ウルトラマンタロウとウルトラマンレオ、プライベートでも仲良し。
はい皆さん、筆者です。
筆者が見たいんだけど、中々実現しないビジュアルというものがあります。
一つは、ウルトラマンティガとウルトラマンアグルの共演。
もう一つは、ウルトラマンタロウとウルトラマンレオの共演です。
タロウに変身する、東光太郎を演じた篠田三郎さんが、最終回を大事にしたいから、という理由で再登場を断っていることもあり、後年の作品でもタロウとレオのタッグというものはまず見られません。
しかし、篠田さんがウルトラマンの繋がりを大事にしているのはご存知でしょうか。
その繋がりで救われたのが、レオでした。
そんなお話を今回は紹介しようと思います。
ではスタート!
オイルショック下の二人のウルトラマン
1973年、ウルトラマンタロウの放送がスタートしました。
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タロウに変身する東光太郎を演じたのが、篠田三郎さんです。
その後も、NHK大河ドラマなど、、多数の作品に出演してキャリアを積みます。
その翌年、1974年の作品ウルトラマンレオで、レオに変身するおおとりゲンを演じたのが、真夏竜さんです。
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タロウとレオを演じた2人は、プライベートでも兄弟のような仲です。
デビューの当時は同じ事務所に所属しており、2歳年上の篠田さんは、真夏さんを弟のように可愛がっていたそうです。
更に、お子さんが同級生ということもあって、家族ぐるみの付き合いでした。
ゲンがガンに?
2004年、名古屋で舞台公演中の篠田さんに、奥さんから電話がありました。
真夏さんの奥様から電話があり、真夏さんが胃がんになったという話です。
驚いた篠田さん。
先生からは余命半年と言われ、病院を数件回りましたが、どうにもならないので困っているということでした。
真夏さんは、この半年前から腹痛に悩まされていました。
当初は肺炎と診断され、薬で痛みを抑えていましたが、 突如、舞台で倒れて、病院に運ばれました。
その病名は、進行性の胃がんでした。
ステージは3A。
そんな非情な宣告を受けた真夏さん。
真夏さんと奥さんは、胃がんを得意分野とする病院を必死に探しましたが、良い病院が中々ありません。
真夏さんの奥さんは、その旨を篠田さんの奥さんに電話してきたのでした。
光太郎の尽力
真夏さんは自分が助けないといけない、と思った篠田さんは、名古屋の舞台を続けながらも、昔から親交があった医師に相談しました。
そしてセカンド・オピニオンを通じて、診察、執刀してくれる病院を見つけることができました。
篠田さんが見つけたのは、過去に沢山のがん手術の実績を持っていて、更に手術後の影響を考えてくれる信頼できる大学病院でした。
篠田さんはすぐに、真夏さんに連絡を入れました。
手術してくれる良い病院があった。自分を信じてそこへ行くこと。
真夏さんは感謝を述べて翌日、篠田さんが紹介してくれた病院に来ました。
救われたレオ
何と病院には、忙しいはずの篠田さんがいました。
篠田さんは、病身の真夏さんを元気づけるため、名古屋から飛んできたのです。
当初、胃の全摘出が絶対と言われた真夏さんでしたが、末期の胃がんではなかったので、開腹手術で胃の三分の二を摘出、手術は成功しました。
そしてマックス、メビウスへ
病み上がりながらも、命を救われた真夏さんは、ウルトラマンマックス、メビウスにゲストとして登場。
更にウルトラファイトビクトリーなどでも、レオの声をあてておられます。
作品には出ないけど
篠田さんはその後の東光太郎を全く演じませんが、レオを救い、ウルトラ兄弟との繋がりは大事にし、またウルトラマンガイアを演じた吉岡毅志さんと昼ドラで共演した時は大喜びされたそうです。
出ないだけで、ウルトラマンを愛してはいるということですね。
ちなみに当時の真夏さん
真夏さんは、レオの主演が決定した時にタロウの現場を見学し、楽勝だと思ったそうです。
その後、毎週猛特訓という、あまりにも過酷な試練が待ち構えていたので、オファー受けたことを後悔したそうです。
今となっては昔の話ですが。
ウルトラマンタロウ、レオまとめ
命まで救ってくれる良い先輩がいてよかったね、ゲン、という話でした。
それでは(@^^)/~~~
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