は北川町駅前の自動販売機で売られているタバコが原因だと把握します。
そのタバコには、地球に存在しない宇宙ケシの実が含有されていました。
これが体に入ると、他人が全て敵に見え、殺人鬼と化してしまう作用があるのです。
ウルトラ警備隊は自動販売機を封鎖、ダン隊員とアンヌ隊員が、自動販売機にタバコを入れた業者を追います。
業者が帰り着いたのは古びたアパートです。
突入したダン隊員に、メトロン星人は正体を見せ、夕日に燃えるアパートでちゃぶ台を挟んでダンと話します。
この強烈なインパクトのある映像は、今でも語り草です。
メトロン星人にいわく、北川町でタバコにケシの実を仕込み、暴力事件を起こしていたのは実験。
地球を壊滅させるのに暴力を使う必要は無く、人間同士の信頼関係を無くせば良い。
人間たちは互いに敵視し合い、憎しみ合い、自滅していく。
メトロン星人はダンを宇宙に帰すために宇宙船を出現させますが、ダンはウルトラセブンに変身。
真っ赤な夕日の中、対峙するウルトラセブンとメトロン星人。
そしてアイスラッガーとエメリウム光線で、メトロン星人は倒されます。
そしてナレーションはこう言います。
「この物語は、遠い未来の物語なのです。何故ですって?人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信頼してはいませんから」
真っ赤な夕日の中、物語は幕を閉じます。
地球爆発を企むメトロン星人
年月が経ち、ウルトラマンエースにてメトロン星人Jrという個体が地球へ侵攻します。
今回の狙いは、人類の自滅ではなく、地球の爆発です。
地球との激突コースを取る妖星ゴラン。
これを破壊するためのミサイルを破壊し、地球を吹き飛ばそうと暗躍します。
異次元人ヤプールと目的が合致したため、ヤプールが繰り出す超獣ドラゴリーと結託、破壊活動を始めますが、エースの必殺技、バーチカルギロチンに叩き割られて倒されました。
初代は特に戦力を発揮しませんでしたが、今回は腕からの殺人光線を武器とします。
地球星人の大地
都合3度目となる地球侵略は、ウルトラセブンTVスペシャルで描かれました。
オゾン層破壊ミサイルで地球の環境を激変させようとしますが、ウルトラセブンの新技、リュウ弾ショットで敗れました。
絶望したメトロン星人
ウルトラマンマックスでは、セブンに両断されたメトロン星人その人が登場。
携帯電話の出現で、地球を侵略しなくても、人類は劣化して勝手に滅びると判断。
携帯電話のアンテナに凶暴化電波を発信させたのを置き土産に、何年経っても美しい夕日を堪能して、メトロン星に帰っていきました。
ドルオタメトロン
ウルトラマンギンガSでは、チブル星人に依頼されて人類を凶暴化させるため、地球に来たメトロン星人です。
しかし今度の個体は、アイドルの沼にハマってしまい、伝統アイテムのちゃぶ台を片付けて、地球の仲間たちと共にアイドルを守るため、戦いました。
なお戦闘力は皆無です。
美しい夕日の中、チブル星人配下のガッツ星人が変身したゾアムルチと激突しました。
ウルトラマンオーブのメトロン星人、タルデ
惑星侵略連合の一員として活動していたのが、オーブでのメトロン星人です。
やはり冷静な紳士で、夕日を何よりも愛しています。
ジャグラスジャグラーによる連合の皆殺しから逃れていましたが、腕にミサイルランチャーを装着し、復讐のために暴れます。
オーブのスプリームカリバーを受けて致命傷となり、美しい夕日の中、この夕日もマガタノオロチに食われることを予感しながら逝きました。
ウルトラマントリガー、デッカーでのメトロン星人
マルゥルという個体が登場。
技術力があるが口が悪い少年メトロン星人であり、地球防衛軍GUTSセレクトに協力します。
ウルトラマンオーブ、メトロン星人まとめ
長年に渡って、地球と夕日を愛する人気怪獣として君臨している名怪獣ですが、あまりに引っ張られすぎている感じもありますね。
それでは(@^^)/~~~
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