ウルトラマンタイガの宿敵、ウルトラマントレギアとは。
さて皆さん、朝昼夜の温度差が激しすぎて、自律神経をぶっ壊した筆者です。
正直、これ書いてる間も吐きそうです。
では、ウルトラマンにそんな、吐き気をもよおす邪悪がいるのでしょうか。
今回は、2019年のウルトラマンタイガにて、散々ヘイトをかった、ウルトラマントレギアに関して解説していきます。
ではスタート!
トレギアは元々
ウルトラマントレギアは、元々はM78星雲・光の国、宇宙科学技術局のスタッフでした。
ウルトラマンタロウの親友で、ウルトラマンヒカリの部下にあたります。
しかし、どこかで歯車が狂い、光と闇は同義と考えるようになりました。
彼の運命を決定づけたのは、ウルトラマンヒカリが遭遇した、惑星アーブ事件でした。
捕食獣ボガールによって、アーブの生命体は食い尽くされ、ヒカリは怒りと無力感、絶望から、憎しみの戦士、ハンターナイト・ツルギに変貌します。
この情景を間近で見ていたトレギアは、光は容易く闇になると悟り、ウルトラマンたちが必死に守っている光など無意味だと判断。
自ら闇の道に進むことになります。
最初の登場は、劇場版ウルトラマンR/B。
ここで既に、何か心に傷を負っている人につけこみ、その人を利用するだけして破滅させるという、ウルトラマンらしからぬ凶悪かつ陰険な性格を見せます。
ウルトラマンジードに倒されたと思われましたが、エンドロール終了後、ちゃっかり登場。
そして、ウルトラマンタイガの世界に旅立ちます。
タイガでの動向
実はタイガが変身に使うタイガスパークは、このトレギアが開発したものでした。
しかも、タイガには因縁の相手、ウルトラマンタロウの息子という属性があります。
どうも、これが「面白い」らしく、愉快犯的な動向は加速する一方。
怪獣を操る、用が無くなれば物のように処分する外道っぷりを如何なく発揮します。
しかも、強力な光線、トレアラルティガイザーを駆使する戦闘力に優れた戦士でもあり、タイガに登場する正義のウルトラマン三人、タイガ、タイタス、フーマが何度挑んでも勝てません。
その最終的な目的は、タイガが戦闘に用いる「怪獣リング」の副作用で、タイガを狂暴化させ、闇の道を往かせ、光と闇が同義であることを証明することでした。
ウルトラマンベリアルとはまた違うダークヒーローですが、視聴者からは苦情が殺到。
要するに、タイガがどれだけ頑張っても、トレギアが勝つので、見ていてカタルシスがゼロ、ヘイトばかり溜まる、ということです。
昭和ウルトラマンの時期は、こういう声があったら即座に路線変更をしたものですが、今回は放送前に全てのエピソードを撮影し終わっているので、変えようがありません。
結果、正義のウルトラマンタイガが悪のウルトラマントレギアに何度も敗れる、ストレスフルな作品が半年、放送されることになりました。
三つの末路
最後は、ウルトラマンタイガ・トライストリウムの光線によって、最終回でやっと粉砕されてせいせいした、と思うじゃないですか。
劇場版で復活。
ウルトラマンタロウに、宇宙の魔神、グリムドを憑依させて操り、またウルトラマンたちに迷惑をかけます。
しかし、タロウから離れ、実体化したグリムドに、何とトレギアが食べられるという、惨めな最期を遂げました。
ウルトラマンに倒されなかったのは残念でしたが、これで肩の荷が下りたと思うでしょう。
ネット配信作品、ウルトラギャラクシーファイトでは、若い頃のトレギアがアブソリュート・タルタロスにスカウトされ、アブソリュート陣営に行き、どこまでもウルトラマンたちと戦い続けます。
その戦いは、まだ決着していません。
悪役って、去り際が大事よ。
ウルトラマントレギア、まとめ
ウルトラマンそのものへのアンチテーゼ、というキャラクターですが、人気キャラはおろか、ひたすらにストレスが溜まる相手として見られたのは不幸でした。
作り手と視聴者の感覚には、だいぶ齟齬があるようです。
それでは(@^^)/~~~
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