ウルトラマンブレーザー!アースガロンに見るウルトラメカの進化!

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ウルトラマンブレーザーのアースガロンから見えるウルトラメカの進化!

はい皆さん、筆者です。

ウルトラマンブレーザーに登場するキャラクターで忘れてはいけないのが、アースガロンです。

今回は最新ウルトラメカであるアースガロンから、ウルトラマンの地球防衛軍のメカの進化を振り返っていきましょう。

ではスタート!

アースガロンとは?

23式特殊戦術機甲獣アースガロン。


ウルトラマンブレーザーにおいて、地球防衛隊が特殊怪獣対応分遣隊SKaRDに供与したロボットです。

怪獣に対応するため、ロボットも怪獣的な形態をしており、敵怪獣とは格闘戦を繰り広げることも多いです。

武器は口からの荷電粒子砲、アースファイア、腕のアースガン、尻尾からの誘導弾などで、話が進むにつれて肩のレールガンや、宇宙金属で作った杭を撃ち込むチルソナイト弾、空戦対応ユニットなどが追加されました。

またカナン星人に操られた時は、自分の意志でヤスノブ隊員を救出するような描写もされています。

しかし、2023年10月現在、ブレーザーが始まってもう3ヶ月経つのですが、SKaRDがアースガロンを使って自力で巨大怪獣を倒したことはまだ無く、その点をハルノ参謀長から叱責される描写もあります。

では、何でブレーザーにおけるウルトラメカはロボットなんだということですが、それはウルトラマンZでの「特空機」の商業的成功があるものと思われます。

ここから、歴代のウルトラメカをざっとおさらいしていきます。

ウルトラマン、ジェットビートル

初代ウルトラマンの科学特捜隊が運用する航空機がジェットビートルです。


翼端や機体下部のランチャーなどからミサイルを発射でき、戦闘任務に使われることが多いのですが、劇中ではその他のメカや人員の輸送機として使用されることもありました。

またバルタン星人戦からは、後部にロケットエンジンを装備した宇宙ビートルも投入されるようになりました

ガチガチに設定で縛らない、科学に夢があった時期の大らかなメカで、ここからウルトラメカの歴史は始まります。

ウルトラセブン、ウルトラホーク

ウルトラセブンのウルトラ警備隊が運用する航空機がウルトラホークで、戦闘機の1号、宇宙艇の2号、偵察輸送機の3号が登場。

1号が最も活躍し、美しいフォルムから未だに人気の高いメカです。


1号は空中で3機の小型戦闘機に分離できるというギミックがあるのも特徴です。

帰ってきたウルトラマン、マットアロー


帰ってきたウルトラマンの怪獣攻撃隊MATは、マットアローという戦闘機を運用しますが、MATの本領は、手持ちの銃やバズーカ、ジープで挑む接近戦で発揮されます。

ウルトラマンエース、タックアロー

ウルトラマンエースの超獣攻撃隊TACが運用するのは輸送機のタックファルコン、小型戦闘機タックアロー、宇宙戦闘機タックスペースなどですが、恐ろしいほどよく撃墜されるので、あまり優秀な印象がありません。

ウルトラマンタロウ、スカイホエール

ウルトラマンタロウのZATは大型戦闘機スカイホエール、小型機のコンドル1号やスーパースワローを運用します。


スカイホエールはミサイル、レーザー砲からアルカリ中和剤、怪獣サイズの鈴、鉄球、白酒など何でも出てくるので、常識を超えた怪獣に常識を超えた作戦で対抗するため活躍しました。

ウルトラマンレオ、マッキー

ウルトラマンレオのMACはマッキーという航空機を3種類、配備していますが、MAC自体が活躍しないことを前提に設定されたため、マッキーもあまり目立った描写はされません。

2機に分離するマッキー2号はまだ活躍の機会があったのですが、最終的にMACは全滅。

マッキーも円盤生物に食われ、その体内から溶けた状態で引きずり出されるという無惨な出番が最後です。

ザ☆ウルトラマン、ウルトリア

ザ☆ウルトラマンの科学警備隊が南極で発見した、ウルトラの星の超弩級戦艦がウルトリアです。

ウルトラマン80、シルバーガル

ウルトラマン80のUGMは、宇宙艇スペースマミー、戦闘機スカイハイヤー、シルバーガルを運用して戦います。


シルバーガルは、2機に分離するギミックが活かされるエピソードが多かったのですが、スカイハイヤーは戦車に変形できるというギミックは全く活かされないまま終わってしまいました。

ウルトラマングレート、ハマー

ウルトラマングレートの国際的軍事組織UMAが運用するジェットヘリがハマーです。

このハマーしかスーパーメカが無く、基地の中で量産されているという描写が、日本の作品に無いリアリティを出しています。

ウルトラマンパワード、ストライクビートル

ウルトラマンパワードのWINRが運用する、有害生物鎮圧用戦闘機がストライクビートルです。

ウルトラマンゼアス、スカイフィッシュ

ウルトラマンゼアスのMYDOの戦闘機が、わざわざ看板からワープして発進するスカイフィッシュ、そして空中戦艦のスカイシャークです。

しかし劇場作品が2本、それもギャグ寄りという性質上、活躍はできませんでした。

ウルトラマンティガ、ガッツウイング

ウルトラマンティガのGUTSが使う航空機がガッツウイング1号、2号で、元々調査、救助用だったのが怪獣対策にあたって急きょ、戦闘用に改造された経緯があります。


どちらもよく墜落するので劇中でも自虐ネタのようになっていたのですが、1号のミサイルや2号のデキサス砲など、ちゃんと怪獣を倒している描写も多く、活躍しています。

ウルトラマンダイナ、ガッツイーグル

ウルトラマンダイナのスーパーGUTSが運用する宇宙対応戦闘機がガッツイーグルで、3機に分離することができます。


この機も含めて、スーパーGUTSは非常に戦闘能力が高いチームなのですが、戦果はティガのGUTSほどではありません。

ウルトラマンガイア、XIGファイター


ウルトラマンガイアのXIGにおける空軍チームが用いる戦闘機がXIGファイターで、リーダー機となる高速タイプのSS、2機コンビの重武装機SG、主人公の我夢専用機のEXが主に活躍しました。

バルカン砲などで幾度もガイアとアグルのピンチを救っていますが、自力で怪獣を倒したことは少ないです。

ウルトラマンネオス、ハートウイナー

ウルトラマンネオスのHEARTが使う小型戦闘機がハートウイナーです。

HEART自体が活躍の機会に恵まれないチームなので、戦闘機も第五話で冬虫夏草怪獣を倒したのをピークに、後はやっつけ仕事のように毎回、2機コンビで撃墜される損な役回りでした。

ウルトラマンコスモス、テックサンダー

ウルトラマンコスモスの怪獣保護チーム、EYESが運用する戦闘機がテックサンダーです。

機種と胴体のパーツを組み替えることで4種類のバリエーションになるというのがウリでしたが、劇中でそのギミックが効果的に活かされたとは言えません。

ウルトラマンネクサス、クロムチェスター

ウルトラマンネクサスのビースト要撃チーム、ナイトレイダーが運用する戦闘機です。

光学迷彩で機影を隠し、秘密裏にビーストを倒します。

合体してストライクチェスターとなり、亜空間にも突入できますが、絶対にオモチャが売れないウルトラマンにしてやるという謎すぎる意志で現場が一致団結していたため、人質ごとビーストを倒す、ウルトラマンの良いところを奪うなど、ヘイトを買う描写が続出。

全くオモチャが売れず、打ち切りを早めました。

ウルトラマンマックス、ダッシュバード

ウルトラマンマックスのDASHが使う戦闘機がダッシュバード1号、2号で、戦闘機、潜水艦、地底戦車を1台でこなせる3号が追加されました。

ウルトラマンメビウス、ガンフェニックス

ウルトラマンメビウスのGUYSが使う統合攻撃戦闘機です。

メテオールというオーバーテクノロジーで戦うことができます。

全部飛行機だな?

と、ここまでが円谷プロ旧経営陣のウルトラメカでした。

主力となるメカは全て戦闘機なんです。

まず、地球防衛軍はウルトラマンの前座と見られているところがある。

ウルトラマンほど活躍できない。

毎年飛行機だから飽きる。

最近の子供はミリタリーに興味が無い。

これらの理由から、ウルトラメカのオモチャは売れない、というジレンマがありました。

そこで新経営陣になったのですが。

ウルトラマンギンガS、シュナウザー、マラミュート

ウルトラマンギンガSのUPGは、創設されたばかりの小規模なチームということで、メカを2台の電気自動車に絞りました。

ウルトラマンエックス、ジオマスケッティ

ウルトラマンエックスでは、フルCGで本格的なウルトラ戦闘機を描写しましたが、やはりオモチャは売れません。

ウルトラマンオーブ、ゼットビートル

ウルトラマンエックスで、やはりメカのオモチャが売れないというのが数字で出てしまったので、オーブでは、地球防衛軍はあるけどメカのオモチャは出さない、というさみしい取り決めがされました。

よってオーブのビートル隊が運用するゼットビートルは、ジェットビートルの色変えとなります。

以後、数年間、ウルトラメカというものが無かったのですが。

ウルトラマンゼット、特空機

ここでエポックな発想が生まれます。

戦闘機が売れないなら、地球防衛軍がロボットに乗れば良い!


ロボットは安定して子供に人気だし、これまで培った怪獣バトルのノウハウも活かせる!

ということで、ウルトラマンゼットの対怪獣ロボット部隊、ストレイジは、セブンガー、ウインダム、キングジョーのロボット怪獣に乗って戦うチームと設定されました。

特にセブンガーは大ヒットキャラクターになり、オモチャやマンガなどの関連商品が続々発売されました。

ウルトラマンブレーザーのアースガロンは、この特空機の商業的成功をもう一度、という思惑が多分にあると思われます。

ウルトラマントリガー、ナースデッセイ号

ウルトラマントリガーでは、GUTSセレクトの基地兼母艦として、ドラゴン型の大ボリュームのメカが販売され、これまでにない商業的成功を収めました。

ウルトラマンデッカー、テラフェイザー

ウルトラマンデッカーでは、ナースデッセイ号の継続販売に加え、敵にも味方にもなるロボット、テラフェイザーが登場。

色々と物語を引っ掻き回しました。

ウルトラマンブレーザー、アースガロンまとめ

特空機が3台あって見た目が豪華だったので、ブレーザーの毎週アースガロン1台というのは、少々物足りないのですが。

そこは作劇の工夫でカバーできないかなと思います。

それでは(@^^)/~~~

 

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