ウルトラマンゼロの仲間、ジャンボットに関して。
「よう光秀」
「信長さま?このスタイル久々ですねえ」
「秋だな。食欲の秋、芸術の秋」
「裏切りの秋」
「お前の必殺技な」
「で秋だから何ですか」
「今回は、爽やかな秋に相応しい爽やかな戦士を紹介したいと思う」
「ウルトラマンゼロの時、暑苦しかったですもんね」
「やはりウルトラマンの仲間は、ウルトラマンか地球防衛軍でないと扱いづらいのだろうか」
「今回はウルトラマンゼロの仲間になったものの、その後の扱いがどうも軽い気がするキャラクター、ジャンボットに関して語っていこうと思います」
ではスタート!
鋼の武人
「ジャンボットとは、ウルトラマンゼロの仲間である、自分の意思を持ったロボット戦士だ。鋼を戦士にするとは贅沢な」
「ウルトラマンゼロは、劇場版「超決戦!ベリアル銀河帝国」にて、自分とグレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンボットで、ウルティメイトフォースゼロというチームを結成しました」
「その映画の中で、戦士としての姿を出すのが最も遅かったのがジャンボットだが、ジャンボットはそもそも、戦闘形態になることの方がイレギュラーだったのだ。何故か」
「それは彼の出自に関係しています」
王族に仕える騎士
「彼は元々、ジャンバードという宇宙船だった」
「惑星エスメラルダの王女エメラナに仕える彼は、エメラナが動力炉に突っ込み、開拓惑星アヌーの少年、ナオが操縦することで、鋼の武人、ジャンボットに変形します」
「とはいえ、ウルトラマンベリアルを倒した後、エメラナは普通に動力炉から出てきて、ちょっと痩せた程度で済んだので、安心したのだがな」
ジャンボットの戦力
「ジャンボットは、戦闘ロボとして様々な武装を操ります」
「鉱石のエネルギーから放つビームエメラルド、腕からのビーム剣、ロケットパンチ、ミサイルなどがその武器だ」
「特に強力なのは背中から外す戦斧で、回転して敵を切り裂く『必殺・風車』でベリアル軍の暗黒参謀、ダークゴーネを倒しました」
「劇場版では斧が光ってるんだが、オリジナルビデオではそのエフェクトが省略されてるんだよな」
「さてこのジャンボット、モデルがあります」
「それは1973年、円谷プロ創立十周年で作られた特撮ヒーロー番組、『ジャンボーグA』だ」
ジャンボーグA
「ジャンボーグAは、地球侵略を企むグロース星人の率いる怪獣たちに対して、地球の兄弟星、エメラルド星が送ったロボットヒーローだ」
「貧乏航空会社のパイロット、立花直樹が操縦するセスナが通常の姿で、直樹の腕時計が輝くとセスナから戦闘ロボットに変身します」
「シリーズ中盤からは、車から変形するジャンボーグ9という二台目のロボットも登場。状況に応じて乗り換えて活躍したぞ」
「グロース星人は『ゴーネ』の字が付く参謀四人が指揮して怪獣を送り込み、地球パトロール隊PATがピンチに陥るとジャンボーグA、9が登場するという作劇スタイルです」
「ジャンボーグAの武器は光線技のビームエメラルド、ハンディングフラッシャー、頭突きで決着をつけるヘッディングキラー、腹から剣を引き抜くジャンサーベル、そして空中で高速回転して放つ『必殺・風車』だ」
「ジャンボーグAに対してジャンボット、立花直樹に対してナオ、必殺・風車。なるほどね」
「それから、ジャンボーグAもジャンボットも、変形の掛け声は『ジャンファイト!』だぞ」
「ベリアル銀河帝国に登場する3ヒーローは、それぞれ往年の円谷ヒーローをモチーフにしています。ジャンボットはジャンボーグA、グレンファイヤーはファイヤーマン、ミラーナイトはミラーマンという風に」
「ジャンボットらのテーマ曲と、昔のヒーローたちのBGMを聴き比べるのも楽しいぞ」
ジャンボット、その後
「その後はオリジナルビデオで、人工天球ビートスターに囚われ、弟、ジャンナインが作られました」
「ウルトラゼロファイトでは、ベリアルに取り憑かれたゼロに破壊されているが」
「時間巻き戻しで、無かったことになりました」
「何かなあ、ご都合主義だよなあ」
「劇場版ウルトラマンジードで久々に登場しましたが、顔見せ程度です」
ウルトラマンゼロ、ジャンボットまとめ
「つーかさ、光秀」
「はい?まとめでツッコミますか」
「エメラナが動力炉に入らなきゃロボットになれないなら、その後の作品でエメラナ無しに動いてるのはどういう理屈なの?」
「それでは(@^^)/~~~」
「あ、ごまかした」


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