ウルトラセブン最終回に登場した怪獣、パンドンの何やかんや。
はいどうも、筆者です。
出しやすい怪獣、出しにくい怪獣というのがいます。
筆者も長年、二次創作をやっていたので、帰ってきたウルトラマンのアーストロンは出しやすい、ウルトラマンマックスの魔デウスは絶対扱いきれない、というのが分かるわけです。
では、今回紹介する怪獣はどうでしょうか。
ウルトラセブン最終回に登場した怪獣、パンドンです。
ではスタート!
最終回を彩った?
パンドンは、地球侵略を企むゴース星人が連れてきた怪獣です。
トンカツのような胴体の頭部両脇にクチバシが付いており、ここから放つ火炎が武器です。
正直、戦力としては心許ないのですが、ちょうどセブン、モロボシダンが度重なる侵略者との戦いで疲弊しきっていたため、戦いを優位に進めます。
セブンは既に、エメリウム光線も空中で拡散してしまって届かないほどに体力が減っていましたが、アイスラッガーによる接近戦に持ち込み、パンドンの片手片足を切り落として何とか勝利します。
その後、ゴース星人は火山の地底にミサイル基地を建造、各国の主要都市を攻撃し、地球防衛軍に降伏を迫ります。
ウルトラ警備隊は、ミサイル基地の所在を特定、攻撃を開始しますが、それはゴース星人に捕らわれたアマギ隊員を見捨てることでした。
ダンは満身創痍ながら、静観できず、アンヌ隊員に自分の正体と別れを告げ、セブンに最後の変身。
基地に突入し、アマギ隊員を奪還します。
攻撃作戦は成功、基地は吹き飛びました。
しかし、破壊された基地から、ゴース星人の怨念が乗り移ったように、片手片足を義手義足に換装されたパンドンが出現。
セブン最後の戦い
もはや立っていることもやっとのセブンを叩きのめし、アイスラッガーも受け止めます。
しかし、ウルトラ警備隊の猛攻を受けて後退。
そのスキをセブンが突きます。
体勢を立て直すセブン。
投げ返されるアイスラッガー。
セブンはウルトラ念力を発動し、さらにアイスラッガーを投げ返してパンドンの首を切り落としました。
最後の戦いに勝利したセブンは、光の国へ帰っていきます。
これが「ウルトラセブン」の最終回におけるパンドンの活躍でした。
ちなみに、最初「バンドン」だったのが、誤植で「パンドン」になって、それが定着してしまったそうです。
また、双頭怪獣ということで、鳥のような二本の首が生えた怪獣が当初は造形されましたが、当時の技術では二つの首を自在に動かすことは難しかったそうで、作り直されてしまいました。
ネオパンドン
オリジナルビデオ「平成セブン」に登場したパンドンです。
2002年の作品ということで、昔は実現しなかった双頭の造形がされ、大きくイメージが変わりました。
セブンの新技、ウルトラクロスアタッカーに切り裂かれました。
キングパンドン
「大決戦!超ウルトラ8兄弟」に登場したパンドンです。
ネオパンドンに近い造形がされていますが、ところどころ初代パンドンを思わせるディテールもあります。
武器は火炎弾を吐く「双頭撃炎弾」と、強力な衝撃を発生させる光線「ダブルレイ・インパクト」。
影法師に呼ばれて横浜で暴れ、ウルトラマンメビウスに倒されます。
この着ぐるみは出番が多く、ウルトラ銀河伝説、ウルトラマンサーガ、ウルトラマンギンガにも登場しています。
マガパンドン
ウルトラマンオーブに登場する、火の魔王獣です。
ウルトラマンゼロのカードに封じられていましたが復活、全身を炎に包んで都市の気温を上げていました。
オーブのスペリオン光線に敗れます。
このマガパンドンから、またパンドンはトンカツ頭というイメージに戻ったようです。
普通のパンドンも頑張ってるよ
ウルトラマンタイガでは、地球人に迫害されるゴース星人が、初代の造形を忠実に再現したパンドンを出現させます。
タイガには倒されませんでしたが、用済みと判断したウルトラマントレギアに切り裂かれます。
ウルトラマンデッカーに登場した個体は、幼体から急成長するという珍しい形で巨大化。
デッカーシールドカリバーとウルトラデュアルソードに切り裂かれました。
ウルトラセブン、パンドンまとめ
こういう主体性も特徴的な戦力も無い怪獣だと、二次創作で格好の当て馬になります。
近年ではメビウスのケルビムとかも。
それでは(@^^)/~~~
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