ウルトラマンブレーザー、音楽を愛したセミ人間

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ウルトラマンブレーザー、異文化に惚れたセミ人間。

はい皆さん、筆者です。

今回は、ウルトラマンより歴史の長いウルトラのキャラクター、セミ人間と、最新作での彼らの活躍を振り返っていきたいと思います。

ではスタート!

ウルトラQでのセミ人間

ロボット怪獣ガラモンを操る、チルソニアという星の侵略宇宙人として登場。


チェロのケースに、ガラモンを操る宇宙金属、チルソナイトで出来た携帯式電子頭脳を隠し、「女ならとんでもない別嬪」という中性的な男性に変身していました。

そして東京に、大小さまざまの無数のガラモンを出現させます。


大型のものは東京タワーよりも大きく、避難民が、もう東京に戻れないと悲嘆するほどの損害を与えました。

しかし、それらを操る電子頭脳を奪われ、電波を絶縁体で遮断されたことで、全てのガラモンが停止。

警官の発砲を受けた青年は、宇宙人、セミ人間の姿に戻ります。

湖から出現したチルソニア円盤に助けを求めますが、計画失敗の責任で、円盤から放たれた怪光線を受け、焼き殺されてしまいました。

バルタン星人

直接の接点はありませんが、初代ウルトラマンと戦った初代バルタン星人のマスクは、このセミ人間を改造したものです。

セミ女

深夜番組、ウルトラQダーク・ファンタジーに登場した個体です。

その後、ウルトラマンエックスにも登場。

木の樹液を吸うなど、エイリアンという側面も強いのですが、地球に潜伏する犯罪宇宙人として、放送禁止用語を喋る関西弁のヤンキー女という恐ろしくリアリティに溢れたキャラ付けがされました。

ウルトラマンタイガでのセミ人間

第一話で、男性のセミ人間がカラーでは初の登場。

ウルトラQはモノクロですので。

小型怪獣、ベビーザンドリアスを狙う犯罪宇宙人の一員として登場し、クカラッチ星人の誤射で死亡するチョイ役でした。

ウルトラマンブレーザーでのセミ人間

最新作では、音楽家の東儀秀樹さんがセミ人間の人間体、ツクシ・ホウイチとして出演。


60年前、地球に降り立ち、ガラモンを呼んでいましたが、その際、地球の音楽という文化に触れ、愛してしまって任務を放棄しました。

侵略を諦めた彼らセミ人間は、60年間、路上ミュージシャンとして活動していました。

しかし、一度呼んでしまったガラモンを母星に送り返すことができません。

昔、交流があった、特殊怪獣対応分遣隊SKaRDのアンリ隊員を、楽団の解散コンサートに招待。

ガラモンを止めてくれるよう頼みます。

それはすなわち、自分たちを殺してくれるよう頼むことだったのですが。

このエピソードのために書き下ろされた楽曲、チルソニア創世記を演奏するツクシたち。

地球に隕石として落下し、出現したガラモンはウルトラマンブレーザーを圧倒する、強力な怪獣でした。

アンリ隊員は、あくまで任務だと悲痛に割り切ると、ツクシを狙撃します。

これで演奏は中止、ガラモンはコントロールを失い、ブレーザーに倒されます。

ツクシは戦力など皆無の仲間たちに、これからは好きに生きてほしい旨を告げます。

そして、コンサートの幕が下がりました。

ウルトラQのテーマ

このエピソードは特別版として、ラストのエンディングテーマがいつもの楽曲ではなく、特別に書き下ろされた、東儀秀樹さんが演奏する「ウルトラQのテーマ」で叙情たっぷりに終幕します。

また、ガラモンが乗ってきた隕石から採取された、宇宙金属チルソナイトは、SKaRDの武装、チルソナイトランサーに加工されたのを経て、ウルトラマンブレーザーの武器、チルソナイトソードとなりました。

ウルトラマンブレーザー、セミ人間まとめ

最近は、侵略宇宙人が地球を愛してしまって計画を諦める、というエピソードも多く、目新しさが無いかとも思ったのですが、ブレーザーのこの話は出色の出来でした。

それでは(@^^)/~~~

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